- Amazon.co.jp ・電子書籍 (242ページ)
感想・レビュー・書評
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人間の狂気が描かれていた。しかし自分もこの感情、この狂気を持っている人間ということがとても怖くなった。好きな話ではないが忘れられない作品になった。
この狂気や感情を教えてくれてありがとう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全3巻読破しての感想。
第1巻がアマゾンのキンドルで99円だったので読んでみたが、すぐさま残り2巻を通常価格で購入。
まんまとアマゾンの罠にはまってしまった。
他にも1巻だけ安価というのをいくつか読んではいたが、2巻以降買ったものは無かった。
しかし、この作品に関しては
レビューにいろいろ書かれており、かなりきつい作品だと前もって知った上で読んだが、それでもきつくてえぐい。
前情報無しにいきなり読んだらかなりショックだろう。
救いのある話ではないし後味も残る。しかし過激な描写の裏に描かれる登場人物達心情は、デフォルメして過激に描かれているものの、根底としては、「普通の人」の感情を切り取ったものだろう。
普通に平和に暮らしていることがいかに幸せなことか痛感。 -
ある意味「バトル・ロワイアル」だと言えなくもないこの話。予想通りあまり救いはなく、万人受けする作品ではなさそう。この話にケレン味でなく決着をつけた、という点に★+1。
「桐島、部活やめるってよ」がスクールカーストを描いていたと話題になったけど、本作も学校の閉鎖性が描かれている。もちろん、それが原因で殺し合いにまで発展しないだけで、これに近い責任転嫁や酷いこと、というのはさほど日常から離れたところにはない。「リリィ・シュシュのすべて」なんかとも共通のテーマ性。