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- / ISBN・EAN: 4988142668622
感想・レビュー・書評
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大物俳優が3人も出ているのに、全く日本では売れなかった作品。でもコレがマイナー扱いなのはおかしい。大学生には特に見てもらいたい。日本人には少々理解が難しいのかもしれないが、理解しなくてはいけないと内容だ思う。
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気がついたらちょうど2ヶ月映画見てませんでした(汗)
ありえないけれど
近頃パラレル・ワールドの住人でしたから、しょうがないですね。(なにが?)
ワーナーマイカルシネマズ新潟南にてレイトショー鑑賞。
そうそう、劇場貸切でした!
いつも貸切になるのは、シリアスの映画なんです。
不思議なものです。。。。
監督 ロバート・レッドフォード 製作 ロバート・レッドフォード マシュー・マイケル・カーナハン アンドリュー・ハウプトマン トレイシー・ファルコ 製作総指揮 ダニエル・ルピ 脚本 マシュー・マイケル・カーナハン 音楽 マーク・アイシャム
出演 ロバート・レッドフォード メリル・ストリープ トム・クルーズ マイケル・ペーニャ デレク・ルーク アンドリュー・ガーフィールド ピーター・バーグ
対テロ戦争の持論を展開している上院議員アーヴィングは、大統領への野望を抱き、その布石として世論の支持を得るため、ニュース番組の女性 ジャーナリスト、ロスへ言葉巧みに情報操作しながら売り込みをかけていた。だが、アーヴィングが掲げた戦略の裏には“仕組まれた真実” が潜んでいると確信した彼女は、逆にその真相を明らかにすることが自分の使命だと決意する。そんな中、対テロ戦争に命をかけることを選択した2人の若者 アーネストとアリアンは、その戦略に従って戦地であるアフガニスタンに赴く。
2007年アメリカ作品。
ロバート・レッドフォードとメリル・ストリープ、トム・クルーズなのにヒットしてないみたいだなぁと思いつつ見に行く。
これ、興行的にヒットする映画ではないでしょう。
エンターテイメントではない、社会派の映画でした。
アメリカの歴史を知っていないと難しい映画になってました。
一応ベトナム戦争も、ウォーター・ゲート事件も、2次大戦も、1次大戦も個人的に興味があってちょっとかじったし、911以後はお誕生日が一緒のことも会ってフセインのニュースは追いかけていたのでなんとか理解できました。
でも
もっと基礎学力?基礎知識があったら違ったのかもしれませんが。。。。
自分の頭で考えているつもりで考えていないかもしれない。
そんな危機感を持った作品でした。
自分の意見を述べて、相手の反対意見を聞いて、「議論」する。
これって難しいことだと思うのです。
自分の「感じる」ことをきちんと「言葉」にして「議論」できる頭がほしいものです。
できるものならば、もっと「賢い」人間になりたいなと思いながら見ました。
考えるだけではなく行動できるようになりたいものです。
ロバート・レッドフォードは子供のころから好きな俳優さんで、
あのブルー・アイはたまりません!
70歳すぎても「かわいい」笑顔でした。
トム・クルーズもがんばって演技してましたね。
ちゃんと「政治家」に見えたし、
メリル・ストリープと互角に演技してましたね。
それもある意味びっくりでした。
ある意味共和党キャンペーンの映画かなぁ? -
ロバート・レッドフォードが7年振りにメガホンをとり、アメリカの対テロ政策の裏を描く感動的な群像ドラマ。政治家とジャーナリストの間で繰り広げられるサスペンスフルな展開に、戦場でのドラマ、大学教授と無気力な生徒のやりとりが複雑に絡み合う。戦争や生死の意味という根源的な問題への、レッドフォードのアプローチに注目したい。(Yahoo!映画より)
現在も続いている、イラク・アフガニスタン派兵問題。アメリカ兵はこれまで4000人以上が死亡、約2万5千人が負傷しており、平和維持・紛争鎮圧を大義名分に、アメリカの若者が犠牲になっていく。これを痛烈に批判した社会派サスペンスといった内容だ。
物語に出てくるアーネストとアーリアン。2人の若者の結末が悲しい。2人は貧しいながらも、夢や希望を輝かせ勉学に励み大学進学までした。しかし国の現状を憂い、アフガニスタンへ志願兵として、派兵することが意義のあるものと信じて赴く。主人公であろう大学教授のマレー教授が2人の行動を例に挙げて、怠惰な学生生活を送る生徒に言い放ったセリフがとても印象的だ。
