レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで スペシャル・エディション [DVD]

監督 : サム・メンデス 
出演 : レオナルド・ディカプリオ  ケイト・ウィンスレット  キャシー・ベイツ  マイケル・シャノン  キャスリン・ハーン  デヴィッド・ハーバー 
  • 角川エンタテインメント (2012年6月3日発売)
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感想 : 103
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4582194841967

感想・レビュー・書評

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  • タイタニックの悲しみを上書きしたくて見たけど、これはこれで後味の悪い…
    でも超現実に引き戻されて、それほど悲しみはなかった。

    エイプリル、そんなに夫を追い詰めたらそりゃあ逃げるし現実逃避したくなるよ・・・でもフランクは話し合いで解決しようとしてたし、最初は怒らずに諭してたのに。

    話し合いは、2人の意見をすり合わせようとするため、平行線の意見を交わらせるために行うんだろうけど、それではダメな気がする。利害が一致すれば良いという問題じゃない。
    たぶん、自分はあまり納得できないけれど、それでも相手に合わせようとする気持ちが無いとだめ。つまり寄り添うこと。
    どちらか一方でも自分の意見を絶対に通したいというままでは、まず人として尊敬できなくなってしまうんだと思う。

    エイプリルは退屈な人生を変えたくて、思うように夫を動かそうとしていた。
    でも、フランクの方はなんだかんだ現状に満足していて、平凡な生活も悪くないと思い始めていたと思う。
    これはもう話し合いとかではなくて、エイプリルは夫と離れた方が良かったのだと思う。道が違ってしまったんだし、そもそもあまり共通点もなく、相性が良くなかったように思う。
    子供が生まれたのだって、主婦をしているのだって、自分が選んだことなのだから。
    これは男も女も関係ないと思う。思いやる余裕がなかっただけ。

    時々レオの顔がお母さんを前にした子供みたいな、シュンて顔になるのが可愛かった。

    アメリカで、あんな広い家に住んでいて、主婦をやっていても閉塞感を感じるのか・・・幸せとは本当に一人一人違う。

    20210516

  • 見て損はない

  • 破滅へのラスト。いつの時代でも驕りは身を滅ぼす。

  • タイタニックのコンビだったので、前から気になってたのを借りてきたけど、私自身結婚してないし、20歳の私が見るのは早かったかもしれない。結婚してから見たらこの映画や夫婦間の事を理解出来たと思う。そして、男の人って人が言われて嫌な事を、特に恋人間でよく言うんだよなと改めて思った作品。レオナルド・ディカプリオ好きなのに、腹が立った作品でもある。

  • ディカプリオもすっかりと大人の男性を演じるようにはなったけれども、
    こういう役よりもっと野性味あふれる役の方が似合うんじゃないかな。。。

  • ケイトウィンスレットが夫(監督)を説得して(今はもう離婚しちゃったけど)、
    親友(ディカプリオ)を2年かけて口説いて、
    それで出来あがった映画。

    「タイタニック」コンビの新作ということで、
    淡いラブロマンスを想像していたんですけれども、全然違くて、
    もっと深く考えさせられる現実問題を、ざっくりと描いた作品でした。

    「理想」と「現実」の間で格闘する2人の考え方は、どっちもとても共感できるものでした。

    僕も大学生の頃は色々と自分の将来について考えました。
    ただ普通に暮らして「すごい好き!」というほどでもない仕事について、脱個性化した社会の中に埋もれてしまう…
    そんな生活は嫌なんだけれども、
    実際現実的な生き方から離れる勇気はない。

    それに理想の人生ビジョンが具体的に出来ているわけでもない、特に優れた芸術的センスを持っているわけではない。

    それでも「自分は特別な人生を歩みたい!」、
    でもそれって結局幼稚な考えなの?非現実的な考えなの?

    そんな考えがぐるぐるいつも回っていて、
    頭の中で「現実主義な自分」と「理想主義な自分」の2つが争っています。

    この映画はそんな悶々とした僕の気持ちを、代弁してくれた感じ。
    ただ結局映画の中でそのことに関しての答えは出していないので(あくまで多分一番のテーマは夫婦)、
    それは自分で考えろってことですよね。


    あとは監督がすごいのか、俳優がすごいのか、多分どっちもすごいんだろうけど、
    この映画では台詞以外の、つまり「行間を読み取る」ような演技がたくさんあったように思います。

    ここでディカプリオはこんな台詞を言っているんだけれども、
    実はこういう気持ちもあるんだろうなぁ…とか、

    あとは表情だけで演技をしていたり、
    何気ない所作の中で、彼らの心理状態を描いたり。
    本当にただ台詞を追っていくだけでは物語の真には迫れない。

    監督の解説音声付きをぜひ見てみてください。
    物語を更に深く読み取ることができると思います。
    「え?!この行動にはこんな意味も含まれてあったの!?」
    「え?!このシーンはこういうことを表現するためだったの!?」

    多分、原作を読んでなきゃ、その時の人物の行動や言動の真意は100パーセントまでは分からない。
    ちょっと原作ありき、過ぎじゃありませんかねぇ。


    でも主演2人は上手ですね。
    今や2人ともオスカー級ですからねぇ…迫力ありますよ。
    2人が言い争うシーンは、「ダウト」のメリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマンの口論のシーンを彷彿させました。
    ちょっと演技の方向性は違うけれども。

  • 今までにない新しいラブストーリー。
    現実的な夫婦の描写にとても共感できた。
    平凡な会社に楽しみを見出せない夫フランクといつまでも夢見がちな嫁エイプリルの意見のすれ違いを二転三転させながら見事に描けていると思う。

    夫婦の幸せ家庭の幸せとは、いかに平凡か、それをよく考えさせてくれる映画だと思う。

  • 長年連れ添う夫婦の問題や痛みをしっかり切り込み、見つめている作品。
    ディカプリオとケイト・ウィンスレットの組み合わせがいいと言うので見てみました。
    (でもやっぱり、タイタニックのときがいちばん好きかも)

  • なんだか退屈な映画だった。。

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