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- / ISBN・EAN: 4527427647688
感想・レビュー・書評
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すごい映画です。作中ですべてを語らず、見るものに想像をゆだねるが、その未来像はおそらく間違っていないと確信させる脚本の妙。映画の魅力と可能性を堪能できる作品です。血を吸った後のエリが哀しくも美しい。
『ぼくのエリ 200歳の少女』(Let the Right One In)は、2008年のスウェーデン映画。ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストによる2004年の小説『MORSE -モールス-』を原作者自らが脚色した吸血鬼映画である。原題は「正しき者を招き入れよ」という意味。
核心部分の描写について本国では無修正で放映されたが、日本ではポルノ映画ではないにもかかわらず上映時にボカシ修正が入れられており、アミューズソフトエンタテインメントから販売されたセル盤も修正が入れられている。
ストーリー:
ストックホルム郊外に住む12歳の少年オスカーは母子家庭でどこにも居場所がない。オカルトや猟奇事件に興味津々で犯罪関係の本ばかり読み漁っている。学校ではクラスメイトから執拗なイジメを受けており、仕返しする勇気も持てないままポケットにナイフを忍ばせ、妄想の中で復讐にふけるばかりだった。アルコール依存症の父親は家を出てしまい、一人きりになりたいときは雪の積もるマンションの中庭で過ごしていた。
ある日、隣の部屋に親子連れが引っ越してくる。そして、オスカーは夜の中庭でミステリアスな雰囲気を持つ「エリ」と知り合う。エリは学校にも行かず、孤独がちだった。二人は自然に惹かれ合っていく。
その頃から、オスカーの家の周囲で殺人事件が相次ぐ。被害者は逆さ吊りにされ血を抜かれていた。また、ある男性は深夜に友人が女の子に襲われ、その後行方不明になるのを窓から目撃していた。
オスカーへのイジメは次第にエスカレートしていた。エリはやり返すようにオスカーを後押しする。オスカーは自分を鍛えるためトレーニングに通うようになる。また、二人はいつでも連絡が取り合えるようモールス信号を勉強するのだった。
ある晩、エリの父親は若者の襲撃に失敗する。彼はエリの本当の親ではなく、殺人を犯してエリのために血液を集めていたのだ。彼は身元を分からなくするため用意した硫酸を自ら浴びる。逮捕され病院に収容された彼はエリの前で命を絶つ。それはエリにとって破滅へのカウントダウンが始まったことを意味していた。
一方、スケートの課外授業で凍る湖に入るよう命令されたオスカーはイジメっ子にやりかえす。親には怒られたがオスカーはそのことに自信を深め、エリに告白する。自分が普通ではないと言うエリに対しオスカーは「今まで通りならいい」と告げる。二人は同じベッドで一夜を過ごすが、朝になるとエリは謎の置き手紙を残して消えていた。
その後、オスカーはエリの知られざる秘密を知ってしまう。(ウィキペディア) -
・北欧
・銀世界
・純愛
愛だな〜。 -
ヴァンパイア映画もスウェーデン産だと、ひと味もふた味も違う。
雪と氷に覆われた白い街が、真っ赤な血で染まる……グロテスクと美の狭間を揺れ動く映画だ。
いじめられっ子の少年とヴァンパイアの少女が出会い、互いの深い孤独が共鳴するように惹かれ合っていく。
甘く切ない初恋映画と、耽美的ホラーの見事な融合。
『ポーの一族』を生んだ日本でこそ、このようなヴァンパイア映画が生まれてもよかったはず。
もっとも、日本を舞台にした途端、ヴァンパイアという存在が遠くなってしまうからなァ。 -
エリが大人に見える時があってひきこまれた。
エスターみた時も同じように思ったな~
モザイクは調べて何をぼかしてたのか知ったし、邦題もこれはだめなんじゃないか???
この邦題つけた人はこの映画を少女と少年の恋愛話にしたかったのか????
なにか意図があったんだろうか........ -
みなさんレビューに書いてそうですけど、何もググらずに見て欲しい。
とはいいつつそのままじゃジャンルもわからんよな…
レンタルショップには「恋愛」の棚にありました。ただし血は割と多め。
で、見た後にググってくださいな。 -
B+。
映像がきれい。すべてが美しい。
血液採取の方法がレトロ。2000年代ではやっていけないだろうな。と納得。時代設定は70年代か?
ボーダー二つの世界の予習として。 -
リメイクの「モールス」を先に見ているわけですが、やはりこの邦題のネタばれ感はどうなのかなぁ。謎めいた少女の正体がバレバレではないかと。
先に見たリメイクも印象薄の映画でしたが、本作も雪の中の寒々とした風景だけが印象に残り、ラストのプールのシーンを除けばインパクトに欠けました。まぁそういう映画なんでしょうけど。