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- / ISBN・EAN: 0886972394121
感想・レビュー・書評
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絶頂期のマイケル(と、兄弟達)のライヴ・パフォーマンスが聴けるのが、1981年の全米ツアーの模様を収めた、それまでの12年間のキャリアで初となるライヴ盤"Live"です。
ジャクソン5時代の曲、マイケルのソロ曲も含んだ全14トラック(メドレー有り)は、彼等が視覚的な部分だけでなく、音楽的にも素晴らしいことを見せ付けてくれます。
"Opening〜Can You Feel It"の時点から、歓声が凄く、いかに人気があったかが分かります。
ノリノリで踊れる曲が多く、中でも"Things I Do For You"〜"Off The Wall"は生で観たかったな〜と思わずにはいられません。
この後、マイケルのメンバー紹介が入り、"Ben"が演奏され、その後"This Place Hotel"、"She's Out Of My Life"の後に、ライヴでも上映された映画(ジャクソン5の回想で、"I Want You Back")が流れ、それを止めるマイケル。
"Never Can Say Goodbye","Got To Be There"が少しだけ演奏された後、本作、最大の聴きどころ、ジャクソン5時代のメドレー("I Want You Back〜ABC〜The Love You Save")になります!
モータウン・サウンドの1つの頂点がここにある、と言っても過言ではないんじゃないでしょうか。
不満なのは、メドレーでなく、1曲毎にちゃんと演って欲しかった、という点ですが、それでもこのアルバムの価値が損なわれることはありません。
この後、"I'll Be There"もあります。
マイケルのヴィブラードをかけまくりの歌声が、曲に合っています。
数多くのアーティストがカヴァーしていますが、この曲は、マイケルが1番、魅力的に歌いますね。
"Rock With You"からは、またダンス・ナンバーが続きます。
"Lovely One"聴くと何故か、ドリフを思い出してしまう・・・(笑)
"Working Day And Night"は、最初の"ドゥドゥ・・・・"が、聴きどころですね。
"Don't Stop 'Til You Get Enough"も裏声が上手いこと出てますが、たまに疲れているのか、声を伸ばす最後に、ハッ・・という呼吸が、結構聞こえます。そこがまた、ライヴ感を出していて、良いです。
最後は、"Shake Your Bady"。
観客との"ホ〜ウッ","ヒェ〜ッ"の掛け合いは、聞いてて楽しいです。
全体を通して、ジョナサン・シュガーフット・モフェットのドラム、ビル・ウルファーのキーボードがでしゃばり過ぎず、良かったです。
どの曲も、テンポが良いので、あっという間に聴き終わってしまいます。
車で聴きたいアルバムですね。
ただ、やっぱり、マイケル・ジャクソンという人は、圧倒的なダンスによる視覚的な魅力が凄まじい人なので、音だけ聴くのでは、魅力が半減してしまうのもまた事実です。
そういう意味では、映像でなければ、駄目なのかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示