ある自殺者の手記 [Kindle]

著者 : ギ・ドモーパッサン 秋田滋

• 2012年10月4日発売

感想・レビュー・書評

[弟にだけ強い兄さんの感想 · 2023年5月2日]

まちがっても晴れた日曜の朝なんかには読まない方がいい。
読みながら昔ハマったあるゲームのことを思い出した。

[aquaさんの感想 · 2021年10月24日]

どんな理由で死を選んだのか、興味を持って読み始めたのだが、男の手記を読むにつれ、焦燥感が頭を埋め尽くしていく。書かれているのはどれもこれも普段からよくあるような感情であり、思い出であり、主張であった。
何もそう特別な理由などなく死を求めることもあるのかと不安に揺らぐ。
死に臨む男に、過去の思い出から感情を蘇らせるのはあまりに酷な気がした。素晴らしい思い出や、希望に満ち溢れたかつての自分こそが、今現在の自分を苦しめるのかもしれない。

[桑さんの感想 · 2019年8月5日]

古い言い回しが特徴的。生と真面目に向き合った時、悲しみが死へ己を向かわせるのかもしれないとこの本を読んで思った。