人間腸詰 [Kindle]

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  • 2012年10月1日発売
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感想 : 8
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感想・レビュー・書評

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  • 読みやすし、グロし。

  • そそられるタイトル…人間ソーセージ。

    普段読まない文体とルビだらけで慣れるまでに少々時間を要したが、地球の丸さや未知の異国を、見聞きはしながらもなかなか受け入れ難い、人々の困惑を身近に感じる効果がある。

    肉挽き機械のシーンはあまりリアリティがなかった。
    しかし実際ミンチになるのはあっという間で、叫び声をあげるくらいしかできないのかもしれない。

    少なくともこの話を覚えているしばらくの間は、ソーセージを食べたくない。

  • 作者にしては捻らずという印象でしたが、だからこその軽妙さがあるとも感じました。長さ的にも読みやすさがあって良かったです

  • 落語っぽい、微ホラーな作品。
    ストーリーはタイトルから大体想像できてしまうが、サクッと読めて良かった。

  • ソーセージ食べたくなくなった

  • アメリカに出稼ぎに出た男が、女に拐かされギャングの親玉の元に連れていたれた挙句、ひき肉機に入れられて人間腸詰めになりかけると言う話。

    この男は腕のいい大工で、秘密の仕掛けを作らせるために誘拐されたのですが、承知せず、甘い言葉を囁いてもうんと言わなかったので「ひき肉にしてしまうぞ」と脅される。

    しかも本当にただ気絶しているだけだった女の子を生きたまま機械に入れてしまう。おぞましい光景です。

    それを見てさすがに正気を失うのですが、そのおかげで助かることにもなる。

    物凄い設定の話でした。

  • タイトル通りだった......。

  • タイトルほどのグロさはない。
    が、ストーリーは面白い。

    近代のおどろおどろしさみたいな雰囲気が良いと感じる。
    夢野久作の著作は、そういうのが味わえるのが個人的に好きだ。

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著者プロフィール

1889年福岡県に生まれ。1926年、雑誌『新青年』の懸賞小説に入選。九州を根拠に作品を発表する。「押絵の奇跡」が江戸川乱歩に激賞される。代表作「ドグラ・マグラ」「溢死体」「少女地獄」

「2018年 『あの極限の文学作品を美麗漫画で読む。―谷崎潤一郎『刺青』、夢野久作『溢死体』、太宰治『人間失格』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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