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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (252ページ)
感想・レビュー・書評
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1985年の直木賞受賞作品2作に他2篇収篇。コンプライアンス的にもう日の目を見るのが厳しそうな「貢ぐ女」「弥次郎兵衛」は論外としても、全4篇とも不倫絡みなのは本の構成として少し飽きたかも‥‥。
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短編4話。貢ぐ女 /弥次郎兵衛 /老梅 / 演歌の虫。
「老梅」「演歌の虫」は直木賞受賞作品。
「貢ぐ女」「弥次郎兵衛」 は候補作品。
どの作品もわびしさ、寂しさ、悲しさ、哀れさとともに誇りがある。
「演歌の虫」レコードディレクターを作詞家・中村容子から見た話。朴訥で裏方とはこういうものかと思う。
「老梅」ずっと旦那を待つ女の話。その誇りが羨ましくもあり哀れでもあり。
「貢ぐ女」スナックのママが初めて男に惚れて貢ぐ話。貢ことの誇りが伺えて悲壮感がないところが良かった。
「弥次郎兵衛」本妻と愛人の間で揺れ動く野球選手の話。
(電子書籍 honto)
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