こんな僕でも社長になれた [Kindle]

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  • ワニブックス
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感想・レビュー・書評

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  • 家入一真 著

    先日の東京都知事選に立候補された家入氏の著書。

    若い人の起業ヒストリーはいいですね。

    元気づけられる本です。

  • いじめ、引きこもり、なにも続かない、、。誰でもあり得る事だけどそれを払拭するくらい好きな事があったから社長になれた。暗い過去をよくもここまでさらっと書いたな。今が幸せだからか。好きだからって企業するって簡単な事じゃない、才覚があったからだと思う。人の人生覗き見してるみたいだけど自伝は面白い。

  • 自叙伝
    福岡の言葉がいい感じに読みやすくリズムもあってさくさく読めた
    ここに書いてあることは表向きのことばかりのように感じた
    引きこもっている部屋でなにを考えていたのとかは書いてなさそう

  • 都知事選立候補ということで読んでみました。

  • 私のブログです。
    http://tatsuya1970.com/?p=923

  • 私はニートにも社長にもなれないということを再認識した。子どもと家にいたいがために起業うんぬんのくだりを一番楽しみにしていたが、案外その部分はさらっと流していた。

  • こんなダメな人でも生きていけるのかと勇気をもらえる本。不登校、ひきこもり、受験失敗。壁にぶつかるたびに逃げ続けた家入さんの人間臭さが非常に魅力的。

  • 一気に読み終えた、今年1番の本。
    貧乏だった幼少期から、引きこもりになった少年/青年期、家族の崩壊など、なんとも重い内容でありながら、包み隠さず、客観的に見つめ、それぞれの出来事の大切な点を的確に自己分析していくことで、その悲壮さを感じさせず、好感をもって読めました。
    特に著者の家族に対する想いをひしひしと感じ、感動しました。

    ロリポップ!のユーザーだったので、その会社の社長さんの著書ということで興味を持ち読んだのですが、このブクログの創始者でもあったのですね!

    自分も、自分にできることから、1歩前へ進んでみようという気になれました。
    オススメ!!

  • やはり自伝は良いと思った。読みやすくあっという間に終わった。そしてブクログ登録。

  • 「逃げる事は、決して悪い事じゃない」


    家入さん程ではないが、僕も本当にいろんなことから逃げて、逃げて逃げまくってきた。

    僕の場合は父が優良企業正社員で、母が専業主婦だった。


    小学校の頃は、

    スイミング、習字、ピアノ、少年野球、ポピー、Z会、チャレンジ等興味のあることはなんでもやらせてあげたほうがタメになると色々やらせてくれて、結局どれも中途半端に終わっていたり、全く手をつけていないものもたくさんあった。

    僕の勉強机の本棚はあまり使い込まれていない問題集や参考書でいっぱいだった。


    中学生の頃は、

    バスケットボールに夢中になった。それに伴い、NBAにはまり、HOOP、月刊バスケットボールを毎月購入し、熟読していた。どうやったらもっとうまくなれるのか、どうすれば身長が伸びるのか、そんなことばかり考えたり、関連する本を買って、読んだりしていた。

    中2の時には練習後の更衣室で

    「将来身長2mになって、NBA選手になる」

    と、本気で皆の前で宣言していた。

    (ちなみに現在165cm)

    バスケットボールをやっている内はよかったが、引退後高校受験の為に勉強するようになって、徐々に人生の歯車が崩れてくる。

    食べる量は変わらないのに、全く運動しなくなったので、太り始めたのだ。

    自分自身太り始めたことには全く気づいていなかったのだが、友達や親に言われ始めて、ようやく自覚した。


    別に太るだけなら、良かったのだが、クラスの女の子に

    「豚、クサイ」

    と、いじめられるようになった。


    これが、辛かった。クラスの子だけではなく、塾でも女の子にいわれるようになり、、、

    それまで、そんなことなかったので、

    いじめられることに対して免疫のなかった僕の身体と心は彼女たちの発する一言一言がウィルスであるかのごとく蝕まれていった。

    (もちろん確かに当時の僕はかなり太っていたし、体臭もひどかった。この時のコンプレックスもあるのか今は細身である。)

