フライ,ダディ,フライ ザ・ゾンビーズ・シリーズ (角川文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • 本田さんのお薦めの一冊。
    読み始めて数ページで感じる、怒りへの誘導。こういう作品は、作者の手のひらで踊らされるのか分かっているから好きじゃないけど、復讐するは我にありも嫌いではない。というか、ギッタンギッタンにしてやれ!
    鈴木さんはお調子者かつ弱腰だけれども、何をするべきか、何を望んでるのかしっかりと分かってて良かった。
    護るべきものを傷つけられた所から、法律による刑法よりも、原始的な手段を選び、否定が作中で殆ど入らなかったのは素晴らしい。必ずしも皆が幸せになるのは難しいが、フィクションならではの幕引きで、感情の起伏を楽しめた。
    ただ、その後が無かったのは残念。
    パパ凄い!の場面は見たかったが、詰まるところ、朴君との友情物に見える。素直にスカッとしとけ、というのかな?
    コレが好きなら、ボックス!もいけるかと思います。

  • 中年サラリーマンが、家族に起きた不幸が元で日常生活が一変する。どん底から這い上がる中で生きる意味や家族への愛情が確かなものになっていく。子供を持つ親、中年サラリーマンにオススメです。

  • ザ・ゾンビーズのシリーズ第二弾。1と比べちゃうとなーという気がしましたが、そこそこ楽しめました。

  • 小説読んだあと映画みたけど映画は駄作。堤真一と岡田准一のキャスティングが良かっただけ。話がいろいろ違うじゃないの。
    小説の中の世界観は、人間の寂しさと優しさと強さとを強く感じる作品でとても好き。
    忘れた頃にもう一度読みたい。

  • 映画も頑張ってたけど,断然こっちの方がおもしろい。爽やかさでぎりぎり及第点をあげられるくらいちゃうかな。先に見ておいてよかった。
    男性はみんな共感する台詞なんだろうなぁと,切ないというか申し訳ない。

  • すご〜く単純で、面白かった。サラリーマンが主人公の青春物語。ま、ひと月そこらでそんな簡単に鍛え上げられるかよ、と格闘技経験者としてはツッコミたくなるけど。映画も観てみるかな。

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著者プロフィール

1968年埼玉生まれ。慶應義塾大学法学部卒。1988年「レヴォリューションNo.3」で第66回小説現代」新人賞を受賞。2000年『GO』で第123回直木賞を受賞。

「2020年 『映画篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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