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- / ISBN・EAN: 4988135602572
感想・レビュー・書評
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おじさんの化粧した姿がつらい
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イタリア、ベネチアなどを舞台とした作品です。
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かなり退屈でした。美少年=怪しげに演出された肌の綺麗な切れ目の少年です。変なおっさんに付きまとわれ、挙句の果てに「愛してる」とまで言われてしまう哀れな少年の物語。この映画は個人的になんか生理的に受け付けなかった…。おっさんとタジルのアップがいちいち気持ち悪いし、不愉快。
<あらすじ>
静養のためヴェネツィア(ベニス)を訪れることにした老作曲家は、その道中、船の中で(ちなみにこの船は「エスメラルダ」号といい、後に映画中に登場する若い頃売春していた女と同じ名前である) ふと出会った少年・タジオに理想の美を見出す。以来彼は浜に続く回廊をタジオを求めてさまようようになる。
ある日ベニスの街中で消毒が始まる。尋ねると疫病が流行しているのだという。やがて自らも感染した彼はまるで死に化粧のように白粉と口紅を施し、タジオの姿を求めてヴェニスの町を徘徊する。
疲れきった彼は体を海辺のデッキチェアに横たえながら友人とはしゃぐタジオの姿を見つめ、波光がきらめく中笑みを浮かべつつ死んでゆく。流れた涙で化粧は醜く落ちていく。 -
喋らない美少年。
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ビョルン・アンドレセン.............
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美に翻弄されながら死んでゆくのも素敵かもしれない
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「カミュなんて知らない」を観て、こちらに来ました。
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ビョルンが美しすぎました。
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冒頭の美しい夕闇のシーンが始まる前から既にマーラーの第五番が流れていて行き成りクライマックスの感。Dirk Bogarde演じるドイツの老作曲家グスタフ・アッシェンバッハは静養の為にヴェネツィアを訪れ、滞在先のホテルでBjorn Andresen演じるポーランド人の少年タージオに目を留める。彼は少年の美しさに心奪われホテルや海辺でその姿を見詰め続け、ついにヴェネツィアを離れられない。“美”が物語の主軸。アッシェンバッハは本当に一心にタージオを見詰めるので、タージオも自分へ向けられている視線に気付くけど決して不快な表情はせず、時にそっと微笑んだりする。彼の目は余りにも妖艶。アッシェンバッハがタージオの髪を撫でるシーンが一度だけ。二人は一切言葉を交わさない。そもそもタージオには台詞が殆ど無いんだけど、海で遊ぶシーンは生き生きしてるし、泥だらけのまま母親へ貝殻を持って行くシーンでの笑顔はとても可愛くて、彼は美でありながら生の象徴でもある。ラストはタイトル通りだけど、その恍惚と来たら。芸術家は自然のまま存在する美に負け、でもあの死は幸福だったと思う。