稲川淳二の超こわい話 怨霊奇談 [DVD]

出演 : 稲川淳二 
  • バンダイビジュアル (2010年7月22日発売)
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4934569638830

感想・レビュー・書評

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  • 【ツーリング】★★
    ツーリング中、激しい雨が降ってきたので廃墟のホテルで雨宿りをしたAさんとBさん。しばらくしてAさんは催したくなりトイレへ行くのだが…。

    【隣の奥さん】★★★
    タカギ夫妻は、奥さんがくも膜下出血で倒れて以来、地方に引っ越してのんびり暮らすことになった。そこでタカギさんの奥さんと隣の奥さんが仲良しになる。
    ある日、お隣に柩のような荷物が届き、数日後には大きなビニール袋を引っ下げて何処かへ行ってしまい、タカギさんの奥さんは不審に思う。

    【はるみさんのアパート】★★★
    プロのダンサーを目指しているはるみさんは、ダンススタジオから近いアパートに引っ越すことになった。当日、引越しを手伝ってくれた友人のユウコさんがシャワーを浴びようとしたのだが、突然「用事ができたから帰る」と言って帰ってしまった…。

    【信州での話】★
    親父が若い頃、近所に一人暮らしのお婆さんが暮らしていたが体が悪く一日中寝込んでいた。それをいいことに、「これ借りるよ」と言って勝手に物品を持ち去る輩が沢山いた。結局お婆さんが亡くなってしまうのだが、それ以降「持って行った物を返してくれ」とお婆さんが化けて出るようになる。

    【信州のおじさん】★★
    戦時中の話。祖母が「門の外に人が見えているから見に行ってくれないかい」「庭に誰かが来ているから見ておくれ」と何度も訴える。その度に母親が確認したが誰もいなかった。親父は自慢の息子(稲川の叔父)がいなくなったから神経がおかしくなったのではないかと思い始める。
    そんなある日、とうとう祖母が「ショウゾウが死んだ」と言い始める。

    【猫が鳴く】★★★
    サキタさんが部屋で寝ている時、頻繁に猫の声を聞いていた。ある日、その声が自分の部屋の押入れから聞こえてくるような気がしたので開けてみたところ「○年○月○日、コウイチ」、「○年○月○日、サチコ」と、年月日と名前が5つ記されているのを見つける。

    【猫が鳴く】がベスト。『猫の声』『押し入れ』の落書きがどう繋がるのか全く読めず最後まで緊張感がありました。稲川さんの擬音がとても怖かったです。【隣の奥さん】、【はるみさんのアパート】も面白かったです。
    【信州のおじさん】は、俗にいう『虫のしらせ』というやつでしょうか。非常に興味深かいお話でした。
    【信州での話】は、タイトル、内容、オチがチグハグで、珍しく完成度が低い話だなと思いました。

  • 【1 隣の奥さん】

     やるせなすの中村さんが某番組で仰っていたんですが、「心の隙間がある人に霊は憑く」そうです。この人もどうやら、心の隙間を狙われたようですね……。

    【2 ツーリング】

     旅行って、楽しいですよねぇ。目的地を決めない旅なんか、先が判らない不安感が高揚感に変わっちゃう。でもこういうこともあるので、野宿する時は、場所は慎重に選んでくださいね……。

    【3 信州での話】

     稲川さんが、お父さんから聞かせていただいた、お話です。似たような体験をした人はきっとたくさんいて、その内の九割九部は「気のせい」か「見間違い」で片付けてしまうんでしょうねぇ。

    【4 信州のおじさん】

     第二次世界大戦末期。稲川さんのご家族が見聞きした、お話です。怪談って、こういう「家族の絆」について再考させられるものも、多いんですよねぇ。

    【5 はるみさんのアパート】

     引越し先には先住者がいた。まあよくある話ですが、この話には、「偶然」では片付けられない「ナニカ」を感じますねぇ。

    【6 猫が鳴く】

     場所は、東北の港町にある、アパートの一室です。今、あなたが住んでいる貸し部屋でも、過去に似たようなことがあったかもしれません。こういう曰くつきの貸し部屋、きっと他にもあるんでしょうね。

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著者プロフィール

タレント・工業デザイナー・怪談家 
1947年東京・恵比寿生まれ。桑沢デザイン研究所専門学校研究科卒業。深夜ラジオで人気を博し、「オレたちひょうきん族」「スーパージョッキー」などテレビ番組で、元祖リアクション芸人として活躍。また、ラジオやテレビでの怪談が好評を博し、1987年に発売されたカセットテープ「あやつり人形の怪 秋の夜長のこわ~いお話」が大ヒットとなり、以後「怪談家」としても活動。1993年8月13日金曜日にクラブチッタ川崎で行われた「川崎ミステリーナイト」に長蛇の列ができ、全国津々浦々をめぐる「稲川淳二の怪談ナイト」を開始。2022年で30周年を迎え、披露した怪談は約500話、動員数延べ60万人以上。現在も年間50公演ほど開催している。


「2022年 『稲川怪談 昭和・平成・令和 長編集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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