渇き [DVD]

監督 : パク・チャヌク 
出演 : ソン・ガンホ  キム・オクビン  シン・ハギュン  キム・ヘスク  パク・イヌァン  オ・ダルス  ソン・ヨンチャン 
  • 角川映画
3.46
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本棚登録 : 203
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988126208233

感想・レビュー・書評

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  • パクチャヌクの『渇き』。韓国映画はそんなに本数観てないけどパクチャヌクはけっこう観ているほうです。
    『渇き』は以前からタイトルを知ってたけど、吸血鬼ものだからあまり観る気がしなかった。Gyaoで無料だったから観てみたら、これが、なんと、、けっこう良かった!面白かったです。

    ワケワカラン部分が多いけど、この映画は映像がとにかくカッコいい。これの前に『グッドバッドウィアード』を観て、映像がくそダサくてイライラしたので、余計にものすごく良く感じました。
    最近観た韓国映画の中で、映像の良さだと俺ランキングでかなり上位に入りました。パクチャヌクがのちに撮った『お嬢さん』よりも映像は好きです。『お嬢さん』は下手糞な日本語でイライラしたし(イライラしてばっかだな!)。

    ワケワカランのは、序盤でソンガンホさん演じる神父が実験体?に志願するのだけど、その動機がまずよくわかんない……だいたい何を研究してる施設なのか、吸血鬼になる条件はなんなのか、黒人が罹患しないのはなぜなのか、全くもってワカラン笑。でも、なんか面白い!という作品でした。

    キャストがまたよくて、ヒロイン役の人(キムオクビン)がすごく可愛い。韓国人女優でそんなに好きな人いないけどこの人は可愛いと思います。他に有名な映画にそこまで出てない気がするけど。『高地戦』観たいです。
    ヒロインの義母役がキムヘスクさんで、この人はめっちゃ有名ですよね。私は韓国ドラマ全然詳しくないけど、お母さん役によくなっていて、私ですら顔を知っている。パクチャヌク監督がキムヘスクさんで笑わせようとするのが最高!そしてこの作品で青龍映画賞の助演女優賞を獲っているという、、それも納得です。

    ソンガンホさんが好きな方には観て欲しいのは言わずもがなで、これが一番エロいソンガンホな気がする。ソンガンホさんのソンガンホが映るサービスシーンもあるし。

    韓国映画といえば社会派要素だけど、この映画にはそんなにないような。ちょっとだけあるのは、自殺の話。韓国の自殺率は非常に高い、OECD加盟国の中でほぼずっと1位。もうひとつは、神父の不祥事。そのぐらいで、大筋にはほとんど絡まない。
    パクチャヌクの方向性としてかなりアート映画寄りの作品なんじゃないかなと思います。ラブコメホラーのエンタメ映画だけど、同時にアート映画でもありました。

  • 2009年 韓国
    監督:パク・チャヌク
    出演:ソン・ガンホ/キム・オクビン

    韓国という国は日本よりずっとキリスト教人口の割合が多いと以前何かで見たことがあるんですが、この映画も、ある意味そういう土壌の上に成り立っているのではないかと思います。かなり奇想天外というか、古今東西の吸血鬼ものの定番エピソードもありつつ、ストーリーが二転三転してどんどん思いがけない方向に転がり、しかし最後は、これ以外ないだろうという結末に着地します。いやー素直に面白かった!

    以下ネタバレあらすじですが、ソン・ガンホ演じる神父様が、その献身的な心から新種のウイルスの人体実験に志願し、ところがそこで輸血された血液のせいで、なぜか吸血鬼になっちゃって、そのうえ人妻と恋に落ちてしまったからさあ大変。聖人君子だった神父様が、人妻と逢瀬を重ね、病院や患者から血液を盗むように。

    ここまでは、吸血鬼映画によくある、人間と吸血鬼の悲恋みたいな感じなんですが、この人妻が、とんだ小悪魔ちゃんだったばっかりに、翻弄された神父は、彼女と共謀してその夫を殺害、それなのに痴話喧嘩してうっかり彼女も殺害、しかし即座に後悔して動揺のあまり彼女を吸血鬼として生き返らせてしまうという…。

