Esquire (エスクァイア) 日本版 2009年 07月号 [雑誌]
- エスクァイア マガジン ジャパン (2009年5月23日発売)
- Amazon.co.jp ・雑誌
感想・レビュー・書評
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休刊してしまった日本版Esquireの最終号。
未来に残したい100のこと、というサブタイトル通り古今東西の箴言や逸品を紹介する。
読み応えは雑誌のクオリティを越えていた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本版の最終号は、「未来に伝えたい100のこと」と題して、著名人などの未来へのアートについて語る。
ここに止まっているのに、ずっと動いていること。旅していること。
流れるようなメロディーと、旅をかけて。古川日出男さんはKaoru Inoueを押す。夜のフロアでかかっているであろうメロディは、彼にとって朝の音楽だったりする。いろいろな所へ連れて行ってくれるという表現に、賛成する。
広告だけど、Bottega Venetaが気になった。Love is “Feeling” 心地よい風のように。心地よいということ、そこに自然にあるということ、不思議だけどあるよな。人と人、食べ物、着るもの。そして、たまたまHyattのラウンジで聴いている音楽も。
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日本版休刊ということで。
カルチャー誌のなかでもとりわけブランド力を前面に出していたこの雑誌も、時代の趨勢とはいえ日本の本屋はまたひとつ大きなアンテナを失う。
カルチャーもレジャーもスポーツも極限まで細分化され、生き方やライフスタイルまで必要としないのが現在進行形の雑誌業界なのか。 -
初めて買ったエスクァイアが再集合からひとつ前で
素敵な雑誌と思っていたら、休刊ということで非常に残念です。 -
復刊を切に願います
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22年を経て休刊。
ラストの一冊。
定期購読はしていなかったが、ときどきに
はっとする切り口のテーマを掲げており、
その刺激的な風貌と共に気になってきた
雑誌であった。
最終号のテーマ「21世紀のカルチャーマップ」。
非常に読み応えがあり、面白い。
気になる人、なっていた人、はじめましてだけれど妙に惹かれる人、
たくさん出ている。
写真も構成も面白かった。
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ここからは余談だが、
やはりこの渾身の「100のキーワード」に、STAGE/舞台芸術が
一切入ってこない事が面白いなぁと思った。
やはり日本においては「カルチャー」に、舞台は入ってこない、
というより入りえない、のかもしれない。
それは、分かる、と思う。
でも舞台は、立派な文化だ。
それなのに日本ではまだ文化になりえていない。
そしてその理由はよく分かる、ように思う。
たくさんの問題と限界があるのだ。
歌舞伎や能等も舞台だが、それは既に独立したひとつのジャンルだ。
それがまたいけない。
この点は、色々と考えさせられるし、個人的に大変面白いライフワーク
となりうる課題だ。
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「100のキーワード」に、STAGE/舞台芸術が一切入ってこない事、ちょっとショックですね。
中世より、あるいは祭祀を入れれば上古より日本...「100のキーワード」に、STAGE/舞台芸術が一切入ってこない事、ちょっとショックですね。
中世より、あるいは祭祀を入れれば上古より日本の民衆文化の大筋を担ってきたはずの舞台が入れられないなんて。
編者の意向でしょうか。
2009/05/27 -
そうですね。
多少偏っているチョイスのように見受けられます。
こういう企画になると、編集者達が個人的に親しい人を中心に引っ張ってくるので...そうですね。
多少偏っているチョイスのように見受けられます。
こういう企画になると、編集者達が個人的に親しい人を中心に引っ張ってくるのでしょうし。
一方で確かに、伝統芸能以外の今の日本の演劇界、レベルは ‘文化’と称するには、総合体としてまだ稚拙な面があることも否めません。
芝居はともかく、特にミュージカル界はレベルが本当に低い。
レベル、というものを評するその位置にもまだ立てていないと個人的には感じています。
プロの皆さんの忌憚のない考えを知ってみたいものです。2009/05/27 -
2009/05/28
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未来に伝えたい100のこと。
自分の生活で「未来」に伝えたいことなんてあるでしょうか。
全部他の人の借り物な気がしてならない。
自分の生活、自分の考え、自分のもの、自分の…
まだまだ「うち」という言葉を使いこなせないね〜