ブラック・スワン [DVD]

監督 : ダーレン・アロノフスキー 
出演 : ナタリー・ポートマン  ヴァンサン・カッセル  ミラ・クニス  バーバラ・ハーシー  ウィノナ・ライダー 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
3.73
  • (80)
  • (134)
  • (128)
  • (20)
  • (3)
本棚登録 : 689
感想 : 154
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142868923

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 観たいと思いながら、気合いがいると感じてなかなか手が伸びなかった。
    最近バレエのドキュメンタリー観たりしてバレエ熱が高まった勢いで観賞。
    ナタリーポートマン演じるニナが生真面目な故に自分を追い込みすぎて破滅に向かっていく。現実と妄想の区別がつかなくなるしグロいから、ある程度気持ちが強いタイミングで観るべき映画。
    今で言う毒親による子供の人格形成への影響についても考えさせられる。
    ナタリーポートマンのバレエ姿に魅せられる。個人的にはウィノナ・ライダーの蓮っ葉な雰囲気の元プリマの存在感も気になった。

  • 怖いが面白かった。中年女子(特に独身)御用達映画。生々しいトウシューズ、バレリーナが回る白鳥の湖のオルゴール・・・観ている自分もニナとともに狂気に取り込まれていく。

  • 怖くて死ぬかと思った。こういうサイコ系というかサイコスリラーの映画は苦手。ナタリーポートマンは役を演じ切っていてすごい。B

  • <u><b>ナタリー・ポートマン アカデミー主演女優賞受賞作
    </b></u>
    ナタリー・ポートマンの演技力凄いです!その一言に尽きます!!

    タイトルとなっている通り、この映画は『バレエ/白鳥の湖』を題材に、
    人間の二面性を描いた作品な訳です。

    主人公であるニナは、生真面目で几帳面な性格は、白鳥役にぴったりであるが、
    白鳥の湖の主役であるスワンクィーンは役は、白鳥だけでなく彼女には不向きな
    官能的な黒鳥役も一人二役で演じる必要がある。
    ひょんなことから主役に抜擢された彼女が、プリマという立場のプレッシャーと、
    狂気的なブラックスワンの役に精神的に潰されていくまでの姿を描いたストーリー。

    上を蹴落とさなければ自分が主役を射止める事が出来ないと言う事、
    そして一度その座を手に入れたとしても、誰もがその座を狙いっている為、
    いつ自分が下されるのかという不安。
    競争社会では、日常的な話かもしれないが、バレエと言う特殊な環境に舞台を
    移すことで、まざまざとその熾烈さや厳しさを見せつけられる。

    まぁその環境の中で、主人公は壊れて行く訳ですが、その演技力の幅は凄いの一言、
    『レオン』であんな可愛かったナタリーが、こんな演技するなんてって感じです。

    それぐらいナタリー自体は絶賛に値するものなのですが、映画自体はと言うと…。
    賛否ありますが、まず『白鳥の湖』の概要を知ってないと話についてけない点や、
    ジャンルが定まっていない点(ミステリーなのかサイコスリラーなのかホラーなのか…)は、
    自分は頂けないと思う訳です。

    その試みを新しいと思えるかが、この映画が面白いと思えるかどうかわかれるところかなと…。
    <blockquote><b>
    【内容紹介】 -Amazonより-</b>
    ニューヨークのバレエ・カンパニーに所属するニナは、元ダンサーの母親の寵愛のもと、人生のすべてをバレエに捧げていた。そんな彼女に新作「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが訪れる。しかし純真な白鳥の女王だけでなく、邪悪で官能的な黒鳥も演じねばならないこの難役は、優等生タイプのニナにとってハードルの高すぎる挑戦だった。さらに黒鳥役が似合う奔放な新人ダンサー、リリーの出現も、ニナを精神的に追いつめていく。やがて役作りに没頭するあまり極度の混乱に陥ったニナは、現実と悪夢の狭間をさまよい、自らの心の闇に囚われていくのだった……。
    </blockquote>

  • どこからがリアルでどこからが幻だったのか、緊張と後から追われる圧力に心はどんどん余裕がなくなっていく。
    主役、というのは改めてすごいなぁ。

  • 作品が出れば観るという習慣が付いてしまったナタリー・ポートマンの作品。改めて本作でオスカーを受賞したということで彼女らしさとはどこにあるのだろうと考えてみたのですが、なんか本当に流動的にしか見ていないような気がしました。

    でも、「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」での笑顔が一番好きかもしれないなぁ~。

    「ブラックスワン」
    https://www.youtube.com/watch?v=uz8hMiDCTFw

    R15指定とあり、官能的なシーンも多いが、どこかポートマンらしくないような気がして。こういう芸術家のような人は自分自身もあるいは身内まで病み加減といった感じが理解できる。でも、ポートマンの演技自信迫真で周りがついてこれてるかというよりも一人浮き彫りのような作品に思えるから物足りないかな

  • 真面目で臆病で繊細な主人公が、最後には自分の殻を破って黒鳥を演じきっていた。鏡の破片でライバルを刺したとき、同時に今までの臆病な自分も殺したんじゃないかと勝手に解釈した。舞台上のシーンはすばらしいけど、クラブのシーンがいい。全体的に暗くて好き。

  • 140531 70点

  • プレッシャーに押しつぶされて行く様子がとてもリアルでよかった
    といとう狂気に陥ったときの表情が最高

  • ★3.5。

    ほほぅ。聞きしに勝る怪映画でした。

    独創的な映画であることには違いないし
    最後まで「一体どうなるの?」っていう感じで目を離せない。

    役をめぐる争い、自分の殻を破る闘い、親離れ・子離れの格闘
    そのシチュエーションごとの苦悩・・・
    それは嫉妬だったり、確執だったり、それによる不安、自立、成長・・・
    女性特有のウェットさも加味されての凄まじさもあるかもしれない。

    それら水面下のドロドロが渾然一体となって表に出たり隠れたりしながら
    描いてあってとても興味深い。
    そう珍しくも無いバレーの役をめぐるドロドロ物語のモチーフを
    新しい切り口で見せたこの作品が沢山の賞をとったのもうなずけます。

    ・・・でも嫌い。(笑)


    ダーレン・アロノフスキー監督作品は「π」以来。
    人間の追い込まれたときに入り込む狂気に魅力を感じている作家なのだなぁと思った。

全154件中 1 - 10件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×