軽蔑 ディレクターズ・カット [DVD]

監督 : 廣木隆一 
出演 : 高良健吾  鈴木杏  大森南朋  小林薫  蒼井そら 
  • 角川書店
2.52
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感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111241047

感想・レビュー・書評

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  • 2011年 日本
    監督:廣木隆一
    原作:中上健次『軽蔑』
    出演:高良健吾/鈴木杏/大森南朋/緑魔子

    う-ん………正直に言っていいですか。…………つまんなかった。すっげえつまんなかった!どこにも誰にも共感できなかった。言いたくないけど、鈴木杏ちゃんがどうにもこうにもミスキャストすぎました。

    一応断っておくと、鈴木杏ちゃん自体は、とても好きな女優さんです。彼女の演技力には何の不満も不安も抱いていません。しかし今回に限り、もうほんと申し訳ないけど単純に「ビジュアル」の問題が一番大きかった。演技力だけでカバーできない最大のもの、やっぱりそれって「容姿」だと思うのです。同じ女性なのであまり容姿云々言いたくないですが、同じ女性だからこそ単刀直入に言わせてもらうと、彼女には色気がなさすぎる。ポールダンスのシーンでも、数度にわたるベッドシーンでも、潔く全部脱いだ女優魂は認めてあげたいですが、いかんせん、それが見せられて魅力的な裸体でなければ、どうすればいいのか。

    基本のストーリーは「恋愛もの」です。しかも「ふたりが恋に落ちる過程」はすっ飛ばして、いきなり逃避行から始まる熱烈な恋愛もの。ヒロインには有無を言わせない強烈な魅力がないと成立しない物語です。彼女のために一人の男が破滅するんだよ?その巻き添えを食って何人も罪のない人間も罪のある人間も死ぬ。それほどの破滅を齎すだけの美と魅力が、正直彼女にはなかったです。

    高良くんのカズさんがさすがのかっこよさだっただけに、え、ほんとにこの女のために身を滅ぼしていいの?どこがそんなに好きなの?っていう疑問点ばかりで共感できない。大森南朋が借金のカタに真知子をよこせと言ってもそこまでの価値を真知子に見出せない。これ致命的だと思う。

    だから終盤、憂歌団の名曲「胸が痛い」をバックに、鼻水垂らして高良くんが号泣の熱演をしていても、全く感動できないし、同様に真知子側の気持ちもピンと来ない。清純派から脱皮して演技の幅を広げたいという熱意はわかりますが、正直時期尚早、そしてミスキャストだったと思う。ヒロインに魅力がない、その一点で、この映画は失敗だと思いました。ごめん。
    (2011.10.28)

  • キャストはいいのに、薄っぺらな印象しか残らない。

  • バカな男に振り回されるバカな女。バカップルの自業自得なストーリーでした。

    鈴木杏がナンバーワンダンサーに見えない。

  • なーんにも事前知識なく見たら、杏ちゃんめっちゃ脱いでてびっくりした・・・
    最後はなんかキレイに終わった風になってたけれども

  • 男の人が偉く格好いい様になってた。
    もうちょっとガタイの良い人が良かったけど、取り巻きやら女から浮かない為には丁度良いくらいだったのかな。

    小林薫はやっぱ素敵。荒い口調も腕っ節も中上健次に似合う。

  • 杏ちゃんの乳首しか評価出来ないね。高良健吾はいつもと同じような役だし、蛇にピアスの方が良かったしね。良かったのは、和歌山弁だったとこかなぁ。

  • なんかこう、杏ちゃんが痛すぎた…

    ポールダンサーの役だったけど、体のラインの幼稚さが際立ったり
    どうしても顔立ちが子供っぽかったり
    あとは洋服が本当に似合わなかったり…

    落ちていって落ちていって落ちていって
    、の、成れの果て。

    でもギリギリのところでうまれる
    愛情。

  • ポールダンサーの真知子と遊び人カズさんの物語
    正直序盤から『え?なんで2人は惹かれ合ったの?』と思ってしまった程恋は唐突に始まります
    原作には書かれているそうですが、なにぶん映画だけしかみていないので・・・

    2人の恋の速度は坂を転がるように早く落ちていきます
    結婚うんぬんのシーンはちょっと泣いてしまいました

    が、全体的にもう少しカズさんがなんか・・しっかりしていればこんな最後ではなかったんでは、と
    逆にそんなダメっぷりクズっぷりがよかったのかもしれませんが内容がかなり重い・・・

    個人的には大森南朋の黒い演技がすきでした

  • 杏ちゃんにとって大事な作品になるだろうに、題材というか内容というか脚本というか、原作で大事にしているところの反映がなってない(予測)というか残念。
    大森さんは相変わらず良いし、高良くんの最後のアーケード歩きとかすげー!って思えたけど、なにせ見続けるのが苦痛だった。

    観た後になんにも残らなかった。

  • なんで「軽蔑」なのかなあと思って観てみたけど退屈すぎて途中から飛ばした。原作読んでないからつながりとかまったくわかんないし、そもそもなんで二人が惹かれたのかもよくわからない。
    鈴木杏は「花とアリス」しか観たことないから、すごくイメージ変わった。というかこういう役もやるんだなあと。
    それぞれ要素はいいのに、混ざり方が微妙すぎて2時間興味持ち続けられなかった。

著者プロフィール

1954年福島県生まれ。映画監督。「ヴァイブレータ」「軽蔑」など、文芸作品の映像化に定評がある。 他の映画に「余命1ヶ月の花嫁」「さよなら歌舞伎町」、脚本もつとめた「RIVER」「海辺の町で」など。

「2017年 『彼女の人生は間違いじゃない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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