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- / ISBN・EAN: 4988104068415
感想・レビュー・書評
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アットホームなホームドラマ作品です。
宇仁田ゆみの同名漫画を映像化。
河内大吉(ダイキチ)、30歳独身の男性会社員が、ある日祖父の隠し子である6歳の娘(りん)を引き取る、アラサー男子の子育てという、ドラマではよくある話ではあるものの、アニメーションでは珍しい題材。
30代の男性といえば、働き盛りの年代ですが、ダイキチも会社ではかなりの仕事を抱えていて、とても子どもを預かれるわけでもないのに、隠し子という事で引き取りたがらない親戚一同を前に、「自分が引き取る」と啖呵を切って引き取る事になります。
それまで一人で暮らしていたダイキチが、突然6歳の女の子と暮らすのですからそれはもう色々と大変です。
子どもにはご飯を食べさせてあげないといけない、お風呂にも入れてあげないといけない、夜には寝かせて、朝には保育園に行かせてあげないといけない・・・
およそそんな生活とは無縁だった男性が、突然それをやらねばならない状況に陥るわけです。
最初はこんなの俺にできるのか・・・?となっていたダイキチも、子どもと触れ合うことで少しずつ変わっていきます。
子どもを一人にさせないために、同僚の飲みの誘いを断ったり、やりがいのある仕事をお給料が減ってまで異動を希望したりと、生活をりん中心にしていくダイキチ。
これを観ているとダイキチ、やるな!と、同年代の方は思ってしまうのではないでしょうか。
周囲の人たちとの生活を暖かく描いている点が非常によくできています。
この作品はとにかく子どもを可愛く描いています。暖かみのある作画は原作漫画の雰囲気をよく再現しています。
りんや、その周囲の幼児を演じているのも実際の子役。かと言って棒読みなのかと思ったらそんな事もなく。皆うまいです。
シリーズ構成・脚本は「銀の匙」の岸本卓さん。
銀の匙もまた、題材としてはリアルな作品ですが、本作でもリアルな親子を描いています。
監督はこの作品が初監督作品となる亀井幹太さん。
亀井さんは2014年春のノイタミナ作品「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金」も監督されるようなので、要チェックです!
キャラクターデザイン・総作画監督は「とある魔術の禁書目録」などで活躍されている山下祐さん。
エンディングアニメーションは「魔法少女まどか☆マギカ」などで独特の世界を描く劇団イヌカレーが担当しています。
アニメーション制作はProductionI.Gですので、作品の質はさすがの一言。
子どもを育てるのは大変だけれども、同時に多くのものを親も与えられているのだ、と思わせてくれます。
いま子どもがいる方、これから親になる方、どの年代の方にも楽しめていただける作品です。
2011年作品。
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りん可愛いなぁー。
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ほのぼの。とにかくりんちゃんかわいい。娘がほしくなっちゃうアニメ。
原作では成長したりんちゃんが見れるみたいだけど、そっちの結末のほうがしまりそうだけど、やっぱそこまではやっぱアニメ化しづらいよなあ…。 -
30歳の独身男ダイキチは祖父の葬儀で見知らぬ6歳の女の子
りんと出会う。
実は祖父の隠し子であることが分かり驚愕するダイキチ。
親戚たちがりんを引き取る話し合いのふりをしながら
互いに責任を押しつけ合う中、見兼ねたダイキチは勢い余って
りんを引き取ることを宣言してしまう。
正義感は強いがうっかり者のダイキチと、子供ながらに
どこか芯の強さをもつ少女りん。
ふたりの凸凹・二人三脚・共同生活が始まる。
仕事しながら子育てするのって、こんな感じなのかな~
と思いながら見ていました。
本当に大変そうです…相当の覚悟がないとできません。
主演の松山ケンイチと芦田愛菜ちゃんの演技もほのぼのとして
良かったです。 -
外れ回が一度もない。
演出の素晴らしさに尽きる。
満足度8