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- / ISBN・EAN: 4988135839060
感想・レビュー・書評
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Flashだとは思えない……。
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この映画監督のセンスが良いだけに、悪魔的。
ラスト映像のために構成された映画。 -
戦場での記憶を失った元イスラエル軍兵士の映画監督が、自己が参加した(と思われる)作戦の関係者へインタビューを行い、虐殺事件の事実を追及しながら、少しずつ記憶を取り戻していく。実写映像を元にしたアニメで構成された、不思議な映像のドキュメンタリー。
この映画は、「出来事が戦争という事実を描いているにも関わらず、あまりにノスタルジックで曖昧にすぎる」という批判がされることがあるが、僕はそれについては特に違和感はもたなかった。 虐殺事件の事実や背景が十分に説明されていない、というのはそうだが、事実や全体を明らかにすることのみが戦場体験の描き方ではないし、この映画のポイントもそこにはない。
この物語の背景や、虐殺事件の詳細については、「レバノン内戦」「サブラー・シャティーラ事件」といったキーワードで調べるとわかるので、興味のある方はそちらを。 -
映画中に「カメラを通して、フィクションの様に戦争を観る」報道クルーの話を語る登場人物がいるが、この映画はアニメと最後の実写を組み合わせ、映像の次元を変化させることで、鑑賞者が「フィクション」だと少しでも感じない様に工夫していた。
通常の映画なら、伝えたい現実→実写映像化というプロセスを辿るが、ここでは伝えたい現実→ラストの実写→アニメという構成になっていて、通常の実写映像→伝えたい現実に生じるフィクション感(一段階の上昇)が、これではアニメ→ラストの実写に留まるので、伝えたい現実が保持されるように思えた。 -
なんだか、観終わった後、数日たってじわじわくるかんじ。
アニメだから淡々と観ることができたけれど、この悪夢は実写では耐えられない。
特にラストが本当にやりきれない。
観終わった後、Wikiってみたけれど、現実はもっと凄惨。