子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる! 脳を鍛える10の方法 (幻冬舎新書) [Kindle]
- 幻冬舎 (2010年12月31日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (136ページ)
感想・レビュー・書評
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とにかく楽しいと好きで脳を育てる。それに尽きるのかなと。
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■脳は、好きなことに夢中になる
好きなものには脳機能がよく働き、逆にそうでない場合はしっかり働かない
脳は、本能(「自己保存」「統一・一貫性」「自我」)に逆らえない
脳神経細胞の本能は「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」
これが集まると「自己保存」「統一・一貫性」「自我」という本能が生まれる。
・自己保存 :自分を守ろうとする本能
・統一・一貫性:正誤の判断などをする本能のことで、「統一・一貫性」が保てないことを避けたがる
・自我 :自分から報酬を達成しようとする気持ち
■脳神経細胞は、0~3歳まで増え続け、3歳がピーク
・脳の本能を磨く「心」
・耳を鍛える(音階トレーニング)が良い
・脳を鍛えるポイント
1.明るい表情を見せ、愛情を注ぐ
2.失敗を認め、良く褒める
3.真剣に競争する
4.自分の足で歩かせる
5.やっていることを止めない
6.すぐに手助けしない
7.興味を持ったことを応援する
8.子供目線で一緒に遊ぶ
9.話に共感しながら最後まで話を聞く
10.いつも楽しんでコミュニケーションをする
■脳神経細胞は、3~7歳は少し減る「間引き減少」がある
・脳にとって悪い習慣をやめる「勉強やスポーツができる脳」のベースを育てる」
※悪い習慣は上記の逆
■脳神経細胞は、7~10歳は情報伝達回路を発達させていく
・自ら学ぶ「本当に頭が良い脳」を育てる
10歳以降は良い習慣を生かして「才能を発揮する脳」を育てる
└10歳以降は大人と脳の作りが同じになるので、どんどん勉強させてOK
・鍛えるべき知能は「空間認知能」
└正しい姿勢を身に着ける(縄跳びが良い)
└絵を描く(話を聞いて、イメージをアウトプットする)
└積み木やブロック遊び
└裸足や水泳
①「年齢に関係なく脳が好む教育」と②「脳神経細胞の増減に合わせた教育」をしていくことが重要
①「年齢に関係なく脳が好む教育」
・物事に興味を持ち、好きになる力をつける(p.52)
・人の話を感動して聞く
・損得を抜きにして全力投球する素直な性格を育む(p.55)
・「無理」「大変」「できない」など否定的なことを言わない(p.56)
・目標に向かって一気にかけ上げる
・だいたいわかった等と物事を中途半端にしない
・重要なことは復習し、繰り返し考える(p.60)
・自分のミスや失敗を認める
・人を尊敬する力をつける
・類似問題で判断力を鍛える(p.64)
②「脳神経細胞の増減に合わせた教育」 -
この手の本で、ちなみに私は子どもの頃…と自身の経験を具体例に出してくる人は、何をもって自分のことを成功例だと考えているのだろう。
人間に本能があることと、子育てですべきこととの間に全く論理必然性がなく、著者の個人的な主義主張を並べたにすぎない内容だと思った。