賭けの考え方 カジノブックシリーズ [Kindle]

著者 : イアン・テイラー マシュー・ヒルガー フジタカシ

• パンローリング株式会社 (2011年8月12日発売)

感想・レビュー・書評

[darkheadさんの感想 · 2020年6月1日]

ポーカーの本だが、投資における心構えについての本として読んだ。
自分はポーカーのルールがわからないので、ハンドの具体例の記述になると理解が怪しくなったが、考え方についてはかなり参考になった。

投資本的に翻訳するなら、

・長期的には期待リターンがプラスであるのなら、短期的な変動に一喜一憂しない。
・合理的な投資判断を下すことを第一に考え、それが出来たのであればその後の直接的な結果については気にしない。
・判断基準として、自尊心・感情を勝率より上に置いてはならない。
・ポジションを持っている途中で逐一PLを記録しない。（最後、合理的な判断でそのポジションを閉じたときの記録で十分）

といった感じの読み解きになるでしょうか。

ポーカーで対戦するであろう相手の類型分析などはあまり参考にならなかったが、負けが込んだときの心の動き方についての記述やその整理法などは、今後役に立ちそう。

[けんごさんの感想 · 2019年5月16日]

ポーカーのプロによるポーカーの戦略本。この本で書かれていることは日常の仕事でもほぼ同じことが言えるからおもしろい。

人生を「仕事」と「趣味」で分けた場合に、
「仕事で勝つための戦略」から「仕事と趣味のバランスの取り方」まで、かなりロジカルに教えてくれる。（「仕事中心」ではある）

人生レベルで参考になる本...

[千莉さんの感想 · 2018年7月24日]

　ポーカーにおけるプレイヤーの心理分析の本であるが、ほぼ全てがトレーダーの心理と一致している。トレードに関する多くのメンタル本よりも深く、詳細に分析されている。

[よこざーさんの感想 · 2017年2月6日]

書いてある事は当然と言えば当然の事ばかりなのだが、それらが出来てないから勝てないので、体系的に自分自身のプレイ心理を振り返るきっかけとして良い本。
タイムリーにプロの木原さんがNLTHでプロがAIに負けたという内容を解説していますが、ここにもプレイ心理に関する問題が垣間見えたり。
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1611/06/news003.html
（ただしヘッズアップは別ゲーなので、NLTHでAI＞人間が確定した！みたいな文意には木原さん同様に完全に同意しかねます）
というわけで本書はポーカープレイヤーがより勝てる為に読む本であって、一般の人には何ら関係ない、というわけでもない。
ネットでは「ポーカーと会社経営は似ている」みたいな記事を見かけますが、個人的には会社経営というか人生全般の意思決定に似ていると思っていたりします。多くの場合、人生における重要な意思決定について結果は保証されてないので、結果が保証されてない以上、どんな良い意思決定をしてもバッドビートを受ける事はあるし、オッズ以上の結果を得るラッキーもあります。ただ、重要な事は意思決定時点における自分のスキル上限いっぱいで、最適な判断を下し続けているかそうでないか？という事はコントロールしていく必要がある、という事です。これが本書でポーカープレイを通して繰り返し述べている考え方の本質でしょう。
ポーカーを通してそういった考え方に触れたい人にはおすすめです、ちなみにポーカーは不完全情報ゲームの中では比較的プレイルールがシンプルで、言語の壁も無いので単純にゲームとしておすすめです。

[中達寝子さんの感想 · 2016年9月15日]

素晴らしい！ ポーカーにおける思考やマネーバンクなどの場外的な戦略に関する考え方を非常に分かりやすく体系的に整理した本。ポーカーに限らないビジネスにおいても転用できそうな思考法が載っている。たびたび読み返したい。

[あさんの感想 · 2016年8月12日]

ポーカーを心理的側面から考察している本
特に印象深いエピソードはない

[read/writeさんの感想 · 2015年9月4日]

山の頂を目指せ。山頂に到達したなら、次は星を目指すのだ。

[bluesky1981さんの感想 · 2015年5月12日]

継続的な観察こそが、あなたのゲームを新たなレベルに引き上げるためのカギとなる。

最近、溜まっていた知財雑誌を読み終わりました。読んだというより、気になるところだけピックアップして、あとは無視です。

明細書に携わる身分だけに、最近の判例など知っておいてもいいかも知れません。ただ、その手の話は中々触手が伸びませんでした。