レンタネコ[DVD]

監督 : 荻上直子 
出演 : 市川実日子 
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感想 : 152
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988021137225

感想・レビュー・書評

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  • 2012年公開。


    緑鮮やかな河原の土手。

    涼やかな風鈴の音色と
    風流な蝉の声。

    暑い日の瓶ビールとガリガリくん。

    首振り扇風機と
    蚊取り豚と流しそうめん。

    そして縁側には…猫、猫、猫。




    地味で淡々とした
    不思議な映画だけど
    自分は好きですね〜♪


    猫を惹きつける
    特殊な能力を持つ女性サヨコ。
    (厳密に言うと猫だけを引き寄せるらしい笑)


    リヤカーに猫を積んで(笑)
    竿竹売りのごとく
    拡声器で

    「れんた〜〜〜ねこ♪
    れんた〜〜〜ねこ♪
    ねこねこ♪」


    レンタネコ屋を宣伝する
    主人公が笑えます。


    料金は前金千円。
    審査あり。

    サヨコ自身が祖母を亡くした悲しみを猫たちに埋めてもらった経緯があるので
    儲けようなんて思ってないんのがいいのです。
    (実はサヨコの本業は他にもあるのです笑)

    孤独なお婆さんには
    14歳のおばあちゃん茶トラを、

    娘に臭いと言われ嫌われた
    単身赴任の男には
    臭いもの好きの黒白猫を、

    何でもランク付けしてしまうOLには三毛猫を、

    孤独な人たちを
    癒やす手助けをするサヨコ。


    自分もやんちゃ坊主な黒にゃんこ飼ってるけど、
    自分の子供同然でもある猫たちを貸し出すって
    なかなかできるもんじゃないです。

    猫と人との信頼関係がないとできないことやろし。


    サヨコは猫を通じ、
    孤独な人たちの
    心の穴ぼこを埋める手助けをすることで
    実は自分自身の穴ぼこも補填してもらってるんじゃないかな。
    (人と繋がることを誰よりも求めてるのはサヨコ自身なのかも)


    『誰かにとっての大切なものは、
    それがどんなものであっても一番なんだ』
    というサヨコの言葉は沁みたなぁ。

    ニューヨークで人気のドーナツより
    おばあちゃんの揚げた手作りのドーナツが美味しいと感じる人だっているように、
    ブランドや肩書きではない
    自分自身の揺らがない「好き」を見つけてという
    荻上直子監督のメッセージが込められていたように思います。

    大の猫好きの荻上監督だけに
    過剰な演出はなく
    あくまで自然に任せた猫たちの撮り方も
    好感を持ちました。


    しかし、おデブで
    むっつり顔の歌丸師匠、
    キミは可愛い過ぎるよ〜(>_<)

    • chibi-maruさん
      フォローとコメントありがとうございました(^-^)

      レビューはあまり書かない上に参考にならないと思いますが、よろしくお願いします!

      荻...
      フォローとコメントありがとうございました(^-^)

      レビューはあまり書かない上に参考にならないと思いますが、よろしくお願いします!

      荻上監督作品いいですよね!
      こちらの作品も気になっていたので是非観てみたいと思います!!
      2013/06/27
    • 円軌道の外さん

      chibi-maruさん、
      コメントありがとうございます!

      この映画は地味で
      人によっては退屈に感じるかもしれないけど、
      ...

      chibi-maruさん、
      コメントありがとうございます!

      この映画は地味で
      人によっては退屈に感じるかもしれないけど、
      猫が好きな人や
      自分の『好き』を大事に生きてる人には
      なかなか響く内容だと思いますよ♪

      こちらこそ雑多な本棚やけど
      末永くよろしくお願いします(^O^)


      2013/07/15
  • 市川実日子の魅力たっぷり。
    お洋服もカワイイ。
    お話は、こうくるのか?という予想を裏切る展開が意外で面白かった。
    テンポはゆっくりだけど小気味良い。
    やっぱ好きだわ~荻上さん。
    画面を飛び回る猫達に、猫好きは目がクギズケになるでしょう。

  • レーンタぁ~ ネコっ♪ ネコネコっ♪
    ゆるーい感じで面白かった。猫がたくさんでてきて嬉しい。
    「前世はセミだよ」にふいた。
    お隣のおばさん(おじさん?w)も寂しいのね。
    レンタカー屋のお姉さんとのやりとりが好き。
    寂しい人に心の穴ぼこ埋めてくれる猫を貸してくれるレンタネコ屋さん
    うちにも来てくれないかな。
    レンタカー屋さんに連れて行ったノルウェージャンみたいな子を借りたい。

