砂漠の花嫁 ハーレクインコミックス [Kindle]

著者 : 流水凛子 リン・グレアム

• ハーレクイン (2002年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[sayabooklogさんの感想 · 2018年9月23日]

ヒーローがもう少し饒舌だったらここまで拗れなかったのにねー。偽装ビザを使って拉致してみたり行動力だけはあるのに、ろくに説明しないものだから、もう！

[kobayakawabooksさんの感想 · 2017年1月20日]

ベサニーは、かつて学生時代、同じく学生だった砂漠の国のダタールの皇太子ラズルと惹かれ合いながらも、文化の違いと母に受けた心の傷のせいで、ラズルを拒絶していた。
そして数年後、若い学者となったベサニーは、ダタールでの研究者に抜擢される。
断れない抜擢に、酷く傷つけたラズルに会うことはないだろうとダタールへ行くが、ビザの偽造をでっち上げられ、連れて行かれた先にラズルがいて…。
再会シークモノ。

試し読みで、ヒロインの憐れ切なさがグッときたので購入。

しかし、「誰のものにもならない」といっていたのに、ラズルの強引さで結局結ばれるというハーレクインならではなんだが、強引さが過ぎてる気がして、モヤモヤしてしまった。
ヒロインが憐れ過ぎるというか、みじめに近い。
ラズルは一途に愛しているのはわかるが、もっと相手を尊重して欲しいというか。

外国の人ってもっと発展していると思ってたけど、まあ物語なのだから自由なのかもしれないけど。
これだとヒロインの誤解が正しいように思えたり。
いやでも、ヒロインも相当に愛してなければ地獄だよなあ。

現実を無視して劣情感を味わいたいなら良し。
そうでなければ星2よりの3(絵もいいし、読める話運びではある)。