9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係 [Kindle]

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  • PHP研究所
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感想・レビュー・書評

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  • 性格診断みたいな本。行動心理学に近いものがあって理論的で分かりやすい。本当に9つに分けられるのかはともかく、そうである前提で読み進めると結構面白い。本書でも書かれているように、思い込みは良くないので「こうかもしれない」くらいで受け止めるといいかと。漫画とか小説を書く人なら、キャラクター作りに役立つんじゃないだろうか。

    ちなみに個人的には「けっこう当たってるなぁ…」と思いました(小並感)

  • エニアグラムとは何だろう?エゴグラムの親戚かな?くらいの認識で読み始めたが、全然違った。

    スーフィズムの神秘主義からイスラム社会に広まって、2000年の歴史を持つ秘伝の人間学という。

    自分はタイプ5だった。親が大学教員だったので、理想像や仮面適応としてタイプ5を選んだことも考えられるが、他にあてはまりそうなタイプがない。

    9つの性格は、先天的なもののようだ。アメリカで研究がさかんになされているらしい。

    なかなか奥が深く、タイプ論から「では、どう生きるか?どう人間関係を改善できるか?」という具体的な提言まで書かれている。単に「当たった、はずれた」という占いレベルで終わらないところが素晴らしい。

    自己分析するとき、強力なツールになるであろう。自分は本書で得た知見を、転職活動に生かしたいと思う。

  • これもすごく勉強になった!

    私は、タイプ1か8っぽいんだけど、ほかの人に「なんで??」って思ってたこととか、私の長所であり短所でもあるところとか、納得することが多くて、それに対してどう対処したらいいかも書かれていて、すごく参考になる。

    それに、短所を指摘されても改善点があるから不快に思わないだけじゃなく、結構褒め言葉もたくさんあって、だから「あー、私ってば、だめなところもあるけど、そういういいところもあるよねー」ってちょっと人間味を感じて自分のことが愛おしくなる。笑

    決めつけに使うのは良くないけど、自分と誰かの考え方の違いを知ろうとするツールとして、エニアグラムもっと学びたいと思った!

  • エニアグラム

    タイプ7 optimist
    熱中する人
    かなりの楽観主義者
    底抜けに陽気なナルシスト

    苦悩やつまらないものを嫌い避けようとする。
    達成する覚悟を待つ必要がある。
    覚悟を持って、地に足をつけ現実的な行動を取れるようになると、その持ち前の豊富なアイディアから、成果を生み出すようになる。

  • 「二千年前に生まれた」、「イスラム世界に秘匿されていた」とあると胡散臭さが拭えないのは事実だがここはひとつ素直な気持ちで読むことが大事。そもそも本によると私たちは9つのタイプすべての視点を持ち合わせており、他のタイプは無縁というわけではない。どれが特に当てはまるのかという話らしい。安定時かストレス時かによって他のタイプが表出するというのはこういったところからきている。他のタイプとも連関があるのが一般的な心理テストとは違うところだと感じた。
    個人的にはすごく当てはまると思った。基本的な考え方や「囚われ」を言い当てられて驚いた。ただ注意したいと思ったのはこの本を読んだからといって人と関わる上で過度な先入観をもつのは厳禁ということだ。この本を読んで他者の違いを認めることで、自分を認め、他者を認めることにいかしたいものだ。

  • あやしい。
    二千年前から、、えっ?あやしい。
    あやしさが爆発している。

    しかしながら、「これ自分そのままじゃん」と思えるパターンがあるからどうにも見過ごせない。
    深入りはできないが、学べたところはしっかりと活かしていきたい。

  • 自分はこれかなと思い当たるタイプはあった。
    自分のタイプではないタイプの欠点については、とても納得する記述がされており、自分のタイプの欠点にあまり納得できないのは、認めたくないという心理が働いているのかも。

    5章は、苦手な同僚上司への対応に試してみたい。

  • 昔少し読んだような気もするが、こういうタイプの本を久々に読もうと手に取った。でも歳をとったせいか、自分の性格や弱点をある程度つかんでおり、若い頃に読んだ時のような発見や新鮮さは感じられなかった。

  • エニアグラムは、約2000年前にアフガニスタンで基礎が築かれ、イスラム世界に受け入れられた。特にイスラム教の神秘主義のスーフィー派で重視される。
    エニアグラムは、人間は本質的(生来的)に9つのタイプに分類し、そして各タイプの数は均等になる。

    エニアグラムは、カール・ユングの主張し「人間には、生まれつき備わっている無意識レベルのパターンやイメージがあり、それは生後の個人の体験より、個々の性格に強い作業を及ぼす」という、集合的無意識の主張と共通する部分がある。

    エニアグラムの重要なテーマに、各タイプが思い込んでいる「囚われ」という概念がある。「囚われ」は人の悪い傾向を強める原動力になる。例えば、タイプ1であれば「完全」という「囚われ」を持ち、「完全」を追い求めすぎるあまり悩みや苦しみを増幅させる傾向がある。

    この「囚われ」を自覚し、コントロールすることで、怒りや悩みを克服し各タイプの美徳を活用したよりよい人生を送れるようになる、そうだ。

    自分とまわりの人を診断したが、各タイプの特徴がその人の本質を非常に捉えていて驚いた。タイプ毎の特徴やアドバイスは非常に参考になった。

  • 目的 自分のエニアグラムを知る

    感想 客観的に性格が解説されていて納得した

    自分の行動 他のエニアグラムも理解を深める


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著者プロフィール

聖心会シスター・文学博士
東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。フランスとイタリアに留学。
米国スタンフォード大学客員教授、聖心女子大学教授を経て、国際コミュニオン学会名誉会長。聖心会会員。
修道院で8 年間にわたる沈黙の行を経験し、長年、日々の瞑想を実践。
教育活動のほか、ゲシュタルト・セラピーに従事、文学療法を開発する。
日本に初めてエニアグラムを紹介し、以後、日本におけるエニアグラムの第一人者として高い評価を得ている。
著書に、『死にゆく者からの言葉』(文春文庫)『愛と癒しのコミュニオン』『心の対話者』(文春新書)『9 つの性格』(PHP 文庫)『人はいつか死ぬのだから』(PHP)など多数。

「2023年 『悲しまないで、そして生きて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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