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- / ISBN・EAN: 4988102530723
感想・レビュー・書評
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アイドルを引退して女優を目指し汚い仕事も引き受けて生きる主人公の前に、アイドルのまま汚れずにいるバーチャル主人公が現れる。もがき苦しむ主人公。
ストーカー、関係者の惨殺事件、精神錯乱・・・劇中劇なども用いた、虚構と現実が錯綜する世界が凄まじい作品。
監督の今敏氏が「入れ子構造」と本作品を表現していたが、虚構と現実の「どちらにどちらが入っている」のかわからない怖さが終盤にたたみかけてくる。
虚構も現実も、他方と二項対立を成すことで初めて相対的に形成されるものであって、絶対的な真実など初めから存在しないのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
夢か現か。
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最高に好き。人物の描写や動きにリアリティありすぎ。後半からはどれが現実なのかわからなくなってくる。未麻もこんな状態だったんだろうなー
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ところどころ無理があるので、無いわーと現実に帰ってしまったところが難点。
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アニメなんだけど、怖い。。
ホラー。
絵がリアルで、それが、またいい。 -
よく考えたら、今敏の作品て、いくつか見ていないのがまだあったな、と思ったので。見ていて、目を背けたくなるような描写が結構あって、身につまされるのだけど、捉え方が多元的なところは非常に面白くて、魅せられる。(11/1/10)
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こわかったよ。風邪を引いているときに観たんだよ。今敏はすごいって思ったよ。
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原作:「パーフェクトブルー 完全変態」竹内義和(1991年)
1998年2月公開(82分)
監督、キャラクターデザイン:今敏
アニメーション制作:マッドハウス
今敏監督日記
http://konstone.s-kon.net/modules/notebook/archives/60
ダレン・アロノフスキー監督「ブラック・スワン」 -
ダブルバインド、劇中劇、
アイドルとしての私、女優になる私、私。
様々なイメージが象徴として出てきては消える。
今敏監督によるメタ手法。
物語としてはミステリなのだけれど、
このようにそれが視覚化されると強烈になる。
視覚化というのは他人のイメージが丸々自分の中に入り込んでくる。
文字だけでは頭のどこかでセキュリティーにかかるが、
視覚となるとそうはいかないのである。
唸る作品。