デッドゾーン [DVD]

監督 : デヴィッド・クローネンバーグ 
出演 : クリストファー・ウォーケン 
  • キングレコード (2011年10月4日発売)
3.56
  • (8)
  • (24)
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  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 104
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988003808815

感想・レビュー・書評

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  • もはやド定番になってしまったため発表当時の新鮮味や衝撃はなくなってしまった作品。でも主人公の切なさや悲しみは今でも感じられると思う。
    クローネンバーグ監督が『ビデオドローム』の後に撮ったと思うと凄く真っ当というか(私は『ビデオドローム』も『スキャナーズ』も好きですが)静かで哀愁漂う映像…原作のスティーヴン・キングがお気に入りの作品だけあってどちらかといえばキングっぽさの強い映画だと感じる。
    超能力者の孤独や悲哀が描かれるのも今では目新しさはなくなってしまっているので、古典を振り返るつもりで観るか、か弱く見えるクリストファー・ウォーケンを目当てに観るかするならお勧めです。

  • おおおおお!クリストファー・ウォーケン!!
    この人は「ディア・ハンター」以来の独特の美しさが忘れられない俳優さんでしたがその魅力を携えながらの本作出演でした!!

    本作における彼の役(ジョン)も「ディア・ハンター」と時のように同じ役柄で繊細で純粋な美しさを感じるのが私としては嬉しいポイントでしした!!彼はこういう幸の薄そうな役がこれでもかという具合に甘くて脆いフェイスにマッチしますねぇ。笑

    スティーブン・キング原作の映画(しかも本作は作者のお墨付き!)ということで期待しながら観ていましたがまぁそれなりに裏切らない感じで楽しめました。本筋もしっかりしているし。

    ホラーというよりはサイキッカーなお話なんでSFカルト?に感じた。映像が意識しているのかわかりませんがすごく鮮麗された美しさを感じました。たぶんそれほどまでにいわゆるお洒落な映像というものを意識していないとは思いますがときどきはっとする美しい映像があったように思います。クリストファー・ウォーケンのおかげもあるかもしれないけど。笑
    また本作では台詞にも結構はっとさせられるものが多いように感じました。純愛を貫いている物語や最後の終わり方なども素敵だった!!

    インパクトの強い作品ではないと思いますがたまにふと思い出すなんとなく美しい映画のように思います。

  • 「キング原作ものをちゃんと観てみよう」というのと、
    「クローネンバーグ監督作をちゃんと観てみよう」というのが重なったので
    借りて鑑賞。

    以前書いた、キング作品の4パターンでの類型化だと
    『スタンドバイミー』はヒューマンキング(きれいなキング)、
    この『デッドゾーン』は超能力キング。
    『シャイニング』同様出オチ的な所はあるものの、
    あれほど極端ではなく、すげえ切ない話。
    そして緊迫感があってドキドキした。

    『デッドゾーン』ってのは「死の領域」ではなくて
    デッドスペースとかの、活用されてないとこって意味。

    たぶん、原作の分量がそこそこあるのかな。
    けっこう詰め込んでる感じがして、
    前半の事件が山場になるかと思いきや意外とあっさり終わる。
    後半の事件は突飛なところもあるものの、
    当時の時代背景を考えると、こういうのは多かった気がする。
    ちゃんと良い映画で、がっつり楽しめました。

    クリストファー・ウォーケンは『ディア・ハンター』の時がめちゃ若くて
    これだとちょっと落ち着いた感があって
    このぐらいのイメージで止まってたんだけど、もう70歳なんすね…。

    俳優の顔や骨格を研究するのが趣味なんだけど、
    ウォーケンは理想のドイツ人顔なんだよなあ。
    眉といい、前歯の隙間といい。
    後の『スリーピー・ホロウ』ではドイツ人傭兵でしたが
    この作品ではやたら『スリーピー・ホロウ』が引用されてて
    ティムさんはそこらへんを考えてキャスティングしたんだろうか。

    それよりマーティン・シーンの方が若くてビビりました。

  • クリストファー・ウォーケンが若い。
    彼の特性でもあるあのクールな目や表情。そこから時折のぞく笑顔というものがこんなにも魅力的なものかと思う。

    スティーブン・キングの空気感が伝わる良作でした。
    ホラー・ヘイターな私でもそれほど怖くもなく、不思議なお話しとして見れました。

    デビッド・クローネンバーグ作品はちょっと怖そうで距離を置いていました。
    これが初ですがこれが見れたからといって他が大丈夫だとは
    まだ思えない気がします。(笑)

    ・・・次はなにを観たら良いのかしら。

  • えぇ…全然原作とちがうじゃん…
    別に原作から改変してても面白ければいいんだけど、削られたシーンが魅力的なものが多いので残念。特に、デッドゾーンの伏線回収でもある、ジョニーが倒れたときの視界のこととかさぁ…。クローネンバーグなので期待してたのに残念。

  • わがまちQueensが産んだ星、Walkenびいきの影響で星ひとつ多めに計上(笑)

    Walkenに最初に取り憑かれたのは Fatboy Slimの"Weapon of Choice"のミュージックビデオだったはず。そこからさかのぼる形でBlast from the Past (1999)やSleepy Hollow (1999) 等に触れ、並行してJoe Dirt (2001) なんかでMore Cowbellにもつながる彼が得意とするところの「真顔のコメディ」に魅了されてゆく。その後もその静かな熱は継続し、2010年には彼がBroadwayの舞台に登場すると聞くとその作品、"A Behanding in Spokane" につい足を運んでしまった。幸運にも最近になって彼のそれ以前の出演作品をスクリーンで鑑賞できる機会にも恵まれ、Brainstorm (1983) に続いてやってきたのが同年発表の本作という位置づけ。

    コメディ路線でブイブイ言わせる前の彼、それをこれまたThe Fly (1986) でブイブイ言わせる前のクローネンバーグ監督とセットで鑑賞できるのだからお得度満載、さらに最近すっかり自身のブームに乗り切った感のあるMartin Sheenもおまけでついてくる(笑)

    よい。

    そして満足。

  • 流石のキング!
    しかも、このまとめ方が良い~
    原作読みたくなるなあ

  • 交通事故にあって五年の年月と恋人失った変わりに、人の死が見えるようになった男の話 スティーブンキングっぽい話で好みだった!色んなもの失っても最後まで人のために命使うウォーケン切なくて美しい~好き!!

  • レンタル>何とも…切ないお話でした。。お困り顔のウォーケンさん(ジョン・スミス)が可哀想orz。どこまでもツキがないというか何というか。。不慮の事故に遭い昏睡状態に…奇跡的に目覚めた時にはもう5年後…付き合ってた彼女にはフラれ彼女はもう別の男と既婚済。事故が原因で特殊能力;千里眼が目覚めた訳だけど彼にとっては全く幸せじゃないという(^^;)少しは光が見えればいいんだけどあまりなくて悲しかった。。演説会場の警備が手薄過ぎwOPの映像なんか凝ってて洒落てますねww主人公もうちょっと幸せにして泣。

  • 交通事故に遭い5年の昏睡状態から覚めた時、手に触れるだけで相手の未来を予知出来るようになったジョニー(クリストファー・ウォーケン)。ある議員がやがて世界を破滅に導くと知った時、男は自分の使命を感じとるが…。

    主人公が特殊能力に葛藤しながらも一つ一つのエピソードを通じて正義感に目覚めていくさまと切ないオチで楽しめましたが、2時間弱の枠にまとめたせいか掘り下げが浅く淡々とした感じになっていますし、各エピソードが有機的に結びついていない印象で、構成面に不満が残りました。

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