葬られたる秘密 [Kindle]

  • 2012年9月13日発売
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感想・レビュー・書評

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  • その昔丹波の国に、豪商の娘で〝お園〟 という怜悧な美人がいた。京都で修行して後に結婚するが、二人の子を残し病死してしまう。この世に心残りがあったのか、幽霊になった〝お園〟が、夜な夜な生前愛用の箪笥の前に立つようになる。家人から相談を受けた菩提寺の和尚は、箪笥の前での〝お園〟との会話から、ある秘密を知ることになる。【小泉八雲】の優しい心根が感じられる怪談夜話です。

  • 引き込まれる作品でした。
    秘密の内容が気になる…

  • やっていることは「死んだらハードディスクの中身を消去してくれ」と同じようなことなのに、なんだか趣がある。

  •  薬局の待ち時間で読みふけった作品はこれが最後になります。
     小泉八雲の作品ですが、狢やろくろ首と違って話の内容は全然知らないなと思って読んでいたのですが、普通に怖い話だったのでビビってしまいました。でも、怖いと思う反面でよくありそうな話だなと思ってしまいました。そして、無意識に裏読みをしている自分がいました。

     <以下引用>
     しかしその内に書いてあった事を知っているのは和尚ばかりであて、秘密は和尚と共に葬られてしまった。(p.12)

     和尚は手紙の中を見たのか?というよりは、手紙の送り主が和尚とか、悲恋だったのかなとか勝手な裏読みで想像して楽しんでいました。
     ちょっとの合間に青空文庫で4作品読むことができました。

  • 怖い話なのか?

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著者プロフィール

(1850年-1904年)ギリシア生まれ。作家。ラフカディオ=ハーン。1869年アメリカへ渡り、新聞記者に。ハーパー社の通信員として、1890年4月4日来日。島根県松江尋常中学校へ英語教師として赴任。1890年12月、小泉節子と結婚、日本に帰化し、小泉八雲と名をあらためた。節子夫人から聞く日本につたわる話を集め、工夫をこらして物語にし、『Kotto(骨董)』『kwaidan(怪談)』などの本にまとめた。

「2008年 『耳なし芳一・雪女 新装版-八雲 怪談傑作集-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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