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- / ISBN・EAN: 4988013874749
感想・レビュー・書評
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/☸/ 人生「一寸先は霧、濃霧、闇」が… /☸/
本作は公開糖当時、劇場で観賞した。
そこで暫く座席から立ち上がれないでいる自分であったことを想いだしている。
音響効果の迫力と何と云っても「DEAD CAN DANCE
」の奏でる曲が、本作のカラーを見事に全面に押し出していて圧倒されてしまった。
スーパーマーケットに買い物に訪れた父子。
そこで居合わせた人々が、異常事態に遭遇しマーケットはいきなり《孤立した空間》と化していき ***
*突然あたりを覆いつくしていく霧、霧、霧・・・
いったい何が起こってしまったというのか?!*
当座必要な物は何でも有るといった体のスーパーマーケットというシチュエーションが巧みに使われている。
こうした事態に在っては必ずと言っていいほど、何の根拠も持たず、納得させる説明も出来ぬまま、ただ人のことを仕切ってくる者が現われる。
そして、うろたえることしか出来ない者、
口先で翻弄してくる者、
不安を掻き立てられ主体性を失った人間は、大きな声で先導する者に身を任せてしまう心理が働くのだろう。
そうした描写を各俳優諸氏がたいへん見事に演じている。
リーダー的存在になるのが、息子を連れてここに買い物に来ていたトーマス・ジェーン演じるデヴィッド。
スーパーの副店長役としてトビー・ジョーンズが、観掛けに因らず、なかなか気骨で頼もしく意外にもイイ味を出している。
またマーシャ・ゲイ・ハーデンが怪しげな信仰の《女教祖》と思しき役柄を熱演している。
◆原作はご存じスティーヴン・キングの中編小説「霧」
原作と大きく異なる点は何と言ってもラストだろう。
★予告編のキャッチコピーは確か
《衝撃のラスト15分》とあったような気がする★
キング自身が映画化の後に…、
「執筆中にこの結末を思いついていればこのとおりにしたのに」
…と、
こちらの《映画版を絶賛》していたとの記事を読んだ。
私自身も、「如何にもそのとおり」と納得である。
これは、もはやただのホラーではない。
キングの作品に総じて言えることとして、
そこには実に深い想いとして「愛」「絆」が込められているのだ。それを本作でも感じることが出来た。
□■究極の選択を迫られた男が見たものはと・・・?■□
DEAD CAN DANCEによる
♪ The Host Of Seraphim ♪
この曲に全身(心)包まれながら、
映画館でいつまでも座席から立ち上がれなった自分。
*尊厳死の是非
**仮にもしもそれを愛する者から求められたなら…?
***最期の1秒が来るまで諦めない勇気
****そして最期の決断が訪れた瞬間
人生一寸先は闇。
明日もしかすればもう自分はこの世を去るかもしれない
そう想う時、
いつもこの作品が脳裏で反芻し始めるのを感じている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
紹介してくれた人に、「最後に『はあぁぁ!』ってなるよ!」って言われてたんですけど、本当に「はああぁぁ!」ってなりました!!
誰が一番正しかったのか。 神のみぞ知る。 -
【あらすじ(Wikipediaより)】
深い霧に包まれた街で巻き起こる怪異と徐々に秩序を失う人々が描かれる。
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【感想】
閉ざされた空間、
迫り来る得体の知れない恐怖、
追い詰められた人間の醜悪さ、
どれをとっても不気味であり最後の最後まで陰鬱。
だけど何度も観てしまう不思議な魅力のある作品。
ラスト、絶対ネタバレ禁止作品。
一言で言うと
究極の絶望。 -
個人的には全然良さがわからない。最後も酷い。
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はぁぁぁぁ?
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ハリウッドホラーあるある!全部ある!てな展開にすっかりお腹いっぱい。あ、それやっちゃダメでしょってのはもちろんやるし、そこで立ち止まるのはアカンよ、っていったら立ち止まるし、なぜそこでぼやぼやしているのか、ってもうフラグ立まくりで、いよっ、井筒屋!てなもんで膝を打ちながらニヤニヤして観るのが良いでしょう。鍵屋か。
まぁしかし流石に21世紀にそれだけで終わるわけにはいかないわけで、最後にはしっかりまとめてきます。スティーブンキングかー、この人つまんないのはつまんないけど、こういう映画観ると時々見直すわな。という上から目線。 -
心にドシン
どんでん返し -
ラストにああああああ!と、絶叫したくなりました。後味悪い映画とは知っていたものの、、
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嵐が過ぎ去った街が、濃い霧に覆われる。主人公の父と子は、壊れた家を直すため、近くのスーパーマーケットに行くが、そこで信じられない怪異に巻きこまれる。
軍が異次元に扉を開ける、アローヘッド計画によって引き起こされた今回の騒動。あの濃霧は、本当に恐怖を掻き立てるものだった。映像によくマッチしていた。
敵の宗教女や、味方の銃の使い手のキャラが好きだった。
ラスト、壮絶な終わりだったな。ハッピーエンドでは済ませられない何かがあったんだろうか。 -
ラストがとても衝撃的でした。
まさにどんでん返し。
どんでん返しの映画は好きなのですが、
あまりにも後味が悪かった…。