- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4547462082596
感想・レビュー・書評
-
いまや野球界ひいては野球ファンにも広く浸透した「マネーボール」理論。
そのマネーボールをいち早くチームマネジメントに導入したビリー・ビーンの軌跡を描いた映画。
「マネーボール」というと、打率とか防御率とかそういう表面上の数字(パッと見て分かりやすい指標)を過信せずに、出塁率のようなマイナー(今ではそんなことないですが)かつあまり評価されない指標に重きを置く・・・といった程度の理解。
主人公のビリー・ビーンにしても、たしかナカジのメジャー移籍の際にTVで見たくらい。
それゆえ、ビリー・ビーン自身がかつて超高校級の選手としてプロの世界に飛び込み、将来を嘱望されたものの挫折、引退後はGMへ・・・
といった彼のバックグラウンドも初耳で驚き。
短気でジンクスも信じてしまう彼がマネーボールという、いわば無機質な数値の集合体であるデータに彼のGM生命を賭けるというのもまた面白い。
調べてみたら
20連勝ってノンフィクションなんですね。。凄いの一言に尽きる。
あと、リアリティ追求のために選手の役は元野球選手が多用されてるとのこと。どうりで何の違和感もなく気分が高揚したんだろうなあ、と。
当時の野球ファンにとってはさぞかし衝撃的だったんだろうなあ・・・
今じゃもうどこの球団でも出塁率はかなり重要視される指標になってるだろうから、マネーボールが今後どう姿を変えていくか、というよりもどう適応していくかが気になるところ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
珍しく(?)爽やかな印象のブラピです(^^;
何事も初めて、というのは
周りからの反発が大きいものです。
野球界に経営学の考えを初めて導入して
成功を収めた実話を基にした映画。
シーズン途中の20連勝は上手くいき過ぎな感も
ありますが、チームスポーツのあり方を
考えさせられる良い作品でした。 -
実話をもとに映画化と言われても
正直野球も大リーグにもあまり興味がなく
実際の話も知らなかった私としてはあまり乗れなかった
ただ今までのやり方がダメなら
やり方を根底から変えていこうと
周りに批判されながらも自分の考えを信じ
結果を出していくのはすごいと思うし
20勝目の試合には映画とは言え鳥肌がたった
ビリーは終始何かを食べて飲んで
ボールペンをカチカチしたり
マグに爪でカチカチいわせたり
落ち着きのない様子が印象的
ブラピは年をとったなと
目の周りのたるみを見て思ったけど
それでも良い男には変わりなかった
やっぱりかっこいいわー(←そこ
【マネーボール】予告編
http://www.youtube.com/watch?v=4cn-GMnMzt4 -
連敗続きで自らの首も危なくなるなど、絶体絶命の状況に陥ったとき、主人公ビリーは有望な新人選手をトレードに出し、自分の理論に合った選手を強引に起用して状況を打開しようとします。常識的に考えるとあり得ない行動です。
「感情だけで決めてはいけない。この判断は人に説明できないよ」という相棒に対し、ビリーは「大事なのは自分の決断に自信を持てるかどうかだ。本当にやりたいこと、自信のあることなら誰かに説明する必要なんてない」と言います。この台詞がすごく刺さりました。
自分の普段の仕事では、いつも誰かに説明すること、そして他人に批判されないようにすることにばかり意識が向いていることに気づかされました。
これだけ情熱的に、一つのことに人生を賭ける生き方をしたいなと思います。 -
「負けないチームを作る」
この目的のために、“合理的な”あらゆる手段を尽くす。
いいですねぇ。
『パッチ・アダムス』とかもそうですが、
こういう“芯のある人物”には心を打たれます。
映画的な観点からいっても、
娘や妻との関係といった“副次的な部分”はほとんど説明せず、必要最低限の描写に留めているので、“不毛な間延び感”もなく、「伝えたいこと」につねに重心を置いているところがいい。
合理性を突き詰めるという「内容」
と
ムダを一切省いた「演出」
ここに矛盾がないのでスッと作品に入り込むことができる。
良作。 -
いや、何がいいって、挿入歌がいい。歌詞も含めてやられちゃいました。こんなCD娘にもらったらしんじまいますよ、実際。
I'm just a little bit caught in the middle. Life is a maze and love is a riddle.. just enjoy the show... -
経験と直感だけの古めかしい世界に、統計という新しい手法を取り入れて革命を起こそうとする様子にワクワクしみいってしまいました。
-
結局、ブラピは格好いい。それに尽きる。
筋としてはほぼ事前情報通りで、あとはディテールだと思うけど、結果ブラピが格好いい、だった。
大好きなフィリップ・シーモア・ホフマンも出ていたが、あれ、彼である必要あったの?