パーフェクトブルー 【通常版】 [DVD]

監督 : 今敏 
出演 : 辻親八  堀秀行  江原正士  松本梨香  梁田清之  古川恵実子  大倉正章  岩男潤子  篠原恵美  塩屋翼  新山志保 
  • ジェネオン エンタテインメント
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102530723

感想・レビュー・書評

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  • アイドルを引退して女優を目指し汚い仕事も引き受けて生きる主人公の前に、アイドルのまま汚れずにいるバーチャル主人公が現れる。もがき苦しむ主人公。
    ストーカー、関係者の惨殺事件、精神錯乱・・・劇中劇なども用いた、虚構と現実が錯綜する世界が凄まじい作品。

    監督の今敏氏が「入れ子構造」と本作品を表現していたが、虚構と現実の「どちらにどちらが入っている」のかわからない怖さが終盤にたたみかけてくる。
    虚構も現実も、他方と二項対立を成すことで初めて相対的に形成されるものであって、絶対的な真実など初めから存在しないのかもしれない。

  • 夢か現か。

  • 最高に好き。人物の描写や動きにリアリティありすぎ。後半からはどれが現実なのかわからなくなってくる。未麻もこんな状態だったんだろうなー

  • ところどころ無理があるので、無いわーと現実に帰ってしまったところが難点。

  • アニメなんだけど、怖い。。
    ホラー。
    絵がリアルで、それが、またいい。

  • 今見ると、ちょっと設定が古いんだけどサイコサスペンスとしては一級。

  • よく考えたら、今敏の作品て、いくつか見ていないのがまだあったな、と思ったので。見ていて、目を背けたくなるような描写が結構あって、身につまされるのだけど、捉え方が多元的なところは非常に面白くて、魅せられる。(11/1/10)

  • こわかったよ。風邪を引いているときに観たんだよ。今敏はすごいって思ったよ。

  • 原作:「パーフェクトブルー 完全変態」竹内義和(1991年)

    1998年2月公開(82分)
    監督、キャラクターデザイン:今敏
    アニメーション制作:マッドハウス

    今敏監督日記
    http://konstone.s-kon.net/modules/notebook/archives/60

    ダレン・アロノフスキー監督「ブラック・スワン」

  • ダブルバインド、劇中劇、
    アイドルとしての私、女優になる私、私。
    様々なイメージが象徴として出てきては消える。
    今敏監督によるメタ手法。
    物語としてはミステリなのだけれど、
    このようにそれが視覚化されると強烈になる。
    視覚化というのは他人のイメージが丸々自分の中に入り込んでくる。
    文字だけでは頭のどこかでセキュリティーにかかるが、
    視覚となるとそうはいかないのである。
    唸る作品。

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著者プロフィール

今 敏(こん さとし)
1963年10月12日生まれ。北海道出身。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒。漫画家、アニメーション監督。大学在学中の1985年、ちばてつや賞を受賞し、漫画家としてデビュー。漫画作品としては『海帰線』、『ワールド・アパートメント・ホラー』、短編集『夢の化石 -今 敏全短篇』(以上 講談社・刊)、『OPUS』上・下巻、『セラフィム 2億6661万3336の翼』(以上 徳間書店/復刊ドットコム・刊)がある。
1990年以後、劇場用作品を中心に、美術設定やレイアウト担当としてアニメーションの世界でも活躍。1998年には、映画『パーフェクトブルー』で初監督。その後、2002年『千年女優』、2003年『東京ゴッドファーザーズ』、2006年『パプリカ』を発表し、世界各国の映画賞を受賞。また、2004年には、TVアニメ『妄想代理人』を、2007年には短編アニメ『オハヨウ』を制作。
2010年8月24日逝去。享年46歳。

「2023年 『今 敏 MANGA選集 3 海帰線 [ワイド版・生原稿ver.] KAIKISEN』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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