龍馬伝 III ―SEASON3 RYOMA THE NAVIGATOR [Kindle]
- NHK出版 (2010年7月17日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (304ページ)
感想・レビュー・書評
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龍馬伝3巻
自分達の所属部隊である海軍操練所がなくなった龍馬たちは、脱藩浪士として薩摩に匿われて長崎に移動する。
長崎の商人たちを見て商売面で日本を洗濯する事に目覚めた龍馬たちは、「亀山社中」と名乗ってカステラ等を創作し、自立していく。
その一方、薩摩藩・長州藩の両方と交流がある龍馬は、長州藩のバイタリティ&財力と薩摩藩の武力を掛け合わせて、薩長同盟を思案し行動に移す。
見事、薩長同盟を成し遂げるが、それにより幕府から目を付けられ命を狙われるようになった龍馬。
ここから更なる倒幕に本腰を入れ始めるが、いざ戦争となった時に自分の無力さを知り、今後の動向を考え始める…
【感想】
もはや、TVドラマの復習としてでしか、この本を読んでいない。TVドラマの1%ほどしか楽しさがないよね。
第3部になってから人が変わったかのように思案・行動をするパーフェクトヒューマン龍馬。
先見の明がありすぎるのが引っ掛かるが、ここから面白くなっていくんよなぁ。
残すはあと1巻。
ドラマほどのワクワクや感動を得る事に期待していないが、メリットはあまり時間かけずにさくさく読めるというところ。
さぁ楽しもう!
【引用】
p140
「私心があっては志とは言わんき。」
「自分らぁどうでもえいゆうことぜよ!」
p196
「わしは土佐の下士やったき。
その土佐も捨ててしもうたき、もうなんちゃあない。ただの日本人じゃき。」
「ほんじゃきわしは、日本の国を守らんといかん。
今はもう下士らぁ脱藩浪士らぁと怯んじゅう場合ではないがぜよ。
力のない者でも、本気で声を上げ本気で動いたら、必ずこの国を変える事ができるがじゃき!」
龍馬の志の大きさに、三吉は圧倒されていた。
少しずつ、龍馬へのわだかまりが解けていく。詳細をみるコメント0件をすべて表示