僕たちは知恵を身につけるべきだと思う [Kindle]
- クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2012年8月13日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (317ページ)
感想・レビュー・書評
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仕事で色々悩んでる中読むと、中々スッキリしました。
自分が悩んでいるのは、仕事における根回しをはじめとした調整やら人を動かすこと。今までそういうことを避けてきたし、苦手意識を持っています。今まさに。
特に営業という仕事をやっているので、多方面に調整する必要があり、その場面に出会すと毎回、「めんどくさぁ〜」と立ち止まり、一旦問題を放り投げる。そろそろヤバいとなって、渋々仕事を再開するというような非常に後ろ向きであり、しかもスピードも遅いという悪いリズムで毎日仕事に励んでます…。
この本では義理人情が大切であると説く一方で、ドライな部分もあって、合理性と義理人情、その両方を使い分けることが重要であると感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
5W1Hのうち、WHYとWHENが特に重要。これがないのは目標ではなくただの願望。「重要だがやりたくないこと」を後回しにしない。判断を早く、行動を早く、とにかくスピードを重視する。手前の1円と遠くの100億円(願望)、どちらも視野に入れておき、目の前の小さな目標を確実に達成していく。特別な才能よりも人間性が大事。など。
義理人情とスピードを意識して仕事をしていこう。 -
求めていた本と巡り会えた。今後の道標にさせてもらいます。期間を置いて、再読したい。そんな本だった。
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作者は東大やハーバード大学を出ている人ですので間違いなくエリートと言える学歴を持っている人です。世間的にはエリートと呼ばれて不思議のない人ではありますが、そんな作者が中途半端な才能や強みはかえってその人の「弱み」になりかねないと語られている点は面白いと思いました。
リーダーとしての生き方も「リーダーは死ぬものだ」との考え方で、俺の屍を越えてゆけの気持ちでいなくてはならないとの事を書かれていますので、本の通りの生き方をしているのであれば、格好のいい生き方をしている人だと思います。
本書内では作者が伝えたい事を時間をかけて書いたと言っていますので、内容は多岐に渡っていますが、伝えたい事は人生は知識より知恵が重要であることであり、作者の本当に伝えたい知恵は「目標を明確にして、それを達成するための適切な戦略」を立てる事、ふたつめは「目標が間違っていると思ったらすぐに修正すること」そして最後は「根拠なき自信」ではないかと思います。
作者の他の本も読みたいなと思いました。