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- / ISBN・EAN: 4935228084418
感想・レビュー・書評
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日本式結婚についてちょっと本気で考えなければと思い鑑賞。なんというかアレルギーが抉り出される。全体的に染み渡る辛気臭さ、がんじがらめの慣習への息苦しさ、距離が近すぎるどろどろの人間関係、男尊女卑的感覚と苛立たしい男にしがみつくしか生きていく道がないような女性(これはしのぶさんの演技が上手すぎてもはや気味が悪くなったので彼女のホラーシーンは毎回飛ばさざるを得なかった。)、なにかしらの伝統の神格化とそれ以外への排斥。麻生久美子は確かに美しいがそこに人格は認めておらず商品として神格化されている。それが絶対主義的で恐ろしさえも感じてしまうような怖さがある。
なぜこんなにも気色が悪いと感じるのだろうかのだろうか.....古臭さと嘘くささが共存している。キャストは好きなのに残念すぎる。その背後に潜む暴力性が見えるからだろうか。全体的に善悪の2項対立を極端に配置し過ぎていて気味の悪さが際立っているのだろうが、古典的すぎてセンスが悪い。
そもそも日本で結婚の時だけキリスト教式に誠実さを誓ったって、やっぱりそれは嘘にしかならない。日本人はきっと愛も友情も自由も平等も、そんなものファッションでしかない。それっぽいからしなきゃいけないものであって、それが周りにどういう影響を与えるかというところまで深くキリスト教的世界観を知ろうなどという気はない。
本気で愛とか考えたいなら、やっぱ日本じゃダメなんじゃないか、と思った。だってその文化はもともとなくて、ただメディアによって表層的に輸入されただけだ。その国では理性よりも感情が優先されている。それは明らかにヨーロッパ文化と相性が悪いのである。
こんな映画を見ると日本でのどろどろの人間関係を思い出して嫌な気分になった。しかし、それは文化的な根無し草である日本の象徴かもしれない。だからといって、それ自体がどこかで最近構築された理想である女性のお淑やかさへの手放しの賞賛とそれ以外の排除、みたいな伝統に則ったところで限定的に幸せになれる人はいるかもしれないが、マジョリティを排斥してしか成り立たないという矛盾がある。
この映画の嫌いな部分、おそらく一言で言えば視野の狭さとそこから生じる、彼らが賞賛しているはずの「良さ」に対する矛盾に満ちた逆説だろうか。
私はもうちょっと軽いコメディの方が好きだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「時効警察」のコンビと聞いてレンタルしてみたけどなんか最終的によく分からなかった…期待しすぎた…
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よくわからない
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つまんなかった。
くそつまらなかった。
結局この映画は、人に何を訴えたいんだ? -
オダギリジョー、原田芳雄、麻生久美子、大竹しのぶ。
父子家庭に、お見合いで瞳がくることになる。
そこに、謎の男。父の恋愛。
展開についていけんかった。 -
ほのぼのというか、ぼんやりとしてて、ストーリーが把握できなかった。最後が少し切なかったけど、幸せってなんだろ?今ある幸せに甘んじることは幸せって呼べるのかな?って思った。
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2011.09.18
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たみお弱過ぎ。
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完全に音楽目当て!
途中からずっとお父さんとひとみさんがくっつくんじゃないかと思ってヒヤヒヤしてた
自分が欺かれるのも嫌だけど、自分の大切な人が傷つくのはもっと嫌だよね。
いやだな、怖いな、あたしもこんな何もない生き方をするのか。 -
見る人によって解釈を大きく違えそうな作品。
自分なりの解釈に自信がある人は是非。