ツレがうつになりまして。 スタンダード・エディション [DVD]

監督 : 佐々部清 
出演 : 宮崎あおい  堺雅人  吹越満  津田寛治  犬塚弘  梅沢富美男  大杉漣 
  • キングレコード (2012年4月12日発売)
3.64
  • (176)
  • (407)
  • (372)
  • (76)
  • (10)
本棚登録 : 1987
感想 : 389
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988003811518

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 結婚する時の誓約書の話のところがグッときた。
    一緒に生きるって、誰とでもできる事じゃ無い。
    大変で億劫で面倒で、でも楽しくて一緒に居たくて嬉しくて、そういう人と簡単に出会えるものなのだろうか。

  •  ツレが…というのは友達かと思っていたら,なんと,自分の旦那のことだった。
     ウツと闘う(というか上手につきあう)夫婦を描いていて,心がホカホカしてきた。ウツになってもいいや…と思ったり,ウツになった友達がこういう映画を見たらちょっとは元気が出たりするのかな,と思ったり。
     映画を見ながら,「これって漫画家の原作があったりするのかな」と思っていたら,やっぱりそうだった。
     ウツになっても,ガンになっても,何か他の病気になっても,日記を書いておくことは大切ですな。

    《NHKプレミアムシネマの解説を転載》
     宮﨑あおい、 堺雅人共演。うつ病になった夫との日々を妻の視点でつづった漫画家・細川貂々のコミックエッセイを映画化した感動作。 結婚5年目、マイペースの売れない漫画家の晴子と、生真面目で家事もしっかりこなすサラリーマンの幹男。ある朝、幹男が突然、 死にたい」とつぶやいた。病院での診断結果は激務のストレスによる心因性うつ病。夫の変化に気づけなかった晴子は反省する一方、原因が会社にあると幹男に退職を迫る…・・。

  • 最初夫を「ツレ」と呼んでるシーンで肌に合うかなー?と思ったけど、最後まで見てよかった。
    うつになった身からすると「あったあった!」って思えるシーンが結構あって、こんな感じだったんかなと思ったりした。
    自殺を考えることは無かったけど、電車に乗るのが本当にきつかったのは同じ。

    奥さんが素敵すぎた。
    本も読みたい。

  • ツレがウツになった漫画家の体験エッセー。良いことも悪いことも(たぶん)そのままに描いてあり好感が持てた。まあ、これは経過はともあれ幸せなほうのケースであって、"割れないでいてくれたことに価値がある"なんて、受け止めてくれる人が周りにいない人もたくさんいるわけで。
    でもまあ、少しでも世界がやさしくなればとは思った。

  • うつ病を大げさにとらえず、自然体で描く視線が温かく、観ていて心地よい。ときどき出てくるイラストが、アクセントになっている。中でも、イラストたちが宙を踊るシーンは、派手ではないけれど、染み入るように感動を覚える。

  • 実話のエッセイが原作なので、本人やその家族の状態や関わりがとてもリアルなのは良かった。
    現代社会においては誰しも経験するかもしれない物語なので、機会があれば観ておくのもよいと思います。

  • 晴子(宮崎あおい)は、マイナス思考で怠け者の漫画家。
    バリバリと仕事をこなすしっかり者の夫・幹男(堺雅人)に甘えて、のんびりと暮らしていた。
    そんなある日、幹男が突然「死にたい」と言い出す。うつ病と診断された彼を支えるうちに前向きな性格へと変わっていった晴子は、2人の生活を漫画に描き、編集部へ売り込みに行く。
    うつ病を患った夫との生活を淡々と描き、30万部を超えるベストセラーとなった細川貂々の同名エッセイ漫画を映画化。宮崎あおい、堺雅人がNHK大河ドラマ『篤姫』以来2度目の夫婦役に。『日輪の遺産』の佐々部清監督が、原作のほんわかとした雰囲気を損なうことなく、病を通して成長していく夫婦の姿を感動的に描き出す。

    几帳面で真面目過ぎて鬱病になってしまい、奥さんのハルさんに支えられながら頑張り過ぎない生き方を学んでいくツレさんをナチュラルにリアルに演じた堺雅人さん、ネガティブでマイナス思考の塊だったがツレさんの闘病を支えながら葛藤がありながらポジティブに成長していくハルさんを人間くさく明るく演じた宮崎あおいが素敵でした。
    鬱病の当事者と家族の立場から丁寧に心理描写が丁寧に描かれているし、原作者の漫画がところどころで入っているのもアクセントになっているし、特別な夫婦の話ではなく、病める時も健やかな時も自然に寄り添い支え合う普遍的な夫婦の話に仕上がっていて、ほっこりと頑張り過ぎない生き方をしていきたいと思える映画です。

  • 久しぶりに観ました。懐かしい。この頃は、今よりずっと、世間の理解がなかったんだったよなあと思いながら。

  • うつ病を正面から扱ったドラマってあまりないので、新鮮でしたし勉強になりました。

    とは言え、自分の周りには結構うつ病を患った人がいるし、明日は我が身と思っています。経験した人の話を聞くと「自分がうつ病になるはずがない」と思い、自分がうつ病であることをなかなか受け入れられないという。

    そういう意味では、人生において「弱い自分」を受け入れることは革命的体験であり、その体験を経た後の自分は間違いなく「新しい自分」なのではないかな。たぶん本作が描いたのは、そういうことではないかな。

    それでもやっぱりうつ病と付き合うのは難しい。環境調整してストレスを取り除いても、ふとした拍子に自殺衝動が襲ってきたりするんだもんなぁ。支えてくれる家族がいることは重要。その家族いなければ…想像するだけで恐ろしい。

    本作では2枚目オーラを消した堺雅人の芝居が素晴らしい。妻(宮崎あおい)の漫画家として日常も何気に面白いし、イラストも可愛くて良かったな。

    BSプレミアム「プレミアム・シネマ」にて。

  • 仕事をバリバリこなしていた夫(通称ツレ)がある日突然うつ病に!結婚5年目にしてその変化に気づけなかった妻(通称ハル)は戸惑うも、ツレが休めるように退職を迫るが──。実話をもとにした夫婦の物語。

    夫婦役の堺雅人さん、宮崎あおいさんの演技がとにかくすごい。ほんとにこの夫婦が実在してるみたいなリアリティ。堺さんのうつ病の演技も見事で、元患者のぼくからしても息をのんだ。情緒不安定な部分やまったく動けない苦しさ、自責感で圧し潰されてしまう姿の迫力は苦しい時期を思い出して言葉を失った。

    うつ病を知る入口としてはいいんじゃないかなと。経験者としては「映画だから上手くいく」で納得しづらい面もあって、もうちょい深く描いてほしかった。ただ、そうすると重すぎるので、夫婦愛を描くのならこれくらいの塩梅がいいのかな。最後にまさかの伏線回収してくるのは良いサプライズ!

    会社や仕事が原因の一つなのは間違いないだろうけど、ハルはじゃあどうだったのか?という部分は気になったかな…。ツレに仕事を辞めさせて、自分が稼ぐと空回りして、結局はそれがストレスになって酷い言葉を投げかけてしまい…あのシーンは見てていたたまれなくなった。そういうところがリアルと言えばそう。なんというか、行間を飛ばして描かれていて、ドラマがちぐはぐに感じたところが残念だった。うつの闘病映画ではなく、うつ病を抱えた夫婦ドラマとして見るとしっくりくると思う。

全389件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×