天国の門 [DVD]

監督 : マイケル・チミノ 
出演 : クリス・クリストファーソン  クリストファー・ウォーケン  ジョン・ハート 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2.88
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本棚登録 : 27
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142692023

感想・レビュー・書評

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  • なぜか録画したので、頑張って見ました。
    一回ではわからないことだらけで、再びとばしながら見て、さらにインターネットで調べました。

    製作費が非常にかかったのに、全くヒットせず1週間で興行を打ち切られ、莫大な赤字を出し、制作会社は倒産。
    一時期ギネスブックに「史上最悪の赤字を出した映画」として掲載されていたそうです。

    でもヨーロッパや日本では公開時から高い人気を得ていて、アメリカでも再評価の兆しがあるとか。

    自分としては、見て、まあ良かったかな。
    本ではなかなかわからない様子が見えるので。

    これからもこういう大作を、ネットで確認しながら見ていきたいと思いました。

  • うーん、バランスが悪い、、

    構成が途切れ途切れでうんこなんだよなぁー

    イザベルユペールが正統派ヒロインやってて面白い。今では考えられないわ。

  • これは、回転の映画だった。卒業式、銃撃戦でも回る、回る。ただ、その意味づけがよく分からなかった。

    あと卒業式、無駄に長い。胸にぐっとくるものがあまりない。

    これ、すごい制作費がかかったらしい。でも売れなかった。偉大な失敗作。

    【ストーリー】
     1870年、東部の名門ハーバード大学の卒業式。総長の祝辞を熱い視線でみつめる生徒たちの中にジェームズ・アベリル(クリス・クリストファーソン)とビル・アーバイン(ジョン・ハート)の顔があった。
     それから20年、アメリカは混乱期を迎えており、ワイオミングにも、東ヨーロッパからの移民たちがおしよせ、すでに生活を築いていたアングロ・サクソン系の人々とのトラブルは避けられなかった。
     ある日、家畜業者協会の評議会が召集され、リーダー、フランク・カントン(サム・ウォーターストン)は、移民による牛泥棒の対策として粛清の議案を提出した。なんとその人数は125名。その会議にはアーバインも列席していたが、彼はかつての情熱を失い、今は酒びたりの堕落した生活を送っていた。
     この土地に保安官としてやってきたアベリルは、再会したアーバインから、粛清の計画を聞き、なんとか阻止しようと、移民の集まる酒場の主人ジョン(ジェフ・ブリッジス)に協力を求めた。そして、彼が想いを寄せる娼館ホッグ・ランチの女主人エラ(イザベル・ユペール)のもとへ行く。
     彼女を愛しているもう1人の男ネイト・チャンピオン(クリストファー・ウォーケン)は、牧場主に雇われた殺し屋だ。2人の愛の間でゆれ動くエラ。ジョンンン郡に移民1人殺し値50ドルで雇われた庸兵たちが向かっている頃、移民たちの憩いの場のローラー・スケート場「天国の門」では、集まった人々に、アベリルが例の粛清の件を告げリストを読み上げた。むごい仕打ちにおののく人々。
     一方、チャンピオンから求婚されたエラ′は、彼の家族に紹介され、その誠意に心うごかされるが、その日、ホッグ・ランチに戻った彼女はレイプされ、店の女たちは全員惨殺された。カントンの傭兵による仕業だ。天国の門では、移民たちの集会が再び開かれ、人々はそこで団結の絆を固める。
     その頃、チャンピオンの家が傭兵に襲われ「エラを頼む」という手紙をのこして彼は死んでゆく。戦いは開始された。予期せぬ移民たちの逆襲で庸兵たちは倒れてゆく。かけつけた州兵騎馬隊たちによって平定された時は、あたりは死体の山と化していた。
     新しい出発を誓い合うアベリルとエラ。しかし、喜びに満ちたエラが、生き残っていたカントン一味に惨殺されるという悲劇が突然襲う。数十年後、今はヨットの上で安定した生活を送っている年老いたアベリル。しかし、ヨットの上で彼が想うことは若き闘志に燃えた頃の自分、それにネイト、エラのことだった。
     西部開拓史上にその名を残すジョンソン郡戦争をテーマに極限状況に置かれた人々の愛と友情、哀しみを描く。製作はジョアン・カレリ、監督・脚本は「ディア・ハンター」のマイケル・チミノ、撮影はビルモス・ジグモンド、音楽はデイビッド・マンスフィールド、編集はトム・ロルフ、ウィリアム・レイノルズ、リサ・フラックマン、ジェリー・グリーンバーグ・美術はタンビ・ラーセン、衣裳はアレン・ハイフィルが各々担当。
     出演はクリス・クリストファーソン、クリストファー・ウォーケン、ジョン・ハート、サム・ウォーターストン、ブラッド・ダリフ、イザベル・ユペール、ジョセフ・コットン、ジェフ・ブリッジスなど。

  • ラストで軍隊が掲げる星条旗とエイブリルが戦地へ向かう時に後ろでたなびく星条旗に意味の違いを感じた。法を味方につけ移民を皆殺しにしようとする牧場主達もアメリカ人であり、名門の出であるがゆえ、移民皆殺し計画の愚かさに疑問を感じ葛藤するエイブリルやアービンもまたアメリカ人である。そのようなアメリカという国の割り切れなさが上手く描かれていた映画だと思う。個人的にマイケル・チミノの描く人種の特色が色濃く出たパーティシーンが好きである。

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