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感想・レビュー・書評
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わたの原
こぎいででてみれば
久方の
雲ゐにまがふ
沖つ白波
--大海原に舟をこぎ出して見渡すと
遠くの方では
空の白雲と見分けがつかないような
沖の白波が立っている
(法性寺入道前関白太政大臣 百人一首76番)
瑞沢高校かるた部の新入生2人。
下の句かるたの腕前に自信を持つ秋博。
超恋愛体質の菫。
面倒くさくて足手まといにすら思われた2人を登用したのは勉だった。
「大丈夫。おれもあるから。チャンスもらったことあるから」
戦いが進む中、部長の太一は様々なことを背負いすぎていた。
スポーツ万能で成績優秀な彼は、まわりが見え過ぎてしまうのだ。
A級の実力がありながら、B級にとどまっている焦りもあった。
「まつげくん、個人戦は団体戦。団体戦は個人戦だよ」
原田先生は、急所を突く一言で本来の実力を引き出そうとする。
福井の新は、遠く離れた仲間を想い、再会を期して時を待つ。
「目標は日本一!」
キャプテン千早の号令で、メンバーは決戦の舞台に挑む。
かるたにかけた熱い季節が続いていく。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
高校の団体戦地区予選。
新入部員達が、ただの冷やかしだけじゃない、ちゃんと背景のあるキャラになってきて面白い。
もう出て来ないのかと思っていた北央高校もまだ出てきたし、脇役キャラが盛り上がってきた。
白波会の坪口さんもようやく覚えられた。
名人戦の相手って白波会の人だったんだ!? -
個人戦は団体戦、団体戦は個人戦
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読むのを再開。さわやかでいいっすね。