    結局、それが原因で勉強にはまるで手がつかず、学校、塾は行きはしたが、休んだり、さぼったりするようになった。

    両親には頭のいい公立高校を受験するよう表向きは繕っていたが、合格したら、クラス、塾の女の子にいじめられ続けるのを恐れたのとバスケが強い高校でプレイしてみたかった為、わざわざ県内の私立高校は受験せず、他府県の私立高校に進学した。


    高校の頃は、

    バスケ部に入ったまでは良かったが、本当に練習がきつかったし、部員のほとんどが県選抜に選ばれていたり、身長が大きかったりして、とてもじゃないがレベルが違い過ぎた。

    もちろん一般入部でも全く上にあがれないことはないのだが、結局この高校が一般入部を受け入れてるのも雑用やその他諸々のことをやらせる為にスタメンの子をよりうまくする為に受け入れているというのが本音だろう。

    そういえば、この時もチームメイトに豪語していた

    「185cmになって、高2にはスタメンとるわ。もし、できんかったらまじで5,000円払うわ」

    未だに僕は5,000円払っていない。彼はもう忘れているだろう。

    気づけば、雑用やマネージャー的な役割が向いていたようで、日頃はBチームで頑張って練習し、試合でメガホン片手に声涸らして応援していた。

    一回全国大会に出た事は本当に嬉しかったし、今でも東京体育館入り口を開けた瞬間のあの感動は何度でも思い出せる。


    結局、こんだけ打ち込んだバスケも高3になる前に辞めてしまう。

    ウェイトをし過ぎてしまったのか、そもそも練習量が限界を超えていた野良、肉離れ、膝を相次いで故障してしまい、なかなか治らず、

    練習を見学している間、がんばって練習している他の部員の姿を見ていて、いたたまれなくなった。

    大学受験で勉強しないとやばいと思っていたのもあり、辞める事にした。


    コーチに辞めます、と挨拶にいった時、涙が文字通り止まらなかった。声が出なかった。

    今まであんなに泣いたことはなかった。自分でもなんでそんなに泣けるのかわからなかったが、止まらなかった。


    バスケ部辞めてから、1週間位は何もできなかった。部活やっていないとこんなに時間があるんだと。時間を持て余してしまった。


    このままではだめだと、予備校に通うになる。

    その予備校には中学の時いじめてくれた女の子も通っていた。

    正直ビクビクして、過剰に反応してしまったが、当時はまだバスケ部でウェイトやりまくっていた財産が残っていてかなりがっちりしていたので、そこまで最早いじめられるということはなかったし、目が合ったら、悪気はなかったが、思いっきりにらんでしまっていた。


    この時程ウェイトやっていて良かったと思ったことはない。

    結局がんばって勉強するも勉強方法が悪かったのか、全く成績は上がらず、どこの大学も合格しなかった。

    というわけで、浪人決定。

    浪人決まって、再度同じ予備校通うことになる。

    社会勉強にもなると思い、バイトをしてみることにした。

    週2、3回ファーストフード店で夜締めの仕事をすることになった。

    この時は確か一発で面接→採用が決まったはずだ。

    (この時は後々面接受けても受けても受けても通らない蟻地獄に陥るとは思いもしなかっただろう。)

    主に床掃除や器具の片付け、ゴミ捨てが主な仕事だったが、

    初めての仕事ということもあり、かなり力んでいたことだと思う。

    汗ダラダラで、一体何に切羽つまっていたのか、、でも、一生懸命やっていたと思う。

    初めて給料もらったのは22600円位だったかと思うが、銀行口座に振り込まれているのを見た時は嬉しかった。

    この時の給料で大好きだったラーメンをチャーシュー付きで注文し、食べた時の美味しさは格別だった。

    (この時の感動もあってか、未だにラーメン注文する時はチャーシュー付きや特別なんちゃらを頼むことがほとんどだ。)

    結局ここは三ヶ月で辞めた。

    やはり勉強しながら、働くのはきつかった。また、家からバイト先まで自転車で片道20分位かかるのだが、その通勤もきつくなってきた。

    マネージャーには嫌な顔をされたが、最後勉強がんばれよといってくれた。

    また、仕事を教えてくれた先輩3人位は飲みに連れて行ってくれた。

    お酒は飲まなかったが、なんでも注文していいよ、といってくれたり、自分の経験を話してくれたりして、楽しかった。

    将来自分もこうならないとな、と思った。

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