元刑務官が明かす死刑のすべて (文春文庫) [Kindle]

著者 :
  • 文藝春秋
3.22
  • (0)
  • (4)
  • (4)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 28
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (266ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 死刑を執行する側の立場、苦悩を初めて知った。

  •  
    ── 坂本 敏夫《元刑務官が明かす死刑のすべて 20060510 文春文庫》[Kindle]
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/B009FUWQBC
     
    「三代続いた刑務官一家」坂本 敏夫とは何者なのか
     
     坂本 敏夫  元刑務官 1947‥‥ 熊本 /出生地は刑務所の官舎。法政大学野球部中退
     坂本 □□  敏夫の父 19‥‥‥ 熊本 大阪 1965‥‥ ? /自死/大阪刑務所管理部長
     坂本 □□ 敏夫の祖父 19‥‥‥ ‥‥ ‥‥ 19‥‥‥ ? /
     
    …… プロ野球選手を目指して法政大学の野球部に進むが、1年生のと
    きに大阪刑務所管理部長だった父が自死したために、18歳で大学を中退
    して父の跡を継いだ。
     刑務官になったのは、父の死去により学費が払えなくなると同時に、
    家族が官舎を出なければならなくなったためである。坂本とその祖父、
    母、高校1年生の弟が路頭に迷うことを心配した父の同僚らが、坂本が
    刑務官になれば官舎を貸与できると、刑務官試験受験をすすめた。
     その年の10月に刑務官試験受験。12月に合格発表があり、翌1月1日付
    で刑務官になった。
    https://bunshun.jp/articles/-/41673
     
    (20201123)
     

  • 元刑務官が明かす、死刑制度の裏側。
    その裏側というのは、死刑囚や処遇官を制度からではなく、身近な人間としてその実態を見られるところにある。
    特に1章でいきなり描かれる死刑執行までの両者の苦悩、過ごし方は大きな衝撃を受けた。

  • 知識的な面も期待に添わないレベル。
    著者の意見にはアンバランスさを感じるが、そうならざるを得ない環境がうかがいしれたことは収穫。

    しかしまぁこの著者のルサンチマンはすごい。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1947年生まれ。法政大学中退。67年大阪刑務所刑務官に採用される。以後、神戸刑務所、大阪刑務所係長、法務省事務官、東京拘置所、黒羽刑務所などで課長を歴任。94年広島拘置所総務部長を最後に退官。著書に『死刑執行人の記録』(光人社)、『刑務所のすべて』(文春文庫)、『誰が永山則夫を殺したのか』(幻冬舎)などがある

「2015年 『典獄と934人のメロス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

坂本敏夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×