この世界の片隅に : 上 (アクションコミックス) [Kindle]

著者 :
  • 双葉社
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レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (142ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 戦時中の市井の人々が日常生活をどう過ごしていたかを、明るい主人公すずの視点を通して描いた漫画。
    昭和19年から終戦に向けて、月ごとに時間が経過していくのがはっきり分かる構成となっている。戦況の悪化に伴い、配給が厳しくなり、そして人々に命の危険が生じていく。それにも関わらず、自分を抑圧せず日々を過ごしている、すずの表情が印象的であった。

    ところで、この漫画を読んで気になったのは、「世界」という2文字の言葉であった。「第2次世界大戦」と言われるように、国家と国家の集合も「世界」であれば、毎日の家庭生活も、そこでひたむきに生きる人々にとって「世界」になる。
    漫画が直接描いていたのは、後者の世界ではあるが、玉音放送後のシーンで「自分はまだ戦えるのに。」と叫ぶすずの表情から、この2つの世界は別ではなく、交わっているという必然を改めて感じることができた。

  • 映画を観たその日にKindleでポチる。
    主人公のすずさんが天然で健気で可愛い。戦時中のごく普通の人の生活を描いている。貧しいながらの衣食住の工夫、知恵。家族や近所の人と支え合って、励まし合って、落ち込んでなんかいられない。
    上手く感想が書けないので是非読んで欲しい。映画もおすすめ。
    161221

  • 映画はあまりにも良かったので原作を読まなかったのだけども、ドラマを見たらやっぱり読みたくなってしまった。スズの普通の中にある情熱や強さ優しさががとてもしみる。戦争は私にとっても遠い過去のことだけど、どんな世界にも普通の生活があって、その中に悲しいことも愛すべきこともあるのだと、そう思うのでした。でもやっぱりノンの声で読んでしまうな。

  • 普通に主人公の片手がお話の途中でなくなるって、あるんだ。普通の人たちが普通の生活の中でよくわからないまま普通でないことに次々遭遇していくということなんだとよくわかった。

  • 書籍版持ってますけど引っ越しで行方不明に。。。懲りてKindle版買い直しました。

  • 映画を観てきたので読む…すごいな、映画ってこのまま、そのままが動いてたんだ。こまいなあ、懐かしいなあ。

  • こうのさんは、声高に語らず、心に入り込んで、こらえきれない感情にしてしまいます。天然ぽいすずさんは、どこにでもいる“すずさん”です。戦時下で物資は欠乏しますが、淡々と暮らしています。例えば、楠公飯のシーン。節米で増量したご飯はとても不味いものでした。そこで、「あれを喜んで食べられる楠公さんは豪傑だねぇ」、のひと言がこうのさんの味です。これから進む話の先には、深刻な事態が待っています。覚悟して読み進みます。

  • 映画がなかなかよかったので原作も読んでみたく、3巻まとめてポチッと購入。
    今のところ映画はなかなかに原作に忠実でありながらも、原作には描かれていない部分を見事に補完されている。
    コマとコマの間がきちんと繋がっているというかそんな感じ。
    そして映画では時間的にカットされたであろう部分が原作にあってよい。
    お互いを補いながら存在するような感じで、やはり映画も観て原作も読んでと両方楽しむのがベストである。
    まあどっちが先でどっちが後かというのは悩みどころであるとは思うが。
    しかしおばあちゃんの「傘」のシーン。
    映画館で吹き出してしまったが、周りは全然笑ってなかったなあ。
    ピンとこなかったのかこらえていたのか・・・
    僕はこらえきれませんでしたけど(笑)

  • いつ読み切るか分からないので都度★評価をば。
    映画を観に行けてないので純粋に初めての遭遇ですが、この漫画はまずい。内容が悪いということではなく、終わりが1945年8月らしいという意味で。描写される題材は何処にでもある日常、それが確実に消失することを読者は分かっている訳だから、下手なサスペンスよりも怖く、そして読み進めたくなくなる。
    うーむ、続きを読みたいが読んではいけないというか。間違いなく良い漫画ではないかな。

  • そうだよな。戦時中にも日常があったんだな、って。

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著者プロフィール

こうの 史代(こうの ふみよ)
1968年広島県広島市西区生まれの漫画家、イラストレーター、比治山大学美術科客員教授。広島大学理学部中退、放送大学教養学部卒業。
『夕凪の街 桜の国』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、手塚治虫文化賞新生賞受賞。「このマンガを読め!(2010)」第1位および文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞『この世界の片隅に』は2011年TVドラマ化・2016年映画化され、とりわけ映画は観客・著名人から極めて高い評価を受けて大ヒット作に。国内外でも絶賛されて多くの映画賞も受賞。2018年7月期、TBSで再度TVドラマ化される。
その他代表作として、『ぼおるぺん古事記』、『荒神絵巻』など。

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