書けない探偵小説 [Kindle]

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  • 2012年9月27日発売
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感想・レビュー・書評

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  •  アイディアメモの羅列ですが、夢野久作先生レベルになるとアイディアメモも面白い。
     私も小説を書けないながらもアイディアメモくらいは執筆できるでしょうか?それを作品として成り立たせるには斬新な発想力が必要ですね。

    『三四郎』な人生論
     夢野久作全集2【ReadingX】(後半)
      https://sanshirou.seesaa.net/article/493140208.html

  • 折角だから、これをもとにしたお話を誰か書いてくれないもんかな。

  • 夢野氏が「素晴らしい探偵小説が書きたい」と嘆きながら、様々な構想を巡らし、最終的に「・・・・・・・ハテナ・・・・・・・。俺は一体、何を書きたがっているのだろう」に帰趨するエッセイ(?)。どの例も短編なら読んでみたくなりますね。「トロツキー&レニン」のやつと「傴僂の棺桶開き」は面白そう。
    『ドグラ・マグラ』は彼が「書きたかったもの」らしいけど、そこに辿り着くまでに多くの懊悩があったんだろうな・・・・・・・。

  • 著者が試しにこんな作品を書いてみたいという梗概のようなものをいくつか並べこれはどれも探偵小説とは呼べない。自分は一体なにが書きたいのだろうという随筆。ではないが、自分が書いてみたいことに素直であるということは読んでいて参考になる。

  • 「こんな小説を書きたい」と言うアイデアを書き綴ったもの。どれも面白そうだと思ったけれども、ここで書いてしまっているから小説には出来ないですよね。

  • 書けるものなら、書いてみたいなこんな探偵小説!

  • ミステリーは読まないので詳しくないですが、こんなところで端書にするにはもったいない、ぜひともそのまま小説にしてほしかったなぁって思える設定ばかりでした。面白いけどもったいない!設定だけでは物語は書けないもの?作家さんの気持ちが垣間見えるエッセイなのかもしれません。

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著者プロフィール

1889年福岡県に生まれ。1926年、雑誌『新青年』の懸賞小説に入選。九州を根拠に作品を発表する。「押絵の奇跡」が江戸川乱歩に激賞される。代表作「ドグラ・マグラ」「溢死体」「少女地獄」

「2018年 『あの極限の文学作品を美麗漫画で読む。―谷崎潤一郎『刺青』、夢野久作『溢死体』、太宰治『人間失格』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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