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- / ISBN・EAN: 4988182110341
感想・レビュー・書評
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リアルな重さと、一度観たらまず忘れられないイマジネーションと鑑賞後のモヤモヤ……流石です。青春ものというわけでもなし、かと言って悪を称える悪徳ものでもない……捉えがたい感情になりますね。敢えて枯淡な味があると言いたいです。
(☆は3.75くらいです。)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ブニュエルの復活を飾る一作。
メキシコの貧しい子供達のはなし。
少年院から帰ってきた年長の青年はお礼参りで密告した相手をなぐりころしてしまう。同伴していた少年も共犯だと言われ激しく動揺する。少年は母親の愛情を望んでいたが、素行の悪さから母親にはって日頃から疎まれていた。母親に受け入れてもらおうと鍛冶屋ではたらきはじめるが、青年がナイフを盗んだ濡れ銀を被らされ、施設送りになってしまう。そこで初めて母親の深い想いににもきづかされる。信用してくれた所長のお使いを真面目に果たそうとするが、またもや青年に金を奪われ、施設に戻るに戻れなくなってしまう。青年が犯人であることもしれ追い詰められかた彼に少年は殺されてしまう。青年も劇間に射殺されてしまう。
初期のシュールレアリズムな作風から一転、極めて普通のドラマ。ペドロの夢のシーンにその独自なイメージの片りんを伺わせるぐらい、貧しい悪ガキたちの救いようのない顛末を描いているんだが、今となっては共感する要素はあまりない。幸薄く模範になる大人の助言をないガキ達の暴力的で刹那的な生態を活写しているが、それ以上のものはないなあ。。 -
丸尾末広先生が最も衝撃を受けたという作品だそう。