  • 猫好きにはたまらない映画。特に、雑種の猫ちゃんが好きな人は見てるだけで癒されると思いますよ。
    リヤカーに入れられてガタガタ運ばれてるのに、籠の中でお利口さんにしてる猫が本当に可愛らしい。
    昔飼ってた猫に似た柄の子(娘に嫌われたおじさんが選んだ白黒の子)が出てきた時は本当に悶絶しました。笑

    ストーリーはありきたりだけど、ほのぼの感が好きです。
    隣の住人とのふれあいがいちいち面白い。

  • てっきり、重松清の「ブランケット・キャッツ」が原作だと勘違いして借りてきたんだけど、これはこれで面白かったー。
    何せ猫が可愛い。
    テーマも分かりやすい。
    私もさよこのように猫に囲まれて悠々自適気ままな生活がしたいよ…というのが、真っ先に感じたことだった。

  • すごい癒し映画。

    映画館までわざわざ行く感じでもなくて、なんとなくケーブルテレビ向けというか…。

    ふとしたときDVDかけっぱなしとかにしたい感じでもある。

  • 超絶犬派として知られる私ですが、実は猫も好きなのです!ってことを改めて思い出す映画。
    猫たちもかわいくて、猫借りた人たちが心の穴ぼこを埋めていく様子で、とても癒されるー(*´ω`*)

    心が疲れてるときって、激しいアクションとかサスペンスよりも、荻上監督のこういう作品が特効薬になる。映画なのに何も劇的なところがない、なのにこんなほっこり!ステキまったりな作品でした。
    なんだか、「かもめ食堂を越えられない!」みたいな声もあるけど、私は別のものとして見た感じかな。あー猫かわいい。

    --

    さみしいまま、なんてゼッタイいけません。
    現代は、心の寂しい人の多い時代。
    忙しい。喧嘩した。叱られた。放っておかれた。くたびれた。
    毎日、たった一人でため息をつくとき、
    その気持ちに寄り添う、温かな存在があったなら――。
    そんな願いが、1本の映画になりました。
    「寂しいヒトに、猫、貸します」と呼びかけながら、人と猫の出会いを手伝う主人公、サヨコ。でも、誰にでもレンタルできるわけではありません。
    “猫を貸すことにふさわしい条件が揃っているか"の審査付き。幼い頃から、猫に好かれていたサヨコは、彼らの気持ちを汲んで、心寂しい人たちと猫を引き合わせていきます。
    猫を貸し出して回るサヨコと、彼女と出会う人々が繰り広げる物語。

  • レンターネコ、ネコネコ。このフレーズしばらく離れなさそう。さよこの仕事はレンタネコ以外にたくさんあって、前世は蝉。隣のおばちゃんが小林克也なのはうけた。何かを見て誰かを思い出す。そういう種類の映画だと思った。

  • 癒された…とにかく癒された…
    ネコたちみんなとてもかわいいし、ネコと当たり前のように会話しながら暮らす市川実日子さんもかわいい!
    ネコをきっかけに色んな人と関わっていく過程も面白いし、登場人物もネコもみんな魅力的で、最後までじっくり楽しめました。休日にゆるゆる見たい映画。
    見終わってしばらく頭の中で「レンタ〜ネコ〜ねこねこ」ってリピートしてました…
    ほんとにこんなレンタルあったらいいのに…

  • ネコをレンタルするのかぁ。
    ちょっと寂しいとき、1週間とかネコがいてくれたら癒されるかもしれない。
    ちゃんと飼う前の練習とか?
    ネコとの相性をみるのに、ちょっと自宅にお泊りさせるっていうシステムがあればいいのにね。
    市川実日子ちゃんの衣装が個性的なんだけれど、とっても可愛かった。
    柄&柄でも組み合わせによってはイケるんじゃないの?

著者プロフィール

荻上直子(おぎがみ・なおこ)
1972年、千葉県生まれ。映画監督、脚本家。千葉大学工学部画像工学科卒業。1994年に渡米し、南カリフォルニア大学大学院映画学科で映画製作を学び、2000年に帰国。2004年に劇場デビュー作「バーバー吉野」でベルリン映画祭児童映画部門特別賞受賞、2017年に「彼らが本気で編むときは、」で日本初のベルリン国際映画祭テディ審査員特別賞など、受賞多数。他の監督作に「恋は五・七・五!」「かもめ食堂」「めがね」「トイレット」、著書に『モリオ』がある。

「2021年 『川っぺりムコリッタ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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