インビクタス・負けざる者たち [DVD]

監督 : クリント・イーストウッド 
出演 : モーガン・フリーマン  マット・デイモン  レレティ・クマロ  マット・スターン 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ
3.89
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988135831750

感想・レビュー・書評

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  • 先日、嫁さんと『インビクタス/負けざる者たち(原題:INVICTUS)/2009』を観に行きました。

    劇場に行くのは昨年の4月に観た『ホノカアボーイ』以来ですね。

    -----story-------------
    1990年、アパルトヘイトに反対し27年間も投獄されていた「ネルソン・マンデラ」がついに釈放される。
    そして1994年、初めて全国民が参加した総選挙が実施され、「ネルソン・マンデラ」は南アフリカ初の黒人大統領に就任する。
    しかしアパルトヘイト撤廃後も、白人と黒人の人種対立と経済格差は依然として解消されず、国家はいまだ分断状態にあった。
    「マンデラ」大統領にとって国民の統合こそが悲願であり、自ら寛容の精神で範を示し、国民に和解と融和を呼びかける。
    そして、翌95年に南アフリカで初開催されるラグビーW杯を国民融和の絶好のチャンスと捉える。
    彼は、長らく国際試合から閉め出され弱小化していた代表チームのキャプテン、「フランソワ・ピナール」を官邸に招き、国を一つにまとめるためにW杯での優勝が欠かせないと訴えかける。
    戸惑いつつも、大統領の不屈の信念に心打たれた「フランソワ」は、やがて誰もが不可能と考えた優勝目指してチームを引っ張っていくのだが…。
    -----------------------

    巨匠「クリント・イーストウッド」監督が、アパルトヘイト(人種隔離政策)後の南アフリカで開催されたラグビーワールドカップを巡る感動の実話を映画化したヒューマン・ドラマです。

    一本の道路を挟み、柵に囲まれたキレイな芝生のグランドでラグビーを楽しむ白人の少年達と、凸凹の空き地でサッカーを楽しむ黒人の少年達、、、

    当時の南アフリカの状態を象徴的に現すシーンから映画は始まります。

    そんな、支配する側(白人)と服従させられる側(黒人)に分かれていた国民が、ラグビーを通じて、ひとつの国の平等な同じ国民として次第に融合して行く姿に感動しましたね。

    お互いに警戒しあっていた「マンデラ」大統領の白人と黒人のガードマン達が、次第にお互いを認め合い、そして一緒にラグビーボールを持って楽しそうに過ごしている姿が、その象徴となっていて印象的でした。

    3回は泣いちゃいましたね。
    そして、何度観ても泣ける映画だと思いました。

    舞台となっている南アフリカで開催された1995年のラグビーワールドカップ。

    当時の南アフリカにおける社会背景や情勢をあまり理解せず(何となくは理解していましたが… )、テレビで「マンデラ」大統領の姿や国民の熱狂振りを見ても、あまり感動はしなかったんだけど、こんな物語が隠されていたなんて。

    憎しみの連鎖を断ち切り、自分達を差別してきた白人達を赦し、ひとつの国を作ろうとする姿や言葉は、本当に感動的でした。

    これが実話なんだからなぁ… 自分だったら、こんな考え方が出来ただろうか、、、

    感動しただけでなく、とても考えさせられる作品でした。


    「オールブラックス」のハカは、少し迫力不足だったけど、、、

    ラグビーの試合を、良く再現できているのに驚きましたね。

    1995年のラグビーワールドカップの決勝戦を、もう一度、観たくなりました。



    ≪Invictus≫

    (英語"Invincible"のラテン語=無敵、不屈、不敗)

    「その門がどれだけ狭いとしても、そのまま何故罰を受ける必要があるのだ。
    私こそが私の運命を決める主であり、私こそが私の魂を導く者なのだ」

     「W.E. Henry」の詩の一部


    -------------------------------------------
    監督: クリント・イーストウッド
    製作: ロリー・マクレアリー
        ロバート・ロレンツ
        メイス・ニューフェルド
        クリント・イーストウッド
    製作総指揮: モーガン・フリーマン
           ティム・ムーア
    原作: ジョン・カーリン
    脚本: アンソニー・ペッカム
    撮影: トム・スターン
    プロダクションデザイン: ジェームズ・J・ムラカミ
    衣装デザイン: デボラ・ホッパー
    編集: ジョエル・コックス
        ゲイリー・D・ローチ
    音楽: カイル・イーストウッド
        マイケル・スティーヴンス
    出演:
     モーガン・フリーマン ネルソン・マンデラ
     マット・デイモン フランソワ・ピナール
     トニー・キゴロギ
     パトリック・モフォケン
     マット・スターン
     ジュリアン・ルイス・ジョーンズ
     アッジョア・アンドー
     マルグリット・ウィートリー
     レレティ・クマロ
     パトリック・リスター
     ペニー・ダウニー

  • ネルソンマンデラが大統領が大統領になり、人種差別をなくすため故国ラグビー

  • スティホーム中にクリントイーストウッド監督作品を順番に見ていこうと決めて、その一本目がこの作品。

  • 2019W杯は南アフリカ優勝。その翌日、鑑賞。
    アパルトヘイトの影響によりIRB主催大会から除名されていた南アフリカが1995年、W杯初開催とともに初出場、そして初優勝を果たした。様々なの背景、人種がひとつになった、ほんとそんな映画。黒人初めてのキャプテン、コリシ選手のコメントもそう。素晴らしかった。

  • アパルトヘイト問題のことは詳しく知らないけど、きっと自分が思う以上に人種間の啀み合いや憎しみも強かったんだろうと思う。
    そう思ったとき、人種同士の憎しみや争いが1つの大きな目的を共有することで溶かされていくことを、映画を通じて体感できたように感じた。
    勇気をもらえる映画。モーガン・フリーマン、とてもいい。

  • 2度目の鑑賞。
    マンデラと南アフリカを、ラグビーを通じて描くという視点は面白い着眼点であるとともに、とてもわかりやすかった。

    映画内では、人種間対立を色々な描き方で分かりやすく取り上げている。

    たかがスポーツ、されどスポーツ。
    ばらばらだった国民が、ともに勝利の喜びを分かち合うことでふれあい、共感し、歩み寄れる。スポーツの力を見事に描いた一本。

  • なかなか良かった

  • ストーリー
    アパルトヘイトによる27年間の投獄の後に黒人初の南アフリカ共和国の大統領となり、困難を極める中でも信念を貫き通し南アフリカに平和をもたらしたネルソン・マンデラを描いた伝記ドラマ。モーガン・フリーマン、マット・デイモンほか出演。クリント・イーストウッドの監督第30作目にあたる作品。

  • アパルトヘイト後の南アフリカが舞台。ラグビーを通して肌の色が違っていても繋がっていく。

    30年間牢獄に閉じ込められていても相手を赦せる心をもっているのはすごい。

  • ミリオンダラーな結末でなくて安心した。
    が、それゆえにもうひとつな感も。

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