    こうしてめでたく二人して吸血鬼となったカップル、しかしもとが敬虔な神父なだけに、生きた人間を殺してまで血を吸えない神父と違って、彼女のほうは、殺戮を楽しむかのように次々犠牲者を出し、ついに神父は思い余って…。という流れ。

    特筆すべきはこの人妻役の女優さんの可愛さ!!独特のロリ顔で、若い頃のHYDEにちょっと似てる。あどけないんだけど、色っぽくて、そりゃ神父さんもたぶらかされるよねって。エッチシーンもかなり濃厚ですが、非常にナイスバデーで美しかったです。最初は薄幸そうな疲れた人妻なんだけど、吸血鬼になってどんどん血色良く妖艶になっていく様が素晴らしかった。
    (2010.08.07)

  • 最初から最後までやかましい

  • 吸血鬼の映画なので画面がずっと血だらけで生臭い感じがしていてそこがよかった。
    二階堂ふみ的な狂気じみた可愛いヒロイン。
    1時間30分あたりからぐわーっと怖くなる。

  • 女優が綺麗だから星1つ増やした。糞が。

  • この愛、赦し給え──


    【THIRST】

  • 個人的にパク・チャヌク監督の作品が好きなのですが、
    神父さまが吸血鬼でしかも人妻と危ない関係で…!?って
    ベタすぎる内容に見る前からかなり期待してました(^-^)
    もう、好きだからしょうがないんですが…
    私は全部ツボでした。
    ストーリー展開は割とゆっくりめだけど、心の動きを表現する分では問題ないと思います。あと、もうちょっと大人のエロな感じかと思ったけれどそんなにエロくなかったような気もしました。(個人差)
    それよりもポップな表現が多くて事前に想像してたよりも見やすかったかもしれません。

    テジュさんを殺す時らへんの中盤はかなり面白くて好きです。
    それまで幻覚に悩まされていて、矛盾した事を言い出して狂い出すテジュ。ああ…もうこれ殺すしかないのか…と思ってたけれどやっぱり愛した人だから殺せなくて…。それから終盤にかけても好きです。
    恋愛は言葉で「こうだからこう」、と説明出来るようなものじゃないし、人を愛する事は重くて熱くてドロドロしたものだと表現されていたように思います。
    最後、車で辿り着いた場所での二人のやりとりもかなり可愛くて好きです。あんな死に方したいです(^-^)

  • もう一度見直したい映画

  • 神父サンヒョンがバンパイアになり、人妻のテジュと関係を結び、バンパイアであることを知られる。やがて、二人共謀しテジュの夫ガンウを殺害。サンヒョンは苦悩の末、テジュをも殺害するが、自分の血を与え、彼女をバンパイアにすることで助けてしまう。バンパイアになったテジュは生き血を飲むため、人を殺すようになり、サンヒョンはまたもや苦悩の末、嫌がるテジュを引き連れに自らの死を選択する。ガンウの母の目の前で、朝日が昇る中、黒こげになって息絶える二人。いつかサンヒョンがテジュに履かせた靴が残る。

  • 前から気になって観てみました。 

吸血鬼の悲恋を大量の血液とともに描いた作品(笑) 

ソン・ガンホの神父様も結構素敵ですね。 
キム・オクビンも、虚ろな眼差しの絶望感たっぷりの人妻を 
好演していましたが、神父様の前では処女の様に無邪気(最初だけ) 


どんどん、テジュさんが今までの抑圧を凌駕する程の 
凄まじい奔放ぶりを発揮し始めると、神父様でも手の付けられない 
じゃじゃ馬吸血鬼に変貌!欲望のままに殺人を重ね、生き血を食らう。 
そんなテジュさんを見た神父様は、この愛の終着を決意するのだ。 


私的には予想以上に生々しさは感じませんでしたね。 
むしろ、「オールドボーイ」や、「殺人者に哀れみを」とかの 
方がむき出しの生々しさがあった気がする。 
パク監督にしては少し上品?やや低調?位の作品。 
ハリウッドと手を組んで、飛び回るシーンなどには一役買って 
いるのでしょうが、まだまだ本場ハリウッドには不慣れな編集って 
感じが漂いますね。 


さて、今回もパク監督御用達の俳優陣が脇を固めてましたね。 

ラスト・・・置き去りのお義母様はどうされたのでしょう?(笑) 
トマトジュースが飲みたくなっ・・・

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