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- / ISBN・EAN: 4988003813642
感想・レビュー・書評
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好きなシーンやセリフもあるけど、最後まで観て、好きじゃないまま終わってしまった。
監督にはCocco以外の人を探して欲しかった。この映画はCoccoだから成り立っているようなもので、いろんな違和感のあるシーンの裏付けが「Coccoだから」っていう意識を持ってないと観れない。
これだけ精神的に不安定の人が英語でいきなり唄えるなんて絶対ないから、作曲してるシーンを入れて欲しい。その時のおだやかな表情とか。
「唄っているときだけは二つに見えない」がすごく好きだったから、姉のところに行って普通の女性のシーンを描くより、音に溶け込むシーンのほうが観たかった。
塚本監督自身が出るのも今回は意識してしまった。他の作品ではそうでもないんだけど。。田中が消えるシーンも、消えたあとも、単に消えてまた不安になってくるじゃなくて、もっと違った形で描いて欲しかった。田中が有名人だから、存在の確認はしようと思えばできるし…。
あと怖い方の人が見えるからフォークで刺すのか、単純に病んでて刺すのか、そこがどっちも精神的に不安定で片付けられてて残念。彼女がもし治るのなら、根本的に「おかしい」みたいに描かないで欲しい。後半ボコボコにしてるのは多分二人目が見えてるからだと理解したけど、フォークのときのは解せなかった。
疲れてしまった人の哀しみを観るならぐるりのこと。のクモのシーンのほうがすごく好き。愛があって悲しんでいるから。
この映画での琴子は、結局統合失調症でした。みたいになってる気がする。ラストに病棟に入ってるのも、なんだか解決になっていない。周りにはそう扱われても、彼女自身の中では救われていて欲しい。
いろいろ思うところはあるけれど、ちゃんと向き合って、好きじゃなかったです。 -
「そういえば」
『ファーザー』のストーリー展開に、彼の目線や思考でストーリーが進行してゆくことに「なるほど〜、こんなふうに見えているのかー」と愕然としていましたが
こちらの方がもっと古い作品でしたね
朧げながらとしか覚えていらせんが彼女の目線で物語られていたように思います
もう一度観なければ。 -
苦しい。
生きることはあまりに苦しい。
言葉ではなく、それを人と映像と音楽で見事に表現してしまっている。
そしてそれは圧倒的なリアルである。
どっちが作りモノの世界なのか、何が本当か、そんなことに答えはない。
「逃げ恥」が好きな僕に見えているこの世界もリアルだし、
彼女たちの瞳に映るその世界もまたリアルだ。
キラキラした装飾で飾り付けられた部屋も、どこか遠い地で行われている戦争も、家族での団欒も、どんなに暴力をふるってもそばに居続けてくれる人も、いい母を演じるのも。そして流れる赤い血も。真っ白な世界も。
だけど、それでも人生は「生きろ」と言う。
だとしたら、たとえ狂気の沙汰だと思われようと、
世界がひとつになって見えるもの、
この世界に命をつなぎとめるための何かと、
出会うために生きてゆきたい。
とはいえ決して観ることをお勧めはしない、でも素晴らしい映画だと思う。 -
自己陶酔が気持ち悪かった。
統合失調症の態様も上手く表現できていないし、ガチャガチャした画面も五月蝿いだけ
ほんと超絶劣化版デヴィッド・リンチだわ。
才能がない。
あと、coccoは歌だけ歌っとけば良いと思うよ。 -
ちょっと精神的にやられる。
こうゆうのは苦手。でも一人で子育てはほんと大変なことなのは十分伝わりました。
Coccoの細さがストーリーの深刻さを増す。 -
テアトル新宿
渋谷アップリンク にて。