かしこい単細胞 粘菌 (月刊 たくさんのふしぎ 2012年 11月号)
- 福音館書店 (2012年10月3日発売)
- Amazon.co.jp ・雑誌
感想・レビュー・書評
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お、おもしろい。
本当にコレ子供向けの読み物ですか?
理系少年なのに生き物には全く興味の無いウチの子が、夢中になって読んでいた。
巻末の「ふしぎ新聞」の内容も濃くて面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イグノーベル賞を受賞された中垣先生の「粘菌 その驚くべき知性」の小学生版、というのでしょうか。
実験内容も、先の本と内容が同じものが紹介いだれていて、しかも私にとっては、当然こちらのほうが大変に読みやすく、分かりやすく・・・♪
最後に、福音館書店の「ふしぎ新聞」なるものがついてて、これがまたおもしろい!!
ああ~今の小学生は、こんなおもしろい本?雑誌が図書館で読むことが出来るんだ~いいなぁ~♪
児童書は要チェック!! -
2023年7月24日
(朝ドラに粘菌が出てきてSNSのTLでみかけたので、思い出して読み返した。本棚みたら、五星つけてるのに感想未記入だったので改めて書く)
単細胞生物「粘菌」またの名は「変形菌」を知るのにうってつけの一冊。まずは生き物の中で「粘菌」がどのように分類され位置づけられているのか、次にその生態(ライフサイクル、食べ物や好き嫌い)が解説され、それからさまざまなおもしろい実験を通じて「(鈍感さや愚かさの例えにしばしば用いられる)単細胞」といえど意外とかしこいのではないかという観察結果が提示される。著者はこうした研究でイグノーベル賞を二回も受賞しているが、こういう好奇心が世界や人間の不思議を解き明かすブレイクスルーになるのだと思う。
2015年にたくさんのふしぎ傑作集(単行本)になっている。 -
「たくさんのふしぎ」を初めて読んだ。
これは粘菌の特集。
まずは粘菌とは何ぞや、から始まって、有名な迷路実験以下、著者の行った実験のほとんどがここに紹介されている。
今号に限ったことではないらしいが、とても子供むけとは思えない充実振り。
たくさんの絵、図表は理解を助けてくれた。