グエムル -漢江の怪物- スペシャル・プライス [DVD]

監督 : ポン・ジュノ 
出演 : ソン・ガンホ  ピョン・ヒョボン  パク・ヘイル  ペ・ドゥナ  コ・アソン  イ・ドンホ  イ・ジェウン 
  • Happinet (2011年10月17日発売)
3.32
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本棚登録 : 86
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953025622

感想・レビュー・書評

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  • アニマル(モンスター)・パニック映画に登場する巨大化した、あるいは(本来ならあるはずのない)羽やら足やら牙やらがはえた凶暴なサメやタコやワニは、たいてい米軍が開発した生物兵器の失敗作だ。事情はすこし異なるものの「グエムル 漢江の怪物」のそれも、米軍が指示した薬物の違法投棄によりうまれた。つまり、これは米軍は韓国でもろくなことをしませんでした、というおはなし。なのだが、それだけではない。従来のアニマル・パニックものならば主題は当然、人間VSモンスターの死闘になるだろう。しかし、この作品はつれさられたヒョンソ(コ・アソン)と、彼女をすくおうとする家族たちのすがたをメインにえがいている。といっても、かれらはぜんぜんヒーロー然としていない。父親(ソン・ガンホ)は嫁に逃げられたぼんくらで、叔父(パク・へイル)は大卒のくせにアル中のフリーター、祖父(ビョン・ヒボン)は親バカ、叔母(ペ・ドゥナ)はアーチェリーの選手で、銅メダリストなのだけれど、直情型でいかんせん冷静さに欠ける。だから救出劇はなかなかうまくいかない。そのへんのままならなさと、その起因であるまぬけぶりがほほえましくも大笑いだし、ブラック・コメディ、トラジコメディとして秀逸。どたどたはしりまわり、ときにずっこけるどこかユーモラスなグエムルのうごきも、ザ・サンあたりに載っていそうな、合成写真の半魚人みたいなべたな造形も、あざやかな登場の仕方も不穏でよかった。アニマル・パニックとしては型破りな、しかし、悲喜劇としてはまあありがちな、やるせない結末もこのみ。

  • 再鑑賞。流石ポン・ジュノはモンスターパニックを撮らせても上手い。コ・アソンはその後の活躍をみても、子役の時から光っている。

  • いやぁ…意外と面白かった。思っていたよりも見れた。コロナが流行してからの映画かな…と思っていたけど、2006年とかの作品だった。主に家族愛的な内容だった。

  • うわー

  • 『お父さん、助けて!』
    (2006/09/02公開 原題:괴물THE HOST)

  • 解説:

    「ほえる犬は噛まない」「殺人の追憶」のポン・ジュノ監督が手掛けた異色のモンスター・パニック巨編。謎の巨大生物に娘をさらわれた一家が、政府の理解を得られぬまま独力で怪物に立ち向かう。

    ソウルの中心を東西に貫く大きな河、漢江(ハンガン)に、ある日、正体不明の巨大な生き物が出現、河川敷にいた人々を襲い始める。

    ここで売店を営むパク家の長男カンドゥも、中学生になる一人娘ヒョンソの手を握り逃げ出すが、混乱の中でヒョンソは怪物に連れ去られてしまう。

    やがて娘の生存を確信したカンドゥは、残された一家4人で救出に向かうが…。

  • なかなかおもしろかった。女の子とじいちゃんがよいな。
    ちょっと怪物の原因の隠蔽隠しの細菌のくだりとかは今ひとつだけど。

  • ペ・ドゥナがかわいい。
    CG駆使しまくり、衝撃シーン満載の中で一番印象に残ったのが、女子大生がヘアピンで爪の間を掃除していたところというのが悲しい。
    普通に面白いとは思った。

  • 今さんは酷評していたけれど、個人的にはそこまで悪くなかった。
    でも、ポン・ジュノだと思うと少し期待外れの感は拭えない。

  •  

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著者プロフィール

1969年生まれ。映画監督。2019年『パラサイト 半地下の家族』がカンヌ国際映画祭でパルム・ドール、アカデミー賞で作品賞を含む4部門受賞。監督作品に『ほえる犬は噛まない』『母なる証明』ほか。

「2021年 『ポン・ジュノ映画術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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