月に囚(とら)われた男 コレクターズ・エディション [DVD]

監督 : ダンカン・ジョーンズ 
出演 : サム・ロックウェル  ケヴィン・スペイシー  ドミニク・マケリゴット  カヤ・スコデラーリオ 
  • ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
3.73
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本棚登録 : 301
感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4547462075185

感想・レビュー・書評

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  • レプリカント倫理の問題に通じる話。

  • あるなあ

  • サム(サム・ロックウェル)は地球で必要なエネルギー源を採掘するため、3年間の契約で月にたった一人で滞在する仕事に就く。地球との直接通信は許されず、話し相手は1台の人工知能コンピュータ(ケヴィン・スペイシー)だけの環境だったが、任務終了まで2週間を残すある日、サムは自分と同じ顔をした人間に遭遇する。

    本作はデヴィッド・ボウイの息子であるダンカン・ジョーンズ監督の長編デビュー作。予算の都合上CGではなく特撮中心ですが、むしろ味が出ていて好感が持てました。
    ストーリーも密室劇ですが、二転三転しながら衝突していた人物と真相に向かって共闘する展開はメリハリが利いていて面白かったです。ラストの片付け方はやや残念ですが、監督の非凡さを感じる良作です。

  • TVにて
    サム・ロックウェルのクローン設定の二役が同じでありながら微妙に個性を変えて素晴らしかった.狭い空間の中で希望を膨らませているサムを見て,生きるということをつくづく考えさせられた.

  • デビット・ボウイの息子がこの映画の監督・・私はすぐさま、名曲「Space Oddity」を思い浮かべました。
    まずは、この映画のエンディングナレーションに賛否があるようなので私見を。
    以下ネタバレあり。

    映画のナレーションとは、「地球に戻ったサム・ベルのクローンはルナ・インダストリーズの実態を暴露。世間の非難を浴びたルナ・インダストリーズの株価は大暴落した」というもの。
    冒頭から過度な説明を一切排除し、観客にその背景や状況を想像させる手法だったのに、このラストでSFという想像力を楽しむための映画がぶち壊しだというのが否定派の主な感想です。つまり、ナレーションであえて総括しなくても、今までのストーリー展開から観客はこの結末を想像できるのに残念だという意見です。
    結論から言えば、個人的にはこのエンディングは問題なかったと思っています。
    仮に、このナレーションの内容以外の有力な結末がありえるのなら、ここはあえて選択肢を広げておくというのは演出として考えられますが、この映画では、クローンのサムが月からの脱出に成功したことと、月での電波障害となっていた建物を破壊したことで基地に残された新たなクローンが真実に到達することが状況として示唆されている点からすれば、結末は見えています。
    想像できる結末と、本当の(映画の中での)結末に差が無いのであれば、冒頭からもやもやしていた想像力の乏しい観客のために最後だけサービス説明しておくというのは、大衆映画としての性格上ありでしょう。

    具体的に、反則に近いダメなエンディングを極端な比較例として出せば、巨大隕石の衝突が避けられず地球滅亡が決定的なラストで、男女が涙を流しながら抱き合って終わるシーンに、「奇跡的にもこの隕石が途中で内部爆発を起こして地球に衝突する前に雲散霧消しました」というナレーションはもちろんダメだし、かといって「地球が消滅することでこの映画も・・(画面はザーッという雑音とともに急に白くなる)」などは違った意味でダメでしょう。
    まあ、エンディングの話はこれくらいにして、私がもっと不思議に感じた点があります。
    月に存在する究極のクリーンエネルギー(ヘリウム3)産業自体は地球にとってかけがえのないものなのに、さして危険も伴わない月での作業をなぜ非人道的な使い捨てクローンで代用したのかという点です。
    普通に数人の作業員を派遣し定期的に交代させれば済む話なのに・・

    とはいえ、監督がデビットボウイの息子で低予算でこのクオリティ・・話題性に負けない面白い2009年の映画でした。

  • トムクルーズの映画で似たものがあって
    結末もなんとなく似ていて新鮮味が感じられなかった
    どちらが先なのかは調べてないが

  • 【Amazon Prime Videoで観た映画】

    以前K君に勧められて、ようやく観ることのできた映画。おもしろかった。

    ただ、よく考えると扱っているテーマはそこまで古くはなさそう。クローンが自分の正体に気付き、陰謀を探るというもので、それ自体はよくある。
    にもかかわらず新しさを感じたのは、演出か。独特の雰囲気は最初ホラーかと思ったし、なにより登場人物たちがあくまで現実的に判断するのがいい。ハリウッドではうまくごまかす映画が多い中、本作では、自分がその立場だったら探索したいこと、確かめたいことをそれなりにやってくれていたと思う。

    と、言うよりはやはり演出か。音楽と、描写の独特の不気味さ。
    リアリティもあり待って、下手なホラー映画よりホラーだった。
    「時間の中に閉じ込められる」モノが、閉鎖環境である月を舞台に選ぶことで完成していた。

    本当は地球の家族がひどい目に合ってる(例えば自分の存在が忘れられてしまっている)とか、もっと残酷にもできたと思うけど、そこもあくまでリアルにしていた。
    最後のシーンで、無事に帰還し告発したことのナレーションは蛇足とのレビューを読んだが、それに対して「あいつを捕まえろ」と言っていたのはオリジナルのサムではなかったか。そう考えると、悪くない落ちだったように思う。

    メカニックも(昔ながらの特撮風で)カッコよかった。
    ロボットのハーディもいいやつだった。

  •  他の方の感想を拝読すると、私には思いもしない設定や意味について述べられています。
     映画とはこんな風に解釈していくものだ、と勉強になります。
     本作品についても分かった気になっていたのですが、自分の解釈力はまだまだだと反省することしきり。
     
    少年少女・ネタバレ談話室(ネタばらし注意!)
     月に囚われた男 ネタバレ検討会
      http://sfclub.sblo.jp/article/184064877.html

  • ん?
    クローンネタでおもしろいけど、オリジナルのサムはどこから来た?
    とか細かく
    いろいろ気になることがいっぱい

    デヴィッドボウイの息子が監督

  • インディーズSFとしての意欲作。
    ただ、特撮は個人的には全然文句はないが、如何せんストーリーの方をもっと素直に判り易くすれば良かったと思う。

    設定は良かっただけに、非常に勿体ない作品…

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