部長 島耕作(12) (モーニングコミックス) [Kindle]

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  • 講談社
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  • 福岡HSCにて「博多祇園山笠」に参加する島耕作。奇しくも今日は7/1。今年もお祭りは始まったのだろうか?オレは祭りという祭りが苦手で久保田さんの孫のたかしくんと同じような感覚をずっと持ってたな。どういう風にその場に居れば良いのか未だによく分からない。年々雰囲気だけは楽しめるようになったけども。あと祭りじゃない日の博多の櫛田神社には寄ったことある。由緒正しい風格ある神社だった。部長シリーズもあと2巻。ついに今野社長から島耕作へ社長のポジションが譲られることになった。意図せずして景気の後退、業績の悪化がそれを後押しした。企業も余裕がなくなれば派閥争いは一旦横に置いて実際的で真っ当な判断を下すようになるんだなあ。余裕がなくなれば背に腹はかえられない。ただギリギリまでは執着するものだが。よおく覚えておこう。落ち込んだ今野さんの悲しい吐露。ビーチサンダルを釣る。(写真①)上司の愛人を充てがわれていたことに気づいていた今野さん、悲しすぎる。最後の最後でこういうハメになるんだろうなとは思っていたが、いざその時を迎えたらやはり憎い人ではあるけど可哀想な人でもあるんだろうな、本当の悪人ではないただの小悪党なだけだから。でもとても他人事とは思えない、身につまされる話だった。ラストまでこの感じ続きそうです。哀愁の博多。

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著者プロフィール

1947年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業。松下電器産業に勤務の後、74年漫画家デビュー。
85年『人間交差点』(原作 矢島正雄)で第30回小学館漫画賞青年一般部門、91年『課長 島耕作』 で第15回講談社漫画賞一般部門、2000年『黄昏流星群』 で第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、03年同作で第32回日本漫画家協会賞大賞を受賞。07年には紫綬褒章を受章している。
主な作品はほかに、『ハロー張りネズミ』 『加治隆介の議』 など多数。現在は『社外取締役 島耕作』(「モーニング」)、『黄昏流星群』(「ビッグコミックオリジナル」)を連載中。

「2023年 『逢いたくて、島耕作(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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