- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4934569637758
感想・レビュー・書評
-
UC第4話。サブタイは『ドキッ!丸ごとジオン 水陸両用だらけの水泳大会(ポロリもあるよ)』もしくは『海のトリントン基地(CV塩屋翼)』。
あんまり好きじゃない巻です。具体的には前半けっこう良くて後半が嫌い。4話まで見て面白いと思うのは「長ゼリフの会話シーン」で、それは原作小説の要素。MS戦含めて「アニメーションとしての面白さ」はほとんど感じない……。
MSはもちろん好きだから色々と出てくるのは嬉しいけど(UC自体が色々と出してガンプラを売ろうとする作品だし、商品が出るのも嬉しいけど)、アニメーション作品としてそれが良いことか、効果的に使われてて面白いか?と考えると微妙……。
そもそも私がガンダムという作品を見て面白いなと思ったのは、MSよりもまず人間ドラマの部分(つまり富野がやった要素)。アニメ版のUCは心情描写が少なすぎる。
まず序盤のリディがミネバを好きで……のくだりが唐突すぎて、恋愛を全く描けていない。なんとなく好きなんだろうなーはわかるけど急すぎ。「ほら、ベタな流れだからわかるでしょ?」みたいな。いやわかるけど、そこをきちんと描くのが映像作家の仕事でしょうに……。
もういいかげんガンダムに恋愛を持ち込むのはトリントン基地に核を持ち込むのと同じく南極条約で禁止したらいいのにw
ガンダムで恋愛をちゃんと描けてたのはどれだろ……3人からモテモテのミライさんは置いといて、やっぱり『シンデレラ・フォウ』ですかね。若かりし頃のサトジュン監督がコンテ切ってるけど、印象的なフェンスを触りながら走るシーンはサトジュンの発案ではないそう。つまり富野?(誰得なサトジュン&富野情報)
紫豚は論外で(メロウリンクを見返そうかな…)、08は「巨乳の井上喜久子17歳と添い遂げたいんでしょ?混浴温泉入りたいんでしょ?」的なあざとさを感じてて当時ついて行けなかった(亡くなられた桶谷さん&神田監督&飯田監督スマン)。
UCの話に戻って、やはりZのジャブロー攻略やらZZの青の部隊やらタイガーバウムやら0083のキンバライド鉱山基地を思い出さざるを得ない。4話があまりにもツマランからZZの序盤を見返してみたら面白かったですw
ぐったりしているバナージはほんとエヴァそのまま……。でも良かったのはキャプテンのジンネマンと砂漠でキャンプするシーン。ダグザやキャプテンはリュウやランバラルに相当。UCはエヴァを生んだガンダムを、エヴァを吸収しつつ現代訳してます。
違うのは、シンジ君の場合「怖いから」「自分が殺されたくないから」だけど、バナージの場合は「他人を殺したくないから」。
ガンダムUCがあまり面白くないのは、セリフにもあったけど主人公がユニコーンのせいで殺されないからなんじゃないかなーと思う。『エイリアン3』と同じ。だから「君は、生き延びることができるか?」とか関係なくなっちゃってる。まあアニメだから主人公が最後の方まで生き残るのはお約束なんだけど、そこにラプラスの鍵という理由づけをしたからかな。
ミネバがダイナーで謎の老主人と会話するシーンは良かった。老人の正体はネフライト様……ああっまたミノフスキー粒子濃度が……死なずに地球にずっといたミネバの叔父さんでしたか笑。
バナージがキャプテンをボコるシーン。これも第1話と同じくハァ?って感じでした。すべてを「バナージの出生の秘密」で片付けようとする感が……修正するなら空手でも習っとけ!!止めないジオン兵も心情描写が少ないから意味不明。そもそもバナージは人殺しを止めようとしてるのに……殺さない暴力は良いってことなのか笑。
やっぱり、「そのガキ待ちな!!」→「暴力は、いけない……」の流れが最高である。ウォンさんはZガンダムの中では数少ない「マトモな大人」。
あとロニも、すっごい良いキャラ出してきたな!と思いきやあっさり。ひどい。原作小説ではロニの父親含め、しっかり描写されてるそう。アニメ版だとロニの登場シーンがそもそも少なすぎる……。
…
ブライトに対するリディ父のセリフ
「才能を率直に示しすぎれば、振り回されるというひとつの事例だよ」
↑富野のことかーっ!!
