日出処の天子 全7巻完結(文庫版)(白泉社文庫) [マーケットプレイス コミックセット]

著者 :
  • 白泉社
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感想・レビュー・書評

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  • 人と違う個性(超能力)を持つが故の孤独。孤独から生じる自己愛。仏教による救いの教えも王子には届かず。引きこもり中の王子の前に現れる観音モブに「うるさいくらいだ」と塩対応(泣)。
    ラスト近く、「黄泉に似た道をあの少女と歩んでいかれるのですね」といって号泣する毛人と一緒に読んでいた私も泣いた。
    少女まんがの中では、山岸先生は割とドライな絵柄というか少なくとも目に星が飛んでいるようなかわいい絵柄ではないのが、古代日本を描くにあたってはピタッとはまった、という感じでしょうか。王子の切れ長の目や指のしなり具合なんかまさに妖艶の一言です。

  • 『馬屋古女王』まで読んで、その後の史実も照らし合わせると、身震いがする。
    史実と史実の隙間の埋め方が天才。

  • すごく泣ける。えみしが全部いけないんだ…!

  • ずっと気になってて、買ったはいいけどちょっと読んでみたら難しそうで積読してた作品。
    インフルで仕事休んだときに一気に読んだ。治りかけのやや元気なときに。

    そしたらもうーーーーーーありがたきボーイズラブ作品…いや、これをBLと呼んでいいのかしら…??でもとても崇高な…美しき…絵も関係性も本当に美しき…ありがたき…BL…拝んだ…。

    話はちゃんと読んだら分かった!
    人物相関図もありがたい。読みかけの頃はお世話になった。とても切ない恋のお話であった。

  • 超常の力を持ったために孤独な主人公厩戸皇子。最後までそれが癒やされない様は心が締め付けられる。

  • 歴史のことはわかりませんが、歴史のことに興味が出たきっかけのような本です。

    フィクションなのはわかってますが、こんなこともあったのかもなぁ、と思う、大好きな作品です。

    多分、人間の気持ちや悩みはいつの時代もかわりなく、切ない想いを噛み締めるのかなと。
    誰にでもある部分だと思います…

  • 友人に貸してもらいましたが、歴史不得意なので、難しかった……正直男女関係的な所以外ほとんど理解できず(興味が持てず)にすっとばして読んでしまいました(汗)
    あと、綺麗な絵なのかもしれませんが、自分は怖くて苦手でした。

  • 聖徳太子が主人公の、元祖BL

    絵柄も古く、内容も歴史的で難しい世界観なので読み辛い人も多いかもしれませんが腐女子ならば是非読んでほしいです

  • たまにはマンガも登録を。古事記からの流れで再再…読、全7巻無我夢中に一気読みでした。厩戸の美しさといったら超絶品、ゆえにその孤独と悲しみが切なくて切なくて幾度となく胸が苦しゅうなりました。しかし、あの結末しかないのですかねー(毛人のバカ!)。実は馬子がチャーミングでところどころホッコリ癒されました。傑作です。後日譚として番外編『馬屋古女王』収録。この後、大化の改新が控えているかと思うと複雑な心境です。

  • 厩戸王子がひたすらかわいい。

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著者プロフィール

山岸凉子(やまぎし・りょうこ)
1947年北海道生まれ。69年デビュー後に上京。作品は、東西の神話、バレエ、ホラーなど幅広く、代表作に「アラベスク」「日出処の天子」「テレプシコーラ/舞姫」など。

「2021年 『楠勝平コレクション 山岸凉子と読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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