運命のSOS [Kindle]

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  • 2012年10月4日発売
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感想・レビュー・書評

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  • タイタニック号の事故のドキュメンタリー小説です。1997年にレオナルド・ディカプリオ主演で映画化されているので、ご存じの人も多いと思います。
    当時、世界最大で豪華な設備の整ったタイタニック号がなぜ、最初の航海で沈んでしまったのか。そしてなぜ半分以上の人が犠牲になったのか。物語は事実を淡々と述べるように、いろいろな角度から語られています。
    昭和初期に書かれたものですので、ちょっとわかりにくい漢字もありましたが、読みやすかったです。興味のある方はお勧めです。

  • 戦前に書かれたものだが、現代の事故ルポルタージュを読んでいるかのようで、良くも悪くも時代を感じず、今の感覚で読めてしまった。さらっと読めて面白いですが、深くまで踏み込んだないようというわけでもなく、時代が感じられるというわけでもなく、満足感はそこまでといったところ。

  • 戦前に活躍した複数のペンネームを持つ作家、
    牧逸馬(本名=長谷川海太郎)による実録物の一つで、タイタニック号遭難の話。
    タイトルは、
    救助を求めるSOSを発信する際、担当者も最初のうちは余裕の笑みで、
    こんな信号を打つ機会は滅多にないだろう――
    などと宣っていたというエピソードに由来。
    恐ろしい。
    ところで、今は亡き祖父の蔵書の中に牧逸馬の本があったことを思い出す。
    こっそりページを捲ってみたら伏せ字だらけで読み進められなかったなぁ(笑)

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著者プロフィール

1900-1935。作家。『新青年』などで活躍。谷譲次、林不忘と三つの筆名で、実話物、ミステリ、時代小説などで活躍した。

「2018年 『世界怪奇残酷実話 浴槽の花嫁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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