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- / ISBN・EAN: 4988102491734
感想・レビュー・書評
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じんわり。シュールな笑いもありつつ、のんびり観ました。
オダギリジョーさん演じる友哉と、三浦友和さん演じる福原さんが東京の街をだらだら喋りながらひたすら散歩するの、ずっと見ていたくなりました。
福原さんは妻を殺害していて、警視庁へ自首しに行くための、つかの間の散歩。終わりが見えている散歩。切ない。
福原さんがかなり振り回すので、最初は何この人…みたいに思ってた友哉が、だんだんと慕っていく感じも切なかったし、友和さん・オダギリさんと、小泉今日子さんと吉高由里子さんで擬似家族になっててはしゃいでるのも切なかったです。
オヤジ、って呼ぶのも呼ばれるのも嬉しそうだった。
亡き王女のためのパヴァーヌがかかるタイミング。。
呆気なく別れはくるし。「一緒にいたいと思った人が必ず消えちゃう性分なんで」
福原さんの妻の同僚の岩松了さんとふせえりさんと松重豊さんの空気感も笑います。結局、福原さんち行ってないっぽい。
小ネタも面白かったです。ババア!って暴れまくってたの良純さん…。
麻生久美子さんが交通課のお巡りさん!と思ってたら友情出演の三日月さんだった。嬉しい。
わたしも岸部一徳さんに街で会いたいです。良いことあるのかなぁ。。
原作あるようなので読みたくなりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
三木監督のぶっ飛びも少々加えつつも、ゆるやかなストーリー
各登場人物の個性の強さがとても三木監督らしいです。
寝る前のホットミルクのような温かさが、終わった後に残る感じ
エンドロールで何故かほろりと一筋の涙が頬を伝いました。
ー きっと肛門の筋が1本少ないのよ ー
って人たちのお話です。 -
安心感。
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時効警察の三木聡×オダジョーコンビを三浦友和と小泉今日子が脇をがっしりかためてます。こういう、ゆるいんだけど、最後ふんわりさせてくれる邦画が大好物。やりすぎない感じもいいし、まだブレイク前?の吉高由里子が出ているけど、いいキャラかましているし、大満足。
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84万円の借金があるオダギリジョー、返済期限を前日に控えたある日、
借金取りの三浦友和から借金をチャラにする方法を提案される。
それは東京を一緒に散歩してくれということだった。
監督三木聡、主演オダギリジョーという「時効警察」コンビが贈る、
心が温かくなるお散歩ムービー。
ゆるくて、笑えて、なんだか愛が溢れてる、とてもいい映画。 -
絶対オシャレなだけでつまんないと思って借りたのに、不覚にも面白かった。
邦画でこんなにソワソワしたのは、苦虫女以来かも知れない。
途中から、あんまりにも三浦友和とオダギリとキョンキョンが理想の家族過ぎて、予想される別離オチが悲しくてジタバタしそうになった。
『あああ。こんなに幸せなのに、別れちゃうんだよな。別れなきゃオチつかないもんな。わあああ!いいよ、映画終わんなくて!時間止まれ!続け幸せ!』ってなった。
ラストもよかった。安易に盛り上げて涙を誘おうとしない潔さが最高だった。
ああいう終わり方されると、切なくて、名残惜しくて、エンドロールまで食い入るように観てしまう。(な)
うーん、なんかふつうに雰囲気邦画だったかも。ただ、オダギリジョーは『ゆれる』くらいしか見たことなかったけど、意外とよかった。
疑似家族のところもやっぱりよくて、三浦友和とキョンキョンの出がけのちょっとしたやりとりとか、幸せな光景だなーと思った。ただ、吉高が演じるふふみのキャラが…。こういう幼児キャラ?は「不思議ちゃん」でいいのかな。なんか見てて違和感がすごい。
個人的には松重豊が好きなので、岩松了とふせえりとのズッコケ3人組感は面白かった。(り)