「今下す決断は変えられない。やり直すには歳月がかかる。その間に君は変わる。皆同じだ。結婚したり借金ができる。今の君はいなくなるだろう。将来性や可能性というものは、気まぐれだ。いつの間にか消える。だが、忘れるな。もう君を支える者はなく、今下す決断に君は生涯責任を取らねばならない。」
アメリカの若者達に重くのしかかる、終わりのない戦争と現実。傍観者である私達は、あまりにも無関心すぎるのかもしれない。 -
日本という極東の島国の人々は、アメリカという曖昧に大きさを誇示する国に、父親を、父性を求めた。
「僕を怒って。僕を守って。僕に正しい道を示して。」
…けれど実際、アメリカそのものが父親探しの真っただ中なんだよね。
カタカナ英語を溢れさせて、例えば「京都」という作られた土地にのみ帰属意識を持ち、都合の良い時にだけ「日本」を実感、安らぎを得る。
アメリカを含める事でしか価値観を共有出来なかった国は、世界から忘れ去られる運命にあると思う。
その時になって泣きわめいても、もう遅い。
ヒステリックな、誰の皿にでも載る尻軽女に、手を差し伸べる男は少ないし、いたとしても不幸しか運ばないんじゃないのか?
「愛される」努力を忘れたメディア。
「知る」努力を忘れた大衆。
…TVという伝えるツールはほとんど壊滅状態。もう、「これから腐る」所ですら残っている部位は少ない。
そんで更に。
おれが吐き出す甘ったれた言葉を、「青臭いんだよ」と切って捨てられる「本当の大人」は、少ない。本当に少ない。
知る事が容易になり、むしろ情報を選ぶ才能が重要になった今こそ、1人1人がジャーナリストになるべき時だと思う。何度もそう思う。
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二度観て、やっとこの映画の面白さと意義、凄みが
腹に落ちた。
911後、ブッシュドクトリンを掲げ、全世界的対テロ報復を打ち出した
アメリカ。
「正義」という旗の下、繰り広げられている現代の戦争。
非常にシニカルに、一方で情を廃して淡々と綴る語り口により、観る者に
冷静にそしてより深く、アフガニスタン・イラン・イラク、そしてテロの
問題について考えるよう促す。
共和党のエースで国防政策のキーマンでもある上院議員、
大学教授、
ベテラン報道マン、
現代に在りながら志願兵となるごく普通の大学生達と、
恵まれており特に何もせず日々を送るごく普通の学生(←現代っ子の大半の姿)、
この5つの視点の絡め方が秀逸。
脚本と演出が冴え渡っている。
また、主演3人の、もはや名人芸の域に達しているかのような凄みある演技
にも強く引き込まれる。
今の時代における自身の在り方と、「伝えたいこと」について、
深い思考と、前へ進めという鐘を強く耳元で鳴らされる思い。
「大いなる陰謀」とは、
原題とはずいぶん違うニュアンスだが、上手い、と思う。
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対テロ戦争に関わる様々な立場の人達の群像劇。映画に結論はない。考え、行動せよというレッドフォード監督のメッセージなんですね。トク・クルーズがはまり役でした。もう、ぴったり!あはは
2008.10.15 -
★映画館にて★
2008年度のmy best1 movieになるであろう作品。
3つの舞台で描かれている作品。
一件共通点はなさそうだけど、その全貌が徐々に明らかになる。
この3つの舞台はお互い1度も接しないところがいい。
話は難しすぎて完璧に分かったとはいわないけど
すっごく自分的に惹かれた。
トムクルーズとメリルストリープの長すぎるセリフ
演技が白熱しすぎている。惹きこまれる。
本当に自分的に素晴らしい作品だと思う。
観たあとにすっごく思い返して感動した作品。
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日曜日は「大いなる陰謀」を見てきました
久しぶりに考えさせられる映画でした
約2時間の映画だったけど、ものすごく濃密
アクション映画とかじゃないけど、一瞬たりとも油断できない展開
まるで人生のようにとてつもなく長い時間のようにも感じられる反面、
ほんの10分くらいしか見ていないような、
もっと続きが見たいような、
その後が気になる、
そんな気持ちになる
そんなそんな、超深い映画でした
…ボキャブラリーが貧困なので、
映画レビューはここまで(笑)