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- / ISBN・EAN: 4988013568822
感想・レビュー・書評
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結構みんな低評価だけど、自分はなかなか面白かった。まぁ確かに一本だけって言われたら選ばない方が良いかな笑
パッケージ的には「二人が作った実験体は次第にその本性を現していき…怪物に!」みたいな煽り文句だったので生まれたらすぐに殺戮開始してどうやって倒すか!?みたいなパニックムービーなんだろうなって思ってたんだけど、意外にもかなり長期間愛を持って育てていた。
見てるこっちも次第に愛着が湧くレベル。
そこからの転落がまた良かった!
登場人物のキャラ設定がけっこうぶれぶれで良い人だったりヤバイやつだったりおんなじ人間か?ってところが微妙ポイント。
マジかクソ野郎じゃん!!?って叫んじゃったよ〜
最後もぐだぐだだったのはもったいないな〜
人に自信持ってオススメする感じではないけど、意外と良かったですよ〜って斜め上からな感じでは勧めたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
製薬会社の遺伝子研究者が、色んなものを混ぜあわせて作った人間を育てる話。
盛り上がりはない。 -
未知の生物を生み出した人間と化け物の戦いかと思ったら違うようで、家族愛…?
でも観ているこっちは冷や汗モノで、「その化け物をどうしたいんだ…」と困惑。
主人公二人に感情移入出来ないままラストを迎えたので、衝撃的であろう終わり方にも「勝手にしたら」と真顔になった。 -
母性で育ててるのかと思いきや、研究者としてのリアリストになってみたり嫉妬してみたり軽蔑してみたり、エルサの女性的な感情の移り変わりが面白い。
クライヴについてはやってしまった時点でドン引きなのだが、誘惑出来るほどに成長したドレンが凄いという事にしておこう。
タイトルがそれなだけにこうなるのも解るけど!何を考察したら良いのか、たくさんありすぎでこれは大変。
1つ、ドレンは美しく雄々しくはあったけれどあくまで異形なので、研究対象としての役割を終えたとしても、人間社会には到底はい込めない様に思う。2人に隠され続けたドレンは、まるで五体満足でない子を隠す親の様にみえる。
2つ、クライヴの言い訳について。あれじゃまるで浮気現場見られた男性の様、しかも半ケツ。しかも割とノリノリでいたしちゃってる。
3つ、メスの時のドレンは女性的にクライヴを誘惑したのに対してオスに変化したドレンは完全に強◯状態でエルサと交わってしまう点から、状況も相まってだろうが凶暴性が顕著に出ていてものすごく動物的で怖いと感じた。
4つ、エルサの過去はよく判らなかったけれど、ヌイグルミに溢れた寝床でネコちゃんと丸まって眠るドレンと、簡素なベットで丸まって眠るエルサが完全に一致した。もしかしたら、エルサも満足に外に出してもらえず育ったのかな〜と。きっと2人とも不満の中で幼い頃を生きたんだろうなぁ。
5つ、失うものは何もないの言葉。
エルサがその子を生む決意をしたのはクライヴも母親もエルサ自身を愛してくれる人を既に失ったからなのかな。だとしたらドレンが最後に同性のクライヴを殺したのは感情的なものではなく意図的な気がして怖い。自分の子を産ませるためにエルサを守る人を無くしたとか、これ怖過ぎでしょ。最終的にドレンがサイコパスに育ったという事ですね〜。
あと、クライヴと弟のギャビン本当に兄弟みたいで笑った。似てるうぅ〜 -
201612
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人のDNAと多種のDNAをつぎはぎで繋ぎ合わせて、なんかスゴイのを作り出して卵子へ注入。美しく育つ……ってあらすじには書いてあったけど、見るからに人間とは程遠い外観!!
どうして情が湧くのか、理解不能。ただただ科学者のご乱心映画。隠し方も浅はか。育て方も疑問。母と娘の確執的なあいまいな伏線はなんだったのか。 -
途中までは面白かった。最後の方が惜しいなぁ。
“科学者の夫婦、クライヴとエルサは禁断の実験に身を投じてしまう―それは、人間と動物のDNAを配合して、"新生命体"を創り出すこと・・・実験は成功し、二人は誕生した"新生命体"にドレンと名付け秘密裏に育てていく。ドレンは急速に美しい女性に成長するが、彼女の進化は止まらず、手に負えないモンスターと化してしまう。そして、彼女を抹殺しようとした二人は、逆にドレンの恐るべき目的に巻き込まれていく・・・” -
人が人間以外の生命を生み出すと言う神の領域に触れるような行為に対する倫理観や道徳観を題材に男女の双方からの視点で描いた作品です。
自身の研究の進展を願い、一縷の光明…と暗黙のルールを強引且つ一方的に説き伏せて踏み出した神の領域。それは生命化学の進歩を望む純粋な一歩ではあったが、次第に妊娠出産子育てと自身の躊躇する現実の代替え策としての一面を見出すことで純粋さから離れて冷静さを失ってしまう。新種として生まれてきた生命体も成長と共に自我に目覚め、個性が備わっていく。そのことに気づくのが遅れて、取り返しのつかない事態へと追い詰められていく…この辺が女性目線。
スタート地点は同じであった。途中、何度も一線を乗り越えていく自分たちの行為に歯止めを掛けようと試みてはいるが感情に流されて取り返しのつかない岸辺に流れ着いてしまう。生命体に妻である相棒の面影を見つけるところは冴えた展開だった。いつの間にか生命体に魅かれてしまう自分の心の恐ろしさに慄きながらも、誘惑に抗えないところなんてとても男らしい性が出ていて秀逸でした -
CUBEの監督 製作ギレルモデルトロ
永遠と不気味で面白い!新鮮な映画だった。好みでいうとグッとはこなかった。生命体の作りこみは良いけど主人公二人は薄っぺらい気もする