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- / ISBN・EAN: 4959241981547
感想・レビュー・書評
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海から続く坂道の上に建つ“コクリコ荘”。早くに父を亡くし、留学中の母・良子(風吹ジュン)に代わってその下宿を切り盛りする高校生の海(長澤まさみ)は、ある日、新聞部部長の風間俊(岡田准一)と出会う。彼は、学園が取り壊しを決定した古いクラブハウス“カルチェラタン”を守るため、存続活動に没頭中。風間に憧れる妹の空(白石晴香)と共にカルチェラタンを訪れた海は、風間から新聞作りの手伝いを頼まれ、少しずつ彼との距離を縮めていく。 無鉄砲だが行動力のある風間と、親友で生徒会長の水沼(風間俊介)に影響を受けてカルチェラタン取り壊しを巡る討論会に出席した海は、校舎の大掃除を提案。
一方、コクリコ荘の住民で学園の卒業生の北斗(石田ゆり子)がコクリコ荘を去ることになり、北斗の発案でその送別会に風間と水沼を招待することに。風間に惹かれ始めていた海は、コクリコ荘を案内しながら彼に自らの生い立ちを告白。しかし、海の父とその親友が写った写真を見た風間は衝撃を受ける。 そんな中、女子学生と文化部の男子生徒がタッグを組んだカルチェラタンの大掃除がスタート! 北斗の人脈で存続支持を表明した有力OBの協力もあり校舎は見違えるようにキレイになっていくが、学園側はカルチェラタンの強制撤去を決定してしまう…!!そして、風間は何故か海に対してよそよそしい態度をとるようになっていて…!?
新しい物が良しとされる時流に逆らい、世代を越えて受け継ぎたい想いや父親を亡くしながらも真っ直ぐ生きる海と風間たちの青春群像を、会話の間や行間を生かして、バックに流れる歌や表情などで登場人物の心情を表現する手法(日活青春映画のような)で、手嶋葵の歌もメルの旗を掲げる意味が変わった余韻を残すラストも素晴らしく、真っ直ぐな青春映画に仕上げています。 -
嫁さんがレンタルしていたジブリアニメの『コクリコ坂から(英題:From Up On Poppy Hill)/2011』を観ました。
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1980年に『なかよし』に連載された同名コミックを、これが『ゲド戦記』に次ぐデビュー2作目となる宮崎吾朗監督で映画化した長編アニメーション。
1963年の横浜を舞台に、学生運動に身を焦がす若者たちの姿と、出生の秘密に揺れる一組の男女の恋の行方をノスタルジックに綴る。
1963年、横浜。
港の見える丘に建つ古い洋館“コクリコ荘”。
ここに暮らす16歳の少女「松崎海」は、大学教授の母に代わってこの下宿屋を切り盛りするしっかり者。
あわただしい朝でも、船乗りの父に教わった信号旗(安全な航行を祈る)をあげることは欠かさない。
そんな「海」が通う高校では、歴史ある文化部部室の建物、通称“カルチェラタン”の取り壊しを巡って学生たちによる反対運動が起こっていた。
ひょんなことから彼らの騒動に巻き込まれた「海」は、反対メンバーの一人、「風間俊」と出会い、2人は次第に惹かれ合っていくのだが…。
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私が生まれるよりも前の時代が舞台になっていますが、舗装されていない土の道を走るオート三輪やガリ版で印刷物を作るシーンを観ていると、なんだか懐かしいと感じさせる雰囲気がありましたね。
思春期真っ只中の高校生の淡い恋物語… どこかで観たことのあるような、、、
なんだか、旧い邦画をアニメ化したような、そんな感じがしましたね。
個人的に印象に残ったシーンは以下の三つです。
■電停で「海」が「俊」に告白するシーン
■“カルチェラタン”の存続が決まり、学生が大喜びするシーン
■父親の親友から「俊」の出生の秘密を確認するシーン
喜んだり、悲しんだりしながら、楽しめた作品でしたね。
そして、観終わったあと、なんだか心地良い気持ちにさせてくれる作品でした。
あと、作品中、「海」のことをみんなが「メル」と呼ぶ理由がわからなかったのですが、、、
ネットで調べてみると、「海をフランス語に訳すと、ラ・メール(la merとなる)になるが、メールが詰まってメルと呼ばれている。」とのことでした。
納得!
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監督: 宮崎吾朗
製作: 星野康二
プロデューサー: 鈴木敏夫
企画:
原作: 高橋千鶴
佐山哲郎
脚本: 宮崎駿
丹羽圭子
キャラクターデザイン: 近藤勝也
作画監督: 山形厚史
廣田俊輔
高坂希太郎
稲村武志
山下明彦
美術監督: 吉田昇
大場加門
高松洋平
大森崇
撮影監督: 奥井敦
色指定: 森奈緒美
高柳加奈子
編集: 瀬山武司
音楽: 武部聡志
音響演出: 笠松広司
主題歌: 手嶌葵 『さよならの夏~コクリコ坂から~』
制作: スタジオジブリ
整音: 笠松広司
挿入歌: 坂本九 『上を向いて歩こう』
出演:
長澤まさみ 松崎海
岡田准一 風間俊
竹下景子 松崎花
石田ゆり子 北斗美樹
風吹ジュン 松崎良子
内藤剛志 小野寺善雄
風間俊介 水沼史郎
大森南朋 風間明雄
香川照之 徳丸理事長 -
懲りずに合わないのにジブリまた見てみた。情景とかは楽しめた。好きになっていい相手だったっていうハッピーエンド、新しい。感想調べようとして、「コクリコ坂 結局どういうこと」って出てきたのおもしろかった。
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2011年 再視聴
宮崎吾朗監督
カルチェラタン再生と海と俊の出生の話
松崎海 長澤まさみさん
風間俊 岡田准一さん
海の父が出生の話をしないからややこしくなったのだな -
制作年:2011年
監 督:宮崎吾朗
主 演:長澤まさみ、岡田准一、竹下景子、石田ゆり子
時 間:91分
音 声:日:ドルビー2.0chステレオ、日:5.0chDTSデジタルサラウンド
1963年、東京オリンピックの開催を目前に控え高度経済成長が始まろうとしていた時代。
古いものは壊され、新しいものがすばらしいと信じられていた。
16歳の少女・海が通う横浜の高校では、明治時代に建てられた由緒ある校舎の取り壊しを巡って、小さな紛争が起こっていた。
その紛争の中で海は、17歳の少年・俊と出会う。 -
うーん。ずいぶん薄味?淡々とした日常がいいのかな?
特に事件も伏線もないぶん、丹念に二人を描いている。 -
宮崎吾郎監督の第2弾アニメ映画。結構好きな作品です。
学校のこと、恋愛、自分の生い立ちなど、時代は古いけれど青春という時間を駆け抜ける二人がちょっと可愛くて仕方が無いです。手嶌葵さんの歌がより作品をステキにしています。学生に戻って、思いっきりあの頃の時間をもう一度駆け抜けて見たいですね。 -
210104 兄妹じゃなかったから、良かった、みたいな簡単な話はどうかと思うが。学生みんながしっかりと文化を残そうという心粋があってよい。これが描けるのはもうジブリ以外にない。絵も含め素晴らしい。映画自体が遺産。