フルフロンタル「今度はトリントンか。次々と面倒な場所を指定してくれるものだ。カーディアスビストに担がれているのではないかと思いたくもなる」
↑ほんとそれな。ガンダム思い出の土地めぐりw
フルフロンタル「放っておけば、それは千々に乱れた濁流となる」
↑ガンダムと名がつく作品が沢山作られましたもんね
トムラ「戦争をやってるうちにそういう部分だけこなれていったんだよ。効率がいいってな」
バナージ「アナハイム社の都合ってことですか?」
トムラ「現場の都合でもある。現に今、助かってるだろ?」
↑ワロタ
現場のサンライズもモデラーも好き勝手できて助かってますw詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
地球での話。
前半のジンネマンとバナージの砂漠越えのシーンとミネバと老人の話が印象深い。
後半は、懐かしのモビルスーツがたくさん出てきて、なかなかいい。
連邦のバイアランをはじめ、ジオンの様々なモビルスーツ。
ロニ・ガーベイ戦は、端折りすぎて、OVAだけ見た人は消化不良なんじゃないかな?
あと2巻で完結の予定だけど、これ以上端折ると話が見えなくなりそうで、そっちの方も心配。-
あえて原作を読まずにUCを観てますが、そんなに端折ってるんでしょうか?あと2巻で完結なのですか?あえて原作を読まずにUCを観てますが、そんなに端折ってるんでしょうか?あと2巻で完結なのですか?2012/03/27
-
ロニ・ガーベイが唐突に出てきて、死んでいくというのはちょっと不自然じゃないですかね?
巻数ですが、最初から6巻という予定だそうです。
機会が...ロニ・ガーベイが唐突に出てきて、死んでいくというのはちょっと不自然じゃないですかね?
巻数ですが、最初から6巻という予定だそうです。
機会があったら小説版もぜひ!2012/03/27
-
-
原作の一番重いところをうまく端折って映像作品としてまとめた印象。
ダカール襲撃とトリントン襲撃をダカールを陽動扱いでトリントンをLa+の指定座標とする発想はなかった。が、映像作品としては上手くまとまっている。原作とずれたところを今後どう収れんさせていくのか期待したい -
少し語りの部分が多すぎる印象があるし、MAに乗る女を説得する主人公という図もお馴染みのものに見える。戦闘シーンも懐かしい機体(MSVも入ってるのか)が登場するのは楽しいけれど、動く部分とそうではない部分の差が極端に見えた。
-
シナンジュぐうかっこいい。リバウも捨てがたい。
サザビーが一番好きだったのに心が揺らぐ。 -
悲し過ぎる
-
オールドファンなら思わず「ニヤリ」とするところがあるのが良かったな、一言で言えば「ブライトさん、キターッ!」それに尽きる。富野以上に印象に残る「ガンダム節」という名の台詞の応酬にシビれる。
-
なるほど、こういう物語だったのか、と初めて納得。心の中にたくさんの疑問が浮かんできてしまうのは確かだけど。考えてみれば、「ローレライ」だってつまりこういうことをテーマにしていたわけで、原作者の存在がぐんとクローズアップされた印象がある。
こじれた人間関係が物語をぐちゃぐちゃにしていきそうで怖い。なにかとすかっとしない主人公はそれでも共感できるのだけど、恋に夢中になる奴って、客観的に見ると痛いね。
それにしても、ラストの衝撃はすごかった。びっくり! -
ブライト艦長。マリーダさんバンシィ乗りに。ミネバ様とダイナーの老主人とのやりとりがなんとも。映像むちゃ